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想定外と問題解決能力の関係?? ~未来への期待と問題の共存~

20191112

今日は、丸の内の一流企業が入るビルのかっこいい会議室にて
アドバイザーとしてサポートしているある施設開発プロジェクトの定例会に出席

基本的に月1回プロジェクトメンバーが全員集まってミーティングを行っています

世の中に何かインパクトのあるもの、新しい価値を作り出そうとアイデアを
出し合いながら、カタチにしていくプロセスはいろいろな意味でワクワクしますし、
自分達が作り出す未来への期待感もあって楽しい時間となります

しかし、その反面、何か新しいものを生み出そうと思って進めようとしても

ステージごとに壁が立ちはだかったり、
想定外のことが起こったり、
イメージ通りの時間軸でことが進まなかったり・・・・

この1年数ヶ月の準備期間の中で、そんな時間を繰り返しながら
進んできたな~と振り返ることができます

今日は、一度クリアできたと思っていた課題に、新たな問題があることが判明して、
プロジェクトメンバーとその分野の専門家も同席してもらいながら
問題解決に向けて2時間以上話し合う時間となりました

今日の話し合いの段階で、明確な問題解決策が出たわけではありませんが、
今後の方向性については、メンバーでの共通理解ができたと思います

新しいことにチャレンジするということは、経験したことがない、想定できて
いないことが多いわけですから上記のようなことに遭遇する可能性が高くなる
のが普通かと思います

逆の考え方をすれば、新しいことにチャレンジすることなく、今まで経験
したことのある、そして想定内でできることしかしていない人は、
ワクワクも少なければ、大きな壁や問題に遭遇することも少ない
ということ
になりますよね

これって時間の使い方として大切なポイントが潜んでいるのではないかと
思うのです。

『未来への期待感とそこに立ちはだかる問題の共存』

このような感覚を持った時間を多く過ごせている人こそ、質の高い時間を
過ごせている人なのかなと思いますね

成し遂げたいビジョンや使命があって、でもそれはそんなに簡単に達成
できるものではない・・・ゴールまでのプロセスにはたくさんの壁や問題が
山積みである

でも、それを前向きに1つひとつクリアしていく時間こそ、
その人が力をつけていくために必要なプロセスではないか
と感じているからです。

『量は質に転化する』

という言葉がありますが、まさに問題解決能力を高めるには、想定外で発生する
あらゆる問題に対して真摯に向き合って、試行錯誤してちょっとでもいいから
良い方向へと問題をクリアしていく時間の量や頻度が必要
なんだと思います

そして、そんな環境を自分に課すためのポイントが・・・

『新しいことへのチャレンジ』
『今までしたことのないことを自分に課してみる』

ということではないでしょうか

社会人としてキャリアハイとなり、仕事内容のほとんどが想定内でできるようになる
ことは、その人が成長してきた証と捉えることはできますが、その状態に甘んじる
ことによるデメリットも意識すべきでしょうね

もちろん、あらゆることが想定内で自分でコントロールできている状態は
居心地が良いし、ストレスもないかもしれません。

自分はそれを『コンフォートゾーン』と呼んでいます。

でも、日々居心地が良すぎることって、実はあまり自分にとってよくない
ことかもしれない
・・・と考えることも大切かなと自分は思っています。

以前そのような見解を書いたブログ記事があるので、お時間のある方は
以下をクリックしてご覧ください。

『”コンフォートゾーンからの脱却” ~今の快適と未来の快適~』

自分も経営者ですから、当たり前ですが、もう若いころのように
誰も上司がいない状態です。仕事についてもある程度のレベルで維持して
コンフォートゾーンでやりくりすることもできなくはありません

でも、大切なことは、日々の生活の中に・・・

ちょっとした緊張感があること
想定外のことが発生すること
先が見えなくて悩んだりもがいたりすること

そんな時間もちりばめていかないと、問題解決能力は高まらないということ
ではないでしょうか

できること、同じことを繰り返すという時間も効率化の意味では
大切かもしれませんが、全体の何割かは少しストレスのかかる想定外が発生する
時間を散りばめる環境設定が必要
なんだと思いますね

想定外って嫌だけれども、実は成長したり、問題解決能力を高めたり
するためには、必要な要素の1つではないでしょうか

今日は新しいチャレンジを進めるプロジェクトの打ち合わせ現場シーンの中で
自分がなんとなく感じたことを書いてみました。

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