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アドバイスの不変性と可変性?~あるべき論・正論を押し付け過ぎない~

20200824

残暑お見舞い申し上げます
8月最終週に入ったといえども、まだまだ猛暑が続いていますね

インディ500での佐藤琢磨選手の優勝!!
2017年に初優勝して今回が2度目の優勝ですよね これってものすごい
快挙だと思うのですが、日本での報道があまりされていないのが残念

20200824

同年代の佐藤琢磨選手からもちろん刺激を受けましたし、
リスペクトしている人物の1人ですね~
初優勝の際にもこのブログで記事にしているので以下に貼りつけておきますね。

先日、佐藤琢磨選手が日本人で初めてインディ500で優勝!!日本人初の快挙ですよね~なんと優勝賞金は2億7000万円・・・すごいですね~父親に幼稚園の頃から富士スピードウェイに何度も
2017-06-09 23:23

さて、今日の本題に・・・

皆さんもビジネスのシーンやプライベートのシーンで、誰かにアドバイスを
求められることがあると思います。
そこで、

『同じような相談や質問には必ず同じアドバイスになるのか』と問われたら、
どう回答しますか?

自分の場合は・・・『現実的に同じにならないことも多くある』
という回答になります。

コンサルタントなのにそれでいいのか??
なんてご指摘をいただく方もあろうかと思いますが、自分でそれでいいと
思っている部分があるからそうしているんですよね~

『アドバイスは不変であるべき?それとも可変でもいいのか?』

という議論になるわけですが、自分の場合は、対象が異なる場合は
アドバイスの内容をアレンジしたり、変化させる必要がある
と思っています

その対象者の性格や特徴、抱えている背景や状況、立場や社会的影響力・・・
そのような様々な要素を加味した上で、どういうアドバイスをお伝えしたら
その人にとってベターなのかをいつも考えてお伝えするようにしているからかも
しれません。

だから、今まででお付き合いがあって時間を共有できている人で
あれば、上記の要素のある程度を把握できているので、そこまで時間は
かからないのですが、初対面に近い人の場合は、相談を受けながら、
その人のあらゆる要素を把握させてもらう時間が必要になりますね

一般的にはAであるべきなんだけど、この人にとってはBという選択肢のほうが
マッチしているかもしれない・・・だとしたらこの要素についてもう少し深掘り
して聞いてみよう・・・そんな感じでしょうか。

世間一般のあるべき論、自分自身の中にあるあるべき論を押し付けるだけでは
対象者にとってベターなアドバイスにはならないことも多い
のかなと思っています。

そのアドバイスがその人にとってより良い未来につながるようにならないと
そのアドバイスの価値が高いといえないですよね

あるべき論や、正論を押し付けて自己満足していても・・・
相手がそれを良いアドバイスとして受け止めてくれる否かは別問題ですからね。

その当時は、Aというアドバイスをしても時間経過とともに対象者を観察していった
結果、途中からBという違うアドバイスをすることも必要なときがあると
思っています。環境もその人自身も常に変化しているから、時の流れとともに
アドバイスだって変える必要がある
でしょう

そして、アドバイスのティーチングとコーチングウェートにも気配り
しているつもりです。
これも、相手の性格や経験値や知識レベルなど、いくつかの要素を考慮
した上で、そのウェートを変える必要があると考えています。

自分としては、『余白の与え方を変える』
ということを常に意識しています。

極端に言えば、100%こうしてください!!というのは余白0。
あなたはどう考えてどのように進めたいですか?とすべて考えてもらうのが余白100。

0~100の間の余白バランス調整が必要だと思っています。
なぜならば・・・
『自分でコミットする部分を与えないと、人間は主体的に効率的に行動できない』
ということが考え方のベースにあるからだと思います。

そして、究極のアドバイスとは?

『何もアドバイスせずに相手を良い方向に導くこと』だと思っています。

そんなことどうやって??と思うかもしれませんが・・・
それを成し遂げるために大切なポイントは以下の3つではないかと考えています。

①傾聴 ②整理整頓 ③ひと押し

アドバイスを求めてきた対象者の話をしっかりと真剣に聞くこと。
そして、その人が抱えている問題や課題、現況となりたい自分とのギャップを
明確にして、ギャップを埋めていくために必要なことなどを、質問しながら
一緒に整理整頓
してあげること。
最後に、ひと押ししてあげて、前向きな未来をイメージさせてあげること。

上記の中で、こうしたほうがいいとか、こうするべきだ・・・といった
アドバイスは登場してきませんからね。
でも、対象者はなんだかやる気、できる気になってその場を立ち去っていく
これって、ある意味究極のアドバイスであり、コーチングではないでしょうか。

もちろん、相手に応じて、傾聴・整理整頓・ひと押しのレベルのさじ加減も
調整したほうがいい
とは思います

例えば、後輩がアドバイスを求めてきた~というときに、先輩として
自分のあるべき論や経験論を一方的に勢いよく話し始める方
もいるのですが、
それはあなたの思いや意見であって、相手が望んでいるアドバイスではないような・・・
と感じてしまうシーンもありますね

少なくとも、自分本意ではなく相手本意でアプローチしていく姿勢は
大切なんだろうなと思います

今日はアドバイスという自分も皆さんも普段当たり前にやっている行為について
あらためて自分なりに考えてみました。

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