人生のマーケティング発想 ~枠とり合戦を制するために~
今日は”立冬”ということで、秋から冬に季節が変わりますね~
これから本格的に寒くなっていくのでしょう
先日このブログにも書いた高校サッカー部後輩の結婚式の二次会&三次会で
久しぶりにサッカー部の後輩たちと過激なバカ騒ぎをしてしまいました
そんな時間の中でふと感じたのですが・・・
チームの中で存在感をある程度発揮している人間は、
良くも悪くも明確なキャラが確立されていて、そういう人間としてまわりにも
認められている人間ということなんだろうな・・・と
当たり前のことかもしれませんが、あらためて、人生という大きな枠で
考えても、そういう「キャラの確立と認知」ということは重要なファクター
ではないかと酔っぱらいながらも感じている冷静な自分がいました
そんなバカ騒ぎの中で、冷静という言葉はおかしいかもしれませんが、
一応、そのメンバーの中で一番自分が年上だったので、何か問題やトラブルが
起きたときに対応できるようにしておかねば・・・という感覚と
1つ下の後輩の恒例パターンになっているのですが、お酒が入ると後輩たちに
強制的に飲ませまくる習性があって、その後輩たちの逃げ場と安全地帯を
自分のまわりに数席つくっておいてあげないとな・・・という感覚で。
だから、その状況が悪化してくると賢い若手と慣れている若手はなにげなく
私のまわりの席に移動してきます
こういうメンバーはだいたい世渡り上手な輩です
その1つ下のキャプテンだった後輩も、普段はまったく静かでいつも温和な
感じで後輩たちにも慕われている男なのですが、アルコールの量が一定ラインを
超えると、後輩たちにとっては危険な男に変革していくのです。
その光景を見ながら、いつも心から思うのは、
「彼の先輩でよかった」ということ
これも一種のキャラの確立と認知ですよね
良いキャラと悪いキャラが共存して、みんなにはそういう人として認知
されているから、悪いキャラがでても、ある程度受け止める体制が自然と
つくられていると思うのです
チームからそれを社会という領域に広げて考えても、基本的には一緒。
社会には、いくつかの”枠”が存在しているんだと思います
今、その枠を埋めている人間は誰なのか?
その枠を奪い取ろうと虎視眈々とねらっている人間は誰なのか?
今は社会や組織の中にはない”枠”を新しく創造しようとしている人間は誰なのか?
マーケティング用語では、その”枠”を「ポジショニング」と言ったりもしますよね
ポジショニングとは・・・
自社製品と競合他社製品との、市場での位置づけのこと。
競合他社に対して相対的に独自のポジションを築き、差別化をはかることで
業界内で勝ち組になっていくという考え方。
社会の中の自分に置き換えて考えれば、
自分とその他大勢の人たちを比較して、自分が存在感と価値を発揮できそうな
枠(ポジション、キャラ)を見極めようと考えることが大切ですよね。
何でも一番なんていう人間はこの世に存在しないわけですから・・・
そして、そのプロセスにおいて必ず起こることは・・・
『自分が目指そうとする枠には、先駆者が存在する』
ということ
社会全体で見れば、当然存在するでしょうし、自分の組織やチームという
スケールで考えても、先駆者、つまり自分よりもその”枠”に相応しく
能力が優れている人間が存在しているケースもあることでしょう。
だから無理だ・・・と思ったらそれで終わり
当面は、その先駆者を自分が目指す目標やモデルにしていくことが大切なこと。
そして自分にまだ不足しているものや、その人に追いつく
ために努力すべきことを見極めて、日々磨き込んでいく必要がありますよね。
マーケティングの世界ではこれを ”ベンチマーク” と言います
自分がベンチマークしている人が不明確であれば、まずは
そこから明確化することが必要でしょうね。
自分が目指す師を具体的にイメージするということです
先ほど、登場した高校サッカー部のOBチームでは、
自然とそんな雰囲気ができていて、〇〇派、△△派・・・
などと、後輩たちが勝手に、先輩のキャラを見極めて、自分が目指すキャラ
の派閥に入閣するスタイルが確立されています。
