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才能は自分で磨き込むもの ~努力と準備の定義~

20170711

ここ数日の猛暑・・・熱中症に注意しましょう
昨日もちょっと汗をかきたくなって、代々木公園を夕方にランニング
してみたのですが、あまりの暑さに身の危険を感じ、いつもより
時間を短縮してしまいました

年齢も年齢ですから、あまり無理をするのもよろしくないですよね
友人は数年前にマラソン大会でぶっ倒れて、死にかけましたからね・・・

先日、GAFCユースチームの研修にて、選手たちに以下のような
質問をしてみました。

『”一流”と聞いて、思い描く人物は誰ですか??』

皆さんイメージする人物はそれぞれだと思いますが、
基本的にはサッカー選手をイメージするメンバーが多かったですね
ちらほら”イチロー”という言葉も聞こえてきました
なぜか、”ジョニー・デップ”をイメージしたメンバーがいて、
なかなかおもしろいセレクトだと思いましたね~

そんなイチロー選手が語った言葉として最近メモをしたものがあるので
そちらをご紹介

「生まれつきの才能というのはこの世界でやるには必要だと思います。」

「ただ、もう1つ重要なことは自分の中で限界が見えたときに
 もう少し頑張れたかどうかが大切。」

「それを自分なりに重ねてきたという自負はあります。」

「準備をするというのは、その日一日が終わったときに、後悔しない。
 言い訳の材料を作らないこと。」

ある記事から抜粋させてもらったのですが・・・
頂点を成し遂げた人が語る言葉には説得力がありますよね

正直なところ、どんな世界や分野でやっていくにも、ある程度の才能は
自分も必要だと思っています
少しプラスαをして言えば、その世界や分野における自分の才能を
自分で見極める力も必要なのでしょう

”努力をすれば、夢は絶対に叶う”という保証がないのが現実ですよね

でも、自分の経験則や学びから、これから社会人になるような若い人たち
に伝えていることは、

「自分を簡単に見限るな!!」ということ。

ちょっとうまくいかない、評価されない、認めれられないからと
いって、自分はこの分野で才能がないとすぐに見限ってしまう人が
多いからです

「自分を見極めるタイミング、ちょっと早すぎませんか?」

そんな人に遭遇することも多いわけですよね。

先日もこれから社会人になっていくGAFCユースチームのメンバーには、
『成長曲線』の話をしました。

自分がかけた時間(努力した時間)と成長のスピードは正比例しないということです

 図1

以下、私の研修テキストの抜粋コンテンツより

皆さんは、日々自分なりに努力していると思います。
当然ですが、努力というものは、ひとつひとつ地道に積み重ねていくことが大切です。
それに対して成長は一歩一歩目に見えるように明確には現れてはこないのです。
毎日、一生懸命努力しても、なぜか自分の成長が見られない日々が続くこともあります。

でも、確実にあなたの力は内に蓄えられているのです。
少しの期間で急に成長することはありませんが、継続こそ力なりです。
これを信じて努力し続けられる人こそが、最終的にまわりに必要とされる
人間になれるのです。

頑張っているのにどうもうまくいかないからと言ってすぐにあきらめてしまう人は、
どこに行っても、何をやっても同じことを繰り返し、もう少しで急成長する
ところまできているのに、その直前で引き返す人生を送ることになります。
だから仕事のやりがいや楽しさを実感できる領域に入ることなく時間を
過ごしていくのです。

まさに、イチロー選手の言葉に上記の内容が集約されてますよね。

自分の中に限界が見えたとき、もう少し頑張ってみようと思えるか。

限界を感じたときに、自分を見限らず、自分を信じて
そこで引き返したり、止まるのではなく、小さくてもいいから
一歩でもいいから前に進むことを積み重ねていくこと・・

それを『努力』と定義しているように思いますね

言葉って、人によって定義が違いますからね。
もちろん、”努力”という言葉も人によって定義がまちまちでしょう。

そして、”準備”に対して・・・

後悔しない、言い訳の材料を作らないこととありますが、
自分もなんとなく、あとから言い訳をしたくないタイプですし、
自分が悪いのを認めず、なんだか言い訳ばかりする人は好きではないので、
とても共感できるわかりやすいメッセージだと思います。

自分なりのイチロー選手のメッセージに対する解釈は、

『準備=今できることに全力で取り組むこと』なんだと思いますね。

『目の前のことに全力で取り組むことが、自分の未来への最高の準備

ということですよね。

この考え方も、上記の”成長曲線”のポイントではないでしょうか

うまくいかないとき、認めてもらえないとき、成果がでないとき、
人生の中で人間に定期的に起こることではないでしょうか。
その都度、自問自答する機会が与えられます。

その自問自答の質が、自分の未来を創っていくということですよね

すぐに、自分を見限って、才能がなかったからだ・・・という
自分に都合の良い言い訳をして逃げるのか

それとも、もう少し頑張ってみよう、今できることは全力で
やってみようと、自分の努力と準備の質を高めようとするのか

前者と後者の未来は大きな差となっていくことでしょう
 
そして、自分の友人である元サッカー日本代表の寺田周平
(現在、川崎フロンターレU-15監督)
が現役時代に、
未来のJリーガーを目指している子ども達に送ったメッセージを
ふと思い出しました

子どもたちには、サッカーを楽しんでほしい、楽しくなければ続かないから。
そして、自分の可能性を信じてあきらめないことが大切だと思う。

夢は絶対に叶う・・・それは誰にも保証はできないこと。
だからその言葉は安易に使いたくない。

でも、夢に向かって頑張ることをあきらめたら、その時点で夢は終わってしまう。
それだけは、大切にしてほしい。
夢を追いかけながら、頑張ることは決して無駄ではないと思う。

う~んまさに共感しますね。そして上記で書いてきた内容と共通する
エッセンスが詰まっている気がします。

とにかく、才能は、自分で磨き込まなければ、開花しない!!
ということですよね。

磨き込むプロセスに必要なことが、常なる努力と準備ですよね
言われてみれば当たり前かと思いますが、それをわかっているだけ
ではダメで、実践して積み重ねることが大事だと思います。

今日のメッセージが、誰かのハッピーマインド(前向きな気持ち)に
つながればうれしいですね~

毎日暑いですが、日々頑張りましょう

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