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真の国際人教育!! ~世界を舞台に活躍できる人間育成~

20170510

 昨日、足を運んだ先は、神奈川県相模原市にある小学校&幼稚園

その名は・・・『LCA国際小学校&プリスクール』

日本で初めて株式会社で設立した私立小学校

実は、いつもお世話になっているT&Rセルフイメージデザインの
西剛志先生の講演会(保護者向け)がこちらの小学校で開催され、
お声かけいただいたのでもちろん同行させていただきました。

実はそれまでこの小学校と幼稚園の存在を知らなかったのですが、
その空間に入った瞬間から、そのスケールと教育内容に圧倒されましたね~

キーワードは・・・「アクティブイマージョン教育」

つまり、幼稚園も小学校も基本的にはすべて英語での教育体制

山口紀生学園長が、たった4名でスタートした私塾が今や各界から
注目される最先端の小学校にまでなってしまったわけです

幼稚園の経営コンサルタントとして、園長からこんな夢を語られることは
あったりします・・・

『将来、小学校を作れたらいいなと思ってはいるんだけど・・・』

でも、本当に小学校をカタチにしてしまった人には出会ったことが
ありませんでした。そして、それを現実にしてしまった方こそ、山口学園長

LCA国際小学校では、定期的にエデュケーショナルレクチャーという
保護者向けの勉強会を開催しています

基本的には、いつも山口学園長がお話しをされるのだそうです。
しかし、今回は特別講師ということで、西先生が招待されたということです。

今回の講演内容の中で印象に残ったキーワードだけ簡単にご紹介します。

【子どもの能力を高める秘密】

★うまくいく人達の中には、幼少期は目立たない人が多い

★子どもの能力は、”遺伝”で決まるのか?それとも”環境”で決まるのか?
 「100%遺伝で決まるものは存在しない」(行動遺伝学)
 (遺伝の関わる割合)
 ・身長・体重・・・90%
 ・性格特性・・・30~45%
 ・空間認識などの力・・・70%
 ・言語的知能・・・ほとんど遺伝に依存しない力=後天的環境で最も伸ばしやすい力

★言語力は学習能力に比例する
 ex)小学生の語彙力
 1年生の場合・・・できない子(2000語) できる子(7000語)
 6年生の場合・・・できない子(8000語) できる子(37000語)

★『言語的知能は環境で伸びる』
⇒うまくいく人は言語的知能が高い
(環境設定として大切な要素)
・親、先生、友人との会話が多いこと
・本の読み聞かせ
・自宅にある蔵書の数の多さ

★子どもの能力について大切なのは、”学力”それとも”創造力”?
 ⇒知能が高い人よりも、創造性が高い人のほうが将来的に得意分野で 
独創的な発見をする人が多いという統計結果が存在する
 
 『非認知スキル(目に見えない力)の重要性』
 (世界的に注目されている2つの力)
①セルフコントロール力・・・将来の所得や社会的地位と連動している
⇒セルフコントール力が高い人は社会的に成功しやすい
②コミュニケーション力・・・安定した仕事を得ている

★タブレットとゲームの真実
 ⇒短時間使用の場合は大きなデメリットはないが、長時間使用の場合は以下のような
悪影響がでてくる
①人との会話が減る
②運動量が減る(運動しない子は頭の回転も悪くなる)
③脳への互換刺激が減る
④睡眠が浅くなる
 ⇒スマートフォンやLINEなどを子どもが多用することによって、学習能力に悪影響
があり、非認知スキルを阻害することにもなる

このような西先生から保護者の方々へのメッセージでした。

やはり当たり前かもしれませんが、
『よく学び、よく遊ぶ子どもほど成長していく』ということなのでしょう。
そして、これからの時代の中で、特に注目していくべき力は・・・
『非認知スキル』ということでしょう。

講演会終了後に、ありがたいことに山口学園長と直接お話しできる時間を
いただきました

お会いした瞬間に感じたスケール感は、やはり常人とは明らかに違う感覚
そして、その温和な表情と優しい語り口調がすごく印象的でした

お忙しい方なのでほんの数分のお話しだったと思うのですが、
その短い時間の中で、私の頭にしっかりと刻まれたフレーズは・・・

『思っていることとやっていることを一致させる』

この言葉が、すごく自分の今の心に強烈に響いたのです

山口学園長は、30代前半の頃から、その言葉を強く意識するように
なったとおっしゃっていました。

多くの人間の中で思っていることとやっていることを完全に一致
できている人はそんなに多くないと思います。自分のその一人ですが・・・

山口学園長は、小さな一歩でもいいから、その思いを前に進めることが
大切だとおっしゃっていました。
そして、せっかく自分の中に舞い降りた
アイデアなんだから、それを思っているだけで何もしなければ、
そういうアイデアも、舞い降りてくれなくなっていくものだ・・・

とおっしゃっていました。

そして、ご自身の直感を大切にしながら、この小学校を現実にする
までに至ったそうです。

 
社会的、経済的に成功している人はたくさんいるが、
人間的にはあまり成長していない人も多いというお話。

どんなことが起こっても、その時間を通じて自分がどのように
成長できるかを常に意識することが一番大切
であるというお話。

日本は答えありきの質問が多すぎる、そうではなくて答えが決まっていない
問いかけがあって、それに対して安心して自分の意見を伝えることができる
環境を整えてあげることがこれからもっと必要な教育環境になる
というお話。

山口学園長の口からさらっと放たれるフレーズとメッセージは、
自分の中でどれも共感するものばかりでした。
短時間ではありますが、すごく勉強になりました
こういう方こそ、真のリーダーなんだとも思いましたね~

ちなみに、廊下の壁面に飾ってある絵画の数々は、すべて銀座の画廊から
取り寄せた本物 
コピーの色彩では出せない本物の深さ・・・
学校を美術館だと思えばいいし、そんな環境の中で子どもたちの感性も磨かれる。
本物に触れさせることも、国際人教育として大切にしていること。

そんなお話も素晴らしいことだなと思いました。

その後は、もちろんプリスクールの見学
イマージョン教育の幼稚園はいくつか見たことがありますが、子どもたちの
表情も豊かでとてもウェルカムな雰囲気もグッドでしたね~

そして、やはり教育体制として幼稚園と小学校の一貫教育が行える
ところが強みだと思いますね

日本の場合、幼稚園や保育園と小学校は基本的には分離されている
ので、そこで、教育効果が維持されないデメリットがどうしてもあるんですよね・・・

その点は、以前視察させていただいたフランスも一貫教育がなされています
それについては、以前ブログ記事で書いているので以下をクリックして
ご確認下さい。

⇒『フランスと日本の教育環境の違いについて』

百聞は一見にしかずと言いますが、やはり足を運んで、肌で現場を
感じることが大切だなとあらためて思わされたのが今回の
『LCA国際小学校』でしたね。
これから、東京オリンピックもありますから、もっともっと注目される
学校だと思います

今回ではまだ、勉強不足な感じが否めないので、また機会を作って
訪問したいと考えております。興味があって、同行したいという方は
ぜひ、ご一緒しませんか?

いや~それにしてもこの学校・・・
日本が世界で活躍できる人材育成を強化していく上でも、モデルに
なっていくのではないでしょうか 
    
とても良い学びと刺激をいただきました~

『思っていることとやっていることを一致させる』

常に頭に刻みながら生活していきたいと思います。

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