リーダーに必要な条件&教育の成立条件 ~信・敬・慕~
暑中お見舞い申し上げます
今日あたりから学生さん達は楽しい夏休みに突入でしょうか
それにしても、暑い日が続いてエアコンもフル回転ですよね
こんな暑い日は海にでも行きたいところですが・・・
我が家では、子ども達が、順番に今流行っている「手足口病」にかかり
そこから、更に肺炎にまで悪化してしまい、家族で暑さとともに
病魔とも闘う1週間となっております
今日も近くの病院に行きましたが・・・
まだ下の息子は高熱が続いております。
来週には少なくとも熱が下がってくれることを願うばかり
先日のセミナーのメインテーマは・・・『できるリーダー』
「組織やチームの中で部下や後輩が1人でもいれば、リーダーである」
と定義すれば、世の中の多くの人がリーダー的立場であるということに
なりますよね
来週、スポット対応での、幼稚園の教職員研修の仕事を2件ほど
いただいているので、研修プログラムを検討するために、自分のパソコン
データを掘り起こしていたらこんな文章がでてきました。
【リーダーに必要な3つの条件】
①『信』
人は、信用し、信頼している人の言葉には耳を傾け、それに従う。
不信感を持っている人の言葉には誰も耳を貸さない。
日常のありようが信を左右する。
②『敬』
信じられているその上に、もう1つ尊敬される必要がある。
常に謙虚な姿勢で己の不備や不十分に気づき、それを補い、高め続けている人は、
誰からも尊敬される。
信じられていて、尊敬もされていれば、ひとまずそこに教育は成立することに
なるのだが、それで十分かと言えば否である。
③『慕』
信じている、尊敬もしている。でもどうもなんだか近づきたいという気がしない
というのでは、教育は成り立たない。
そこでもう1つ肝心なのが慕わしく思うという心根である。
これを生むのが人間としての温かさであり、優しさであり、寛大さであり、
明るさであり、おおらかさである。
師弟の間には「慕わしさ(したわしさ)」が必要である。
★利他の教育実践哲学 ~魂の教師塾~ 野口芳宏 著 より抜粋
まさに、私の尊敬する野口先生の生きざま、人柄そのものだと思いますね
80歳を過ぎても、いつも元気で謙虚で温かい人柄にふれると
心が浄化される気さえします
つまり・・・
『 リーダーや教師に対する信用、信頼がなければ教育は成立しない』
『尊敬は憧れを生み、その人への接近を促す。教育はそこに成立する』
『相手があなたに好感度を持ったとき、教育の効果は高まる』
人材育成や教育の成立条件は・・・
『信・敬・慕』にある。
信じられ、敬われ、慕われることによって最大の効果を発揮する。
ということになるでしょう。
どんな環境のどんな人にも当てはまる汎用性が高いメッセージだと思います。
でも、上記を日常生活や仕事環境の中で実現していくことは
そう簡単ではないですよね・・・
リーダーシップや教師のテクニック的な要素に走り過ぎて、うまく
成果を上げることができない人も多いのではないでしょうか
コンサルティング先での相談内容などでも多く登場するものです。
そんなときに、自分を見つめ直したり、自問自答する1つの素材として
頭に入れておいてもらえたらと思いますね
そんなことを言っている自分もちゃんと『信・敬・慕』が相手との関係で
成立するように日々精進していきたいと思っています
それにしても、我が子が病魔と闘い苦しんでいる姿を見ると
けっこう気持ちが滅入りますね・・・こちらまでつらくなります。
頑張って治してくれ~