日曜参観講演会 ~将来活躍できる人になるための環境づくり~
昨日は、埼玉県の幼稚園にて講演の仕事。
日曜参観で来園していた主にお父さん達へのおよそ1時間の講演会。
タイトルは・・・
『将来活躍できる人なるための環境づくり』
経営者や社員さんや幼稚園、保育園の先生たちへの講演や研修やセミナー
はいままでたくさんやってきましたが、保護者向けの講演は今までそんなに多く
ありませんので、自分にとってもありがたく、貴重な機会となりました
経営コンサルタントとしての視点、2人の子どもの父親としての視点を
整理して、自分が普段、幼児教育の現場や家族と過ごしていて感じていること
考えていることをお伝えしました
簡単に内容のダイジェストを整理させていただきます。
【子ども達が直面する未来の社会情勢について】
・AI(人工知能)やテクノロジーの進化により何が起こるのか?
「日本の労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替可能になる」
(今後10年~20年の予測)
・生きる上、活躍する上でより重要視される能力=”非認知能力”
⇒自己肯定感、忍耐力、自制心、創造力、協調性など
【仕事の現場で私が最近強く感じていること】
『自分に自信がない人が急増中』
①失敗するのが怖くて行動できない・意見を言えない
②自分の明確な意思や思いや考えがない(自分を見失っている)
その主な要因は何か?=『ヘリコプターペアレンツの増加』
①過保護すぎる親
②すべてのお膳立てをしてしまう親
③子どもに自分の人生を捧げてしまいすぎている親
④自分のコンプレックスを子どもで代替解決しようとする親 など
ヘリコプターペアレンツの目的=「失敗しない子どもを育てたい」
それが大きな勘違い・・・
なぜならば、「人は失敗から学び成長する」 それが真実だから。
子どもたちが失敗から学ぼうとするときの助言やサポートをするのが
経験豊富な大人や親の役割ではないか。
親の自信のなさは、子どもの心に自信のなさを植え付ける
【成功・成長する人間に共通する心のあり方】
『成功の3条件』・・・自らツキを呼び込む性格とは?
①素直(謙虚さと受容力)
・強い人は常に器が上向き、弱い人は常に器が下向き
②プラス発想
・言葉のパワー(ポジティブフレーズへの意識)
・スイッチングパワー(前向きな未来思考の習慣化)
③勉強好き
・新しい体験と知識が成長を加速させる
⇒子どもの脳細胞がつながる瞬間=新しい体験と知識を得たとき
・自ら考える・創造する楽しさを体感させる
⇒”オープンクエッションの魔法”を日々活用する
EX)「あなたならどうする?」「あなたはどう思う?」
「今日はどんなことがあったの?」
【成長を加速させるためのキーポイント】
①長所伸展法
⇒日々の観察の中で子どもの興味・感心を見つける
・子どもが最高に集中しているのは何をしているときか?
・子どもがどんな話題を取り上げるか?好きな話題は何か?
・子どもが自ら進んでやるのはどんなことか? など
※一点突破水平展開
⇒何か1つを深めて極めていくプロセスに多くの学びがある
だから、その他のことにも応用力や対応力が身についていく
(夢中になれることをもった人間は強い)
②力相応一番主義
⇒小さくてもいいから何かで一番を持つことの重要性!!
「子どもの”出る杭”を育てる」
【成長曲線:努力した時間と成長は正比例しない】
詳細解説は以下のブログ記事をご参照下さい。
⇒「成長曲線 ~努力した時間と成長は正比例しない??」
上記をよりわかりやすく解説するためのエピソードとして、
「雑賀少年の挫折からの復活エピソード」を・・・
詳細内容は以下のブログ記事をご参照下さい。
⇒「誰の中にも、偉大な可能性がある!!」
(ブレイクスルーまでの道のりがもたらすもの)
①プチ成功体験 ⇒ 自己肯定感 自己信頼感
②絶対的安全地帯 ⇒ 味方がいる人は頑張れる
不安定な状態で頑張っているからこそ安定と安心が必要
(その安定と安心を提供するのが親の役割)
③レジリエンス(忍耐力) ⇒ 逆境から逃げず、向き合う力
④感謝する気持ち ⇒ 自分1人では限界があることの自覚
苦しいときに支えてくれる人こそ、本当の恩人
そして、最後にお伝えしたことは・・・
これからの激動の時代に合わせて、うまく変化・適応できる人こそ
将来活躍できる人であり、まわりから必要とされる人になると思っています
変化に適応できる人になるためのポイントを自分なりには1時間で
お伝えしたつもりです。
多くのお父さんが、真剣にメモととったり、うなずいてくれたりする
シーンを壇上から見て、感じたことは・・・
『子どもは、親にとってかけがいのない存在である』ということ。
『親の愛情こそが子どもを良い方向に導き、未来を変えていく』
そんなふうにも感じました。
昨日の講演内容が何か1つでも、皆さんのヒントになったり、
明日へのポジティブな気持ちにつながってくれていたらうれしいです
実は、今週末も同じような講演を依頼されていますので、
そちらでも頑張りたいと思います。