20年後の幼稚園のニーズ予想から運営戦略を考える!!
- 2020.09.30
- 園トータルサポートCONSULTING
雑賀竜一 幼稚園経営相談 運営 未来予想 相談 コンサルティング
『刺激が未来を変える』
昨日書いたブログのメインメッセージです
今自分が置かれている環境からの刺激も大切ですが、これからやってくる
未来のイメージや予想からの刺激を受けて、逆算しながら今打つべき手を
変えていくことも大切であり、ある意味の人間の賢さの1つだと思っています。
なぜならば、これは脳科学者として有名な澤口俊之先生から
教えていただいたのですが、未来予想ができる力は人間特有の力だと・・・
未来を予見したり、未来の計画を立てたりすることを”未来記憶”と呼ぶ
らしいのですが、未来記憶をできる時間が、チンパンジーが約14時間
ボノボが約1日程度。
人間は、明日、1週間後の計画が当たり前にできるわけですが、
未来記憶のレベルがその他の生命体と比較して卓越しているわけですよね
その内容について更に詳細が知りたい方は、以下のブログ記事をクリックして
ご覧ください。
今日で9月も終わり、明日から10月ですが、10月になると私がメインでお手伝い
している幼稚園業界では、園児募集の入園説明会が各地で行われて、11月1日に
入園申込という流れになっていきます
そういうタイミングということもあり今日は、これからやってくる
幼稚園業界の未来からの逆算ということで、2年半くらい前に自分が書いた
記事がありますのでそれを以下に貼りつけておきます。
ぜひ業界関係者の方はご一読下さい。
この記事にも掲載してありますが、日本の子どものマーケット推移とその流れに
伴う将来展望は以下のようになることが予想されています。
★乳幼児の人口は今後数十年にわたって減少していくことが予測されており、
国の推計によれば、5歳未満人口(中位推計)は、2014年から2040年までに
34.6%減少し、減少幅は最も大きい青森県では46.4%、
最も小さい愛知県でも26.2%に達する。
★出生率は国の中位推計、保育所利用希望割合は過去10年と同様のペースで
上昇するという想定にも とづく試算結果(標準ケース)では、
保育所と幼稚園をあわせた保育ニーズは、2015年の実績385万 人がピークで、
以降低下し2040年には327万人となる。
★一方、出生率・母親の就業率ともにこれまで 以上のペースで上昇した場合
(高出生率・高就業率ケース)、一般的な通念と異なり、保育ニーズは
2020年以降420万人前後の高水準で推移する。
少子化対策、女性の活躍推進が結実すれば、保育ニー ズは現在よりむしろ
増加する可能性すらある。
ただし、保育所と幼稚園では様相が異なり、幼稚園ニーズの減少が著しい。
例えば、全国ベースの 標準ケースでは、保育所ニーズは2015年実績の233万人から、
2020年には254万人になり、以降2040年ま でほぼ横ばいで推移する。
★他方、幼稚園ニーズは女性の就業率上昇が需要減要因となり、
2015年の実績151万人から、2040年には64万人と半分以下になる。
上記の記事にも書きましたが、この未来予想にどんな刺激を受けて、
これからどうやって運営戦略を最適化していくかが、まさに今から問われています
今までの運営スタイルではニーズを満たせなくなっていくことが予想される
中で、変化と進化をためらっているような園が淘汰されていくでしょう
何もすべてを変えるということではなく、今までの歴史の中で積み上げた強みを
活かしながら、時流適応していく必要があるということですよね
そんな未来予想の中で、これからの運営方向を模索している方や
園の現状に不安や悩みを抱えている方がいらっしゃいましたら、
ぜひ気軽に弊社までお問い合わせ下さい。
(基本的に初回相談費用は無料で対応させていただきます)
【お問い合わせ先】
株式会社クロスライフパートナーズ
TEL:080-4098-3326
E‐mail:info@crosslifepartners.com