細分化と分解のメリット ~塊をほぐすと見えてくるもの~
- 2017.04.26
- CONSULTINGMESSAGE
今日は日帰りで大阪出張でした
先日訪問したコンサルティング先では、必ず夕方から職員研修を
行っているのですが、先日の研修テーマは『時間管理』
そこでいろいろとお伝えした内容の中に、”難しい” ”大変”と思われる仕事でも
細かいレベルや段取りに分解して考えることによって、進める方向ややり方
が明確に見えてくるという話をさせてもらいました
『なんだかできそうな気がする』という明るい兆しが
人のモチベーションの源泉にもなっていると思いますね~
そんな気持ちがが心に芽生えれば停滞していた気分も前向きになって、
行動につながっていくわけですよね
コーチングやコンサルティングの世界では、これを
『チャンクダウン』とか『ベビーステップ』
というフレーズで表現しています。
チャンクとは塊という意味で、その塊をほぐしていくという意味です。
大きな目標を小さな目標の階段にして一歩ずつ確実に進めていくことで
着実に最終目標を達成するのが、ベビーステップという意味です。
このような視点のポイントは・・・
『困ったときはとりあえず細分化と分解をしてみる』
例えば、コンサルタントとして求められることの1つに売上や業績アップ
というテーマがあります
売上も構成要素に分解することで、売上アップに対する打ち手が
わかりやすくなるわけです
この内容については以前このブログで書いているので以下を
クリックしてご覧ください。
今日のコンサルティング先の社会福祉法人では、新しい事業展開に対する
相談がメインでした 先日のブログでもお伝えしたように・・・
首都圏では待機児童問題がクローズアップされていますが、全国統計で
見ていくと、幼稚園、保育園、認定こども園などを合算した保育ニーズは
すでにピークを過ぎて下降線に突入しているというのが現実
保育ニーズという塊で捉えると、今後は衰退していくというネガティブな
気分になるわけですが、このニーズも細分化していくと、そこには、
成長ニーズが隠されていたりするわけです
今日は、その意外と知られていない隠された成長ニーズに対する
新事業展開の話を理事長と時間をかけてお話ししてきました
もちろん、アンテナを張って情報収集しているトップの方々は
すでに気づいてチャレンジしていますが・・・
詳細については守秘義務もあるので、言えませんが、この事業モデルは
法人へのプラスαはもちろんのこと、もっと大きな可能性も秘めていますし
もちろん、損益分岐面でも確実にプラスにできるモデルなのです
私からは、その他施設や地域などとのシナジー効果のあるスタイル展開
の提案などもさせていただいたので、互いにポジティブイメージで
盛り上がりましたね~
このように、塊や大きな括りで見ているとわからないことや、ネガティブな
ことでも、細分化や分解して考えていくことで突破口が見つかるケースが
あります。これも、問題解決の1つのコツということでしょう
とりあえず、目の前に突き付けられた問題に対して、前向きなイメージ
が持てないときは、細分化と分解をしてみることをおススメします
そして、一見ニーズがないような商品やサービスであっても
より細かいエリアやターゲットにおけるニーズに分解して考えてみると
誰も気づいていない隠されたニーズを掘り起こせるかもしれませんよね~
根本的に、ニーズがないところでいくら頑張っても結果や成果は
なかなかでにくいものです。だとしたら、誰も気づいていないニーズを
掘り起こしていち早くそこにアプローチするか、もしくは、自らニーズを
創り出すことにチャレンジするか・・・・
そのほうが、同じ努力でも効果が高いでしょうし、楽しく頑張れると思いますね
ニーズを作り出すというテーマについて書いたブログ記事もありますので
興味のある方は、以下をクリックしてご覧ください。
とにかく、個人も組織も同じスタイルとやり方を繰り返していても進化しませんから
世の中のニーズに臨機応変に対応しながら、経時進化していくことが大切でしょう
今日はコンサルティングの現場から、マーケティング的な要素として
困ったときに知っておくと少しお得だろう『細分化と分解のメリット』
についてお伝えしてみました
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