コピーワークの重要性 ~言葉には大きな力がある~
最近、クリエイティブ製作の仕事依頼が増えています
主なものとしては、ホームページやパンフレットやガイドブックの
製作などになりますかね
基本的にCLPとしては、トータルプロデュース&ディレクションの役割
を担い、ビジネスパートナーとしてタッグを組んでいる、
デザイナー、カメラマン、クリエイターの方々とコラボしながら
仕事を進めています
今日もその打ち合わせをしてきました
最近、HPを閲覧したり、パンフレット等を見たりする人たちは、
渾身の想いを込めた文章は、それが長ければ長いほどちゃんと読んでくれない
という傾向が強くなっています
実は自分のブログもとても長いとは思っているのですが、
それはそれでまた違った意図が存在しているので、そこはご了承下さいませ
特に自分が専門としている幼稚園などは、教育にかける思いが強い園長先生
が多いので、その思いを文章化してもらうと基本的には長い文章になって
しまうことが多いものです
もちろん、想いを込めて書いた文章を否定するつもりはまったくないのですが、
コンサルタントとしてクリエイティブ製作担当としての見解もちゃんと伝えることを
大切にしています。だから、こちらがお手伝いするのは・・・
・全体の整理整頓
・強みと差別化ポイントの精査
・絞り込みと圧縮
そんな部分になろうかと思います。
今、新たな幼児教育施設を開発していくプロジェクトにアドバイザーとして
関わっている仕事があるのですが、今や日本のあらゆる場所で店舗展開されている
有名な美容系ブランドの日本法人の社長だった女性もプロジェクトメンバーの1人
そのブランドは、その方が社長に就任してから3年で赤字を解消して、
当時、6億程度だった売上を10数年で270億円にまで押し上げた実績のある
すごい方です。マーケティングの専門家としてそのブランドに招聘されたという
経緯があるのですが・・・
先日、プロジェクトに関わるメンバーと打ち合わせが行われていた
ときに、その方が指摘したことは・・・
『コピーワークの重要性』
つまり、だらだらと長い文章で解説をしても、それを消費者が
読んでくれなければ、そもそも伝わることなんてない。
だから、自分達のコンセプトや価値ややっていきたいことを、
もっともっと集約、圧縮、凝縮したコピーを生み出していく必要がある。
上記の実績を踏まえた意見は、やはり説得力がありますね
表紙に掲載するコピー1つとっても、インパクトがあってふと手に取りたくなる
コピーやフレーズはどんなものなのかをもっともっと絞り出さないと目指すべき
ターゲットは反応してくれない・・・
確かに、商品名やメニューネーミングなどを変えたことで売上が何倍にも
なってしまう事例はたくさんありますよね
例えば「お~いお茶」の以前の商品名は「缶煎茶(かんせんちゃ)」
だったらしいのですが商品名変更によって、その後、緑茶飲料部門のシェア1位を
20年以上もキープするような商品になっていった。
ネピアのティッシュ「鼻セレブ」も「モイスチャーティッシュ」から商品名
を変えて、売上が10倍になった商品らしいですね。つまり・・・
『言葉には人の心を動かし行動を促進する力がある』
ということでしょうね。だからこそ自分もクリエイティブ製作系の
仕事が増えているということもあって、最近特にコピーワークの
重要性を感じています
人との会話でも、やはり分かりにくい人は、話が長くてまとまりがなくて
伝えたいことがぶれていて、「要するに何が言いたいの??」と
聞いている側が思ってしまう・・・そんな感じですよね
ターゲットの属性に応じて、同じものでも使う言葉やコピーのニュアンス
を変えていく必要があるでしょうし、端的にわかやすくその商品やサービス
の特徴を表現することができるか否か・・・成否の分かれ道かもしれません。
では、秀逸なコピーは突然頭に舞い降りてくるか??
天才的な人はそうなのでしょうが、一般的にはなかなか難しいと思います
だから個人的には、電車に乗っていて広告を見ながら、使えそうなフレーズが
あったらメモをしておいたり、テレビや雑誌や本を読んでいても、
そんな意識を頭の片隅に置いています
そのときには、使えなくても、ストックをしておいた言葉やフレーズが
ある日、何かのタイミングで使える日がきたらと思いながら・・・
でもそうやって過ごしていると副次的に良いことがありまして、
何かを人に伝えようとするときに、それらのいくつかが役に立つときが
あるんですよね~
だから、一石二鳥だと思って、日々できるだけ意識してコピーワークに
つながるベースデータを集めるようにはしています
実は、このブログもそのような要素の一部にはなっていると思っています。
ということで、今日は、最近自分の中で大切だなと感じている
「コピーワークの重要性」についてお伝えしてみました。
それらを巧みに使い熟せる人は、人生も豊かになっていくのでしょう