バナーブラインドネスな時代の情報提供のひと工夫!!
- 2020.02.03
- CONSULTINGMESSAGE
今日は節分ですね
只今、奥さんと息子が御朱印集めで午前中に行ってきた
鎌倉の長谷寺の豆まきでもらった豆を食べながらブログを書いています
奥さんは『豆まきしていた人がトヨエツだった』
と興奮して帰ってきました
さて今日の本題に入りまして・・・
『バナーブラインドネス』という言葉をご存じですか?
携帯をいじっていれば必ず登場するバナー広告・・・
人はひとたびそれが自分に無関係な広告だと気づくと、本能的に無視をする。
そのような環境に慣れてくると、バナーというものに対するイメージが悪くなり
それを目にすらしないという行動特性があるということらしいです。
確かに、まったく自分も上記に当てはまりますね
ごくたまに気になるバナーがあればクリックしますが、
日々目にするそのほとんどをクリックすることはないのが実態ですね
急に登場してきて何かをむりくり宣伝しようとする、アピールしようとする姿勢自体が
個人的にはあまりポジティブな印象を持ちません。
しかし、逆の発想で考えてみると・・・
ごくたまにクリックしてしまうものがあるのも事実
そのポイントは何かと考えてみると・・・
自分の興味関心にマッチしたメッセージには自然と反応してしまうのも
人間の特性ということではないでしょうか
広告効果やマーケティング効果をより高めるためのポイントの1つは
そこにあるでしょうね。
『自分がその時に、興味関心があるテーマについては、なぜかその情報が
飛び込んでくるように感じる』
そんな経験はありませんか?
例えば、あるブランドのバックを欲しくなっていろいろリサーチしている
ときに街を歩いていると、そのブランドのバックがやたらと目に入る。
ある車を買いたいなと思ってリサーチしているときに街を歩いていると
やたらとその車が目に飛び込んでくる。
そんな状況は言われてみれば思い当たる人は多いのではないでしょうか??
これを脳科学の世界では『サーボメカニズム』と言うらしいですね
人間の脳が持っている優れた能力の1つで、何かのテーマにアンテナを張ると
その情報を本能的に集めてしまうというものです。
ということは、その本能的な能力を逆手にとって・・・
ターゲットが興味関心を持っているものを的確に把握して、
その人に呼び掛けるようなメッセージを届けられたら反応率がアップする
というシナリオが成立するわけです。
ここのポイントは、”その人に呼び掛ける”ということ。
『その人が、まるで自分のことを言われていると感じるフレーズ』
その人の心理状況を考慮したフレーズづくりがポイントになるでしょう。
コンサルティングの現場では、そんなところもお手伝いするときが多いですね。
『ターゲットの本質的なニーズと心理は何か?』
そこを深掘りして考えていく時間が大切になるでしょう。
それにプラスしてポイントとしてお伝えしていることは、
『スナッカブル・コンテンツ』
スナックのようにつまみ食いするように斜めよみできるような情報という意味です
つまり簡単に言えば、長ったらしい文章は最後まで読まれないし、長ったらしい
動画も途中で飽きてしまう人が多いということですよね
(このブログもまあまあ長いですが、目的がまた異なるのでご了承下さい)
多くのメディアコンテンツがある中で、効率的・効果的にターゲットとの初期
接点をつかむためのポイントがそこにあります。
『伝えたいメッセージや思いを端的に届ける』ということですね
消費者やターゲットが注意を傾ける短時間の中でインパクトのある情報を
届ける工夫が必要になっています。
ある記事には、注意を引き付けられる時間は6~8秒ということが書いてありました。
その短時間でその人の気持ちを掴めないと、次の情報提供までつながっていかない
というのが現実なんですよね。
そういう意味では、文章よりも画像や動画のほうが活用しやすいという
のもわかりますし、YOUTUBEなどの閲覧者が老若男女問わず多いというのも
うなずけます。だって今、皆さん文章読まないですからね・・・
例えば、YOUTUBEの最初の停止画面にあるメッセージフレーズや
タイトル付けを少し意識して注意してみてみるのもいいかもしれませんね。
閲覧数が多いコンテンツは、どんなフレーズと画像とタイトルを駆使
しているのか・・・
そうやって自分のまわりに今起こっている現象を、傍観せず、
意図をもって意識して捉えるだけでも、学べることはたくさんあると思っています
あと、今回上記した内容は、
プレゼンテーションの上手い人と下手な人の差としてもまったくあてはまる
なと今思ったので付け足しておきます
いきなり、自分が伝えたいことを一方的に話したり、
売りたい商品やサービスを自分勝手に宣伝する人はひかれてしまうでしょう。
そして、その後の話も聞きたくなくなるでしょう。
だって、それは聞いている人の興味関心とかけ離れているから。
それに加えて、やたらだらだらと長くまとまりのない話をされても
ひかれてしまうでしょう。自分では気持ちよく話しているのでしょうが・・・
やはり、相手の心理やニーズをしっかり把握しながら対応策を考えていく
というのがマーケティング発想でしょうし、それができている人とそうでない
人では結果や成果が違ってくるのは当然でしょうね
今日は、情報が溢れまくっているときだからこそ、それを提供する側の
ひと工夫について、普段コンサルティングの現場でもお伝えしていることを
書いてみました。何かの参考になれば幸いです。
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