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上手くいくやる気と上手くいかないやる気? ~冷静な見通しの有無~

20200630

今日で6月も終わりですね
ということは、今年もすでに前半が終わり、折り返し地点ということ。
前半戦を振り返ることもなく、明日から後半戦がスタートしていく感じです

『やる気のあるって奴は、物事の中心しか見ないんですよ。
 
面白い事っていうのはその周辺にあるんでしょ。』

たまたまYouTubeを見ていたら、林修先生とタモリさんが対談のような感じで
話していたときのタモリさんのメッセージ

『やる気満々過ぎて視野が狭くなってしまう人が多い』と言った話も
お互いにしていました。

その例として林修先生が、自分自身の教育業界の話をしていて・・・
”僕は教えることが天職です” ”もうやる気満々です”というような若い先生に
限って本当に授業がひどい
と嘆いていました

そういう先生は、生徒が見えていない
生徒を見て生徒に応じて、授業を変えるとかができない・・・
”俺はこうなんだすごいだろ” ”さぁついて来い”という感じで
ものすごい暑苦しい授業をやるという話をしていました。

そして、最後にタモリさんが伝えたメッセージが・・・

『やる気があっても物事の本質がわからないとダメ』

これ、深い言葉だなと思います

この方たち、スバっと本質論を語れる人として個人的にとても尊敬している2人です。
このブログでも、何回か登場していると思って振り返ってみたら以下のような
記事がありました。
https://www.crosslifepartners.com/2017/06/8889198/ 

先日テレビに出演していた林修先生が語ったフレーズ・・・『過去は今の色に染まる』自分の共感脳が反応したので、すぐにiPhoneにメモしておきました過去の出来事をくよくよと未だに引きず
2017-11-17 15:18

これらのブログに登場するそれぞれのキーワード・・・

『スポンジのような柔軟性』『過去は今の色に染まる』
個人的に大切にしている言葉です

ということで自分が確実に影響を受けている2人ですよね~

今回のテーマに戻りますと、やる気って大切だともちろん思っていますが、
『やる気があれば何でも上手くいくのか?』といったらそうではないということ
なんでしょうね。
これは、自分の経験則や体験からも学んできたことなので実感できます

自分がコンサルティング現場などで注意していることは、
そのやる気のベースがどこからでてきているのかの確認をすること

やる気の背景に『冷静な見通し』があるかないか”

でそのやる気の質は大きく違うのかなと考えています。

冷静に未来の行く末を見通して考えた結果、ポジティブで具体的なイメージが
持てて、自分の未来への期待やワクワク感から湧き出てくるやる気だったら、
それは上手くいくやる気だと判断しています。

しかし、冷静な見通しもなく、とりあえず気合いとやる気で乗り切ろう!!
つまり、ただのマインドコントロールだったら、それは上手くいかないやる気
だと判断しています。

この確認は、少しその人と話をしながら、質問をいくつかしていけば
ある程度わかってきますよね。
いろいろと質問をすればするほど、明確に回答
出来る人とフリーズしてしまう人の差がでるものです

あと、あくまでも個人的見解ではありますが、人前でやる気満々アピールと
自分のできることアピールが甚だしい人はちょっと怪しいなと勘繰るタイプ
です
弱みを見せないように、強そうに見せている人なんだろうな・・・なんて
考えながら、その人を観察している自分がいます。

以前、部下や若いメンバーには、コンサルタントとして、例えば10個の提案や
アイデアがあったとしても、それを全部伝えて帰ってきて満足顔している
レベルにはなるなと伝えていましたね。
そして挙句の果てに提案したのに
お客様がやらないから・・・なんて言うレベルにはなるなと。

要は、先ほど話ではないですが、そういう人は、相手が見えていないということ
急に10個の提案をすぐにできるお客様なんていませんからね~

相手の状況や今いるステージを冷静に見て、判断しながら、提案のさじ加減をすること
どのタイミングでどの提案をすると最も効率的で効果的かを考えること

それが必要とされている仕事だと伝えたかったんですよね

10個伝えて気持ちよくどや顔して帰ってくるのは、
お客様満足ではなくただの自己満足だと思ってほしかったんです

もちろん、やる気はないよりあったほうがいいに決まってますが、
冷静な見通しがないやる気っていうのは、冷静の反対?の無謀なやる気に
つながってしまう
のかなと・・・空回りするって感じでしょうか。

冷静な見通しとは、物事の中心もわかっているし、その周辺にある可能性も
すべて含めて考えが及んでいる状態なんだと思います。

だから、これから起こりうることの多くを想定できている状態なんでしょう。

その起こりうることがポジティブでワクワクして楽しいものだから
自然とやる気がわき出てくる状態こそが、本当に質の高い”やる気”なんだと
あらためて思いますね。

そういう意味では、CLPがこれから進めていきたいと考えている
2つの大きなプロジェクトの見通しをいつもイメージしているのですが、
中心も周辺も含めてただの自己満足ではなくワクワクする内容なので、
このやる気はまあまあ質が高いものなのかなと自己分析もしてみました

皆さんの”やる気”は今いかがでしょうか?

未来にワクワク、ポジティブで自然と湧き出てくるやる気でしょうか。
それとも無理くり自分の気持ちをコントロールしようとしているだけの
やる気でしょうか。

どちらも必要だと思いますが、できれば無理くりのマインドコントロールではなく、
自然と湧き出てくるやる気が多いほうがハッピーなんだと思います

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