これって、ある意味「社会の縮図」なのかもしれませんよね
それが小さな1つのチーム内で起こっているということ。
現状では、自分が目指す”枠”の頂点が存在するとしても、
最終的には、その”枠”を自分が手に入れようと密にねらって自分を磨いていく。
然るべきタイミングで、下克上が起こる・・・
日々社会ではそれがいろいろなところでいろいろな人達の間で
繰り返されていると思うのです
私は今回それを・・・『人生の枠取り合戦』と命名しました。
芸能界なんかを見ていても、それはすごくわかりやすいのではないでしょうか。
一時的にその枠やポジションをとったとしても、次にでてきたそれ以上の人に
簡単にそこを奪い取られていく・・・
一発屋でそのまま終わるのか、それとも、枠取り合戦に再チャレンジして
復活を果たすのか。以前とはまったく異なる枠取り合戦を制して復活する
人なんかもいますよね。そんなシーンが多くみられるのも芸能界・・・
人生の中で、その時その時に、自分が目指す”枠”を常に意識しながら
時間を意欲的に過ごすことが大切なんだと思っています
それは、年齢やキャリアとともに変革していくものかもしれません。
1つの枠に固執して生きることもできるかもしれませんが、
自分自身の進化の幅を広げるためには、枠を変化させていくことも必要。
そして、その時その時に、自分自身がちゃんと輝ける”枠”は必ずあるはず
自分なりに輝ける”枠”があることを信じている人間と、
そんなことは自分には無理・・・とはなから諦めている人間では
日々の時間の使い方が大きく異なっていくことでしょう。
その積み上げとしての人生も大きく異なっていくことでしょう
チーム内でも、組織内でも、社会の中でも常に枠取り合戦が行われています
それをネガティブに考えず、ポジティブな環境と考えて楽しく枠取り合戦
に挑む続けることが、いろいろなことを良い方向に導くポイントだと
思いますね
そして、すでにその”枠”のトップとして君臨している人がいるとするならば、
その枠を譲るべき人はどこにいるのかを常にアンテナを張って見つけていく
ことも使命なのかなと思います
もしくは、自分で育てあげた人間にその枠を譲っていくこと・・・
枠取り合戦の裏側にあるものは、『引き際の美学』でしょう。
輝き続けるために、あえてそこを去る勇気、次の人に受け渡す勇気も
必要だと思いますね。かつて、そんなことを思って書いた自分のメッセージ
があるので、最後にそのメッセージを再掲載して終わりたいと思います
【人間は変化することが難しい、だから変化できる人が輝ける!!】
人間は変化することが難しい。
誰かに褒められる機会があったり、良い評価をしてもらったり・・・
そんな今の自分に満足している人はそこからまた変化する必要はないと
思うかもしれない。
しかし、今は一生続かないという絶対的なルールを見失ってはいけない。
今は一瞬であり、もうすでに過去になっているということを。
過去の栄光はまぎれもない事実かもしれない・・・
そして、そんな栄光にすがりながら生きていくことはできる。
本人はいい気分に浸っているのかもしれない。
しかし、時間の経過とともにまわりの人達の評価は変化していくことでしょう。
あの人は昔すごく輝いている人に見えたんだけど・・・
あの時は憧れの存在だったんだけど・・・
いい気分に浸りすぎていると、その本人は自分へのまわりの言動や態度が
いつの間にか変化していることに気付かなくなってしまう。
大事なことは、一瞬一瞬に輝き続けられる人間でいようと努力すること。
それがわかっている人は常に進化していくこと、チャレンジしていくことが大事だと
考えて行動している。
自己満足、現状満足という言葉と誤認に常に危機感を持って日々を過ごしている。
人間は変化することが難しい。
しかし、あなたのまわりに輝き続けている人がいるとすれば・・・
その人は変化し続けている人に他ならない。
それが、自分を大切にするということなんだと思う。
あなたは過ぎ去った過去の自分を大切にする人になりたいですか?
それとも、今と未来の自分を大切にする人になりたいですか?
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