お金をもらう、稼ぐということ ~どんな価値を提供できるのか~
子育て お金を稼ぐ お金をもらう 価値を提供する ポジティブシーン ネガティブシーン
コロナで今年のボーナスが大幅ダウン もしくはボーナスがでない
なんていう人も多いことでしょう。もちろん業種業態によってもその影響を
もろに受けているところもあれば、そうでないところも様々だとは思いますが、
全体的には経済状態がよくないことは確実ですからね
そんな状況の中で、今日は
『お金をもらう、お金を稼ぐ』
ということについて自分が考えていることをお伝えできたらと思います
私も含めた多くの大人たちが日々お金を稼ぐという仕事や行為を継続して、
自分や家族の生活が成立するようにとか、自分の好きなモノを購入できるように
生きているわけですが・・・
お金をもらうとか稼ぐということに対するイメージは
人によってずいぶん違うものだなと思っています
自分が幼い頃、実家は設備工事店、いわゆる”水道屋”を経営する家でしたので、
現場から父親が現金でお金を集金して、それを帰ってきたら札束ごと母親に渡す
というシーンを日々見ながら育ちました
だから、一般的なサラリーマンの毎月同額給料でボーナスが年2回あるという
認識はなく、仕事がたくさんあった月はたくさんもらえて、
仕事がぜんぜんないときはお金が少ないという認識を子どもながらにしていました
雨の日が続くと、外の現場の場合は仕事ができないので、父親は家に
いる、それはつまり、今月はお金があまりもらえない、それはつまり
今月は”すかいらーく”には行けなそうだな そんな感じです。
我が家の外食は、自分が”すかいらーく”のお子さまランチをすこぶる気に入って
いたため(特にプリン)、すかいらーくに行くのが定番化していました
でも、自分がサラリーマン家庭に育っていたら、上記のような認識にはなって
いないんだと思います
そんなシーンを日々目にしながら・・・
なんとなく自分も将来は経営者になりたいなと思ったのも事実
そんな日々のシーンは自分にとってポジティブな印象だったということなんでしょう。
自分の父親が、ポルシェに乗っていたことも、当時の自分にとっては
ちょっとした良い気分だったんだと思います。
でも・・・
父親がいつも疲労困憊で、お金の工面に困っているようなシーンを
子どもの頃に毎日のように見せつけられていたら、おそらく今のように
会社経営者にはなってないかもしれません
何が言いたいかというと・・・
近くにいる大人の姿を見て、子どもが何かを感じるわけです。
私たち大人たちが思い描いているお金をもらうこと稼ぐことに対する
スタンスがとても色濃く反映されてしまうわけです
まわりの大人たちが、疲労困憊になりながら、会社の上司や部下や仲間、
お客様などに愚痴をいいながら、お金を稼ぐのは大変だ、苦労の連続だ、
もうこんな仕事はやりたくない・・・
なんていう姿を日々見せていたら子ども達はどう思うのか??
『お金をもらう、稼ぐって、大変で苦労の連続で楽しくないことなんだな』
ということになる。
つまり、ポジティブではなくネガティブなイメージの刷り込みや洗脳に
なってしまう。これってよろしくないですよね
でも、実際にいろいろな若い人と話していると、そんなイメージを持っている
な~と感じる人に遭遇することも少なくありません。
苦労した分だけお金をもらえるとか、我慢をすればお金をもらえるみたいな
考え方のウェートが高すぎる人がいるなと感じることがあります。
もちろん一理はあるのですが、大切なことは、
『相手や世の中に必要とされている価値を提供すること
によってお金はもらえる』
という考え方ではないでしょうか
『苦労の交換ではなく、価値の交換』 なんですよね
若くて未熟なときはその価値を提供するための知識や技術や経験が乏しいから
時間で投資する割合が多くなる、だからどうしてもそこは苦労や大変と
感じることが多くなる。
でも、そこでただ愚痴っていたら、そんなネガティブな時間で一生過ごす
ことになりかねない。
だからこそ早く経験を積んで、知識や技術を身に付けて
相手が欲してる価値を提供できる人間になることが大事なんだ。
そして、それを突き詰めて、誰もが認める得意分野を手に入れることで
あなたの時間当たりの価値が高まるからこそ、お金も多くもらえるように
なり、稼げるようになる。
その段階に達すると、未熟なときとは違う時間の使い方とお金の稼ぎ方が
できるようになる。
いつまでも愚痴っていつも苦労話や相手の悪口を言っている大人になりたいかな?
それとも、相手や世の中にちゃんと価値を提供できる得意分野を自分で確立して
ちゃんと稼いで、楽しそうで輝いている大人になりたいかな?
どっちの人生をこれから進んでいきたいかな?
そんなふうに、子どもに伝えてあげたらいいのかなと・・・
それを自分が実践できている状態で伝えてあげらると更に説得力ありですよね~
『相手やお客様は別にあなたが苦労することを求めているわけではない。』
お金をもらうとか稼ぐためには我慢をしないといけないんだという発想が
強すぎてしまうのはよくないと思うし、なんでもかんでも時給平均で換算しようと
する発想もよくないと思いますね。
『どんな価値を提供できるのか?』
がお金をもらう、稼ぐためのポイントですよね。
1時間で100円の価値しか提供できなければ100円しかもらえないし、
1時間で10万円の価値を提供できれば、10万円をもらえるわけです。
だから、お金をたくさんもらいたいのであれば、稼ぎたいのであれば
自分の時間当たり付加価値を高めていくことが大切だし、提供する価値に
多くのニーズがあるということも大切になるでしょう。
だって、自分では価値があると思っても、相手や世の中がそれを必要と
してなかったらお金と交換してくれないですからね
ビジネスの世界でも、既存の考え方のままで業界相場がこうだからという
発想が色濃い人がいるのですが・・・
じゃあどうしたら提供している価値を高めて、
客単価アップすることができるのか?
利益率アップできるのか?
と考えて自分達の商品やサービスを進化させていくことが大切だし、
それができていなければ、現状維持もしくは業績ダウンは免れないでしょう。
自由競争、資本主義の世の中で、やはりお金をもらうこと、稼ぐことに
一喜一憂する日々だと思いますが、そこに対する自分のスタンスを少し
整理してみました。
我が子たちが、お金をもらう、稼ぐ、働く、大人になる・・・
ということにネガティブな感情を抱かないようにしていかないと
そのためにも・・・
親として日々楽しく稼ぐこと、
会社経営者としても世の中に必要とされる価値を提供していくことで、
子ども達にポジティブなシーンを日々インプットしてあげること
が自分の役割だと思っています
皆さんのご家庭でもそういうシーンがたくさんあればあるほど、
子ども達は未来への希望と期待が持てることでしょう。
大人が人生を楽しでいるシーンをたくさん見せていくことがとても大事なんだ
と思います。
お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。