感謝と感動でつながる”方針発表会”のあり方
- 2017.03.29
- 園トータルサポートCONSULTING
この時期になると・・・
自分が関係する幼稚園で、『方針発表会』を開催する園が増えてきました。
そもそも『方針発表会』って何か?
簡単にお伝えすると、新年度がスタートする際に、園の理念やビジョン、それを
実現していくために何を大切にするか!!と全教職員で共有する場です
「ぶれてはいけない方針&時流適応と進化の方向性の共有」
と言えばよいでしょうか。
そして、1年間頑張ってきた先生たちに対するねぎらいと感謝を
伝える場でもありますね
私が船井総研に在籍していた頃に、企画提案してからかれこれ15年くらいでしょうか。
いろいろなスタイルの違いはあれど、方針発表会を開催している園は、
けっこう増えているように思います。
年度の切り替わりで忙しい時期だからこそ、しっかりスイッチの切り替えが
必要です。しかし、忙しさにかまけてなんとく年度が終わり、なんとなく年度が
スタートしていく組織も多いと思うんですよね~。
今は実は福岡空港でこのブログを書いています。
その理由は、昨日がいろいろとお世話になっている
『学校法人白水学園』の経営方針書 ”Spirits” の発表会
だったからです。
4年ぶりに見学させていただきましたが、もともとレベルが高いのですが
更にステージアップしている印象を受けました
3園で100人程度の教職員をマネジメントしていくのは大変だと
思いますが、そのチームワークの良さと一体感をまざまざと
見せつけられた気がします
懇親会も来賓の方々や関係者の方々も含めて盛り上がりました
新卒採用の先生方は、3園合わせて12名。
正直言って、このような園で社会人1年目を迎えられることは、
大きな成長のチャンスでしょうし、それを自分で引き付けた運とご縁
を大切にしながら頑張ってほしいですね
自分の経験則から考えても、社会人になったときに初めて身を置く
職場環境の質がその後の人生に大きな影響を与えます。
特に重要なのは・・・『人的環境』
どんなトップ、上司、先輩がその新人さんのまわりにいるかで
良くも悪くもその新人さんの成長度合いが大きく異なるわけですね
そういう意味では、方針発表会のような場を設けて、新しく自分達の
チームに仲間入りする先生たちを歓迎する姿勢で受け入れること
も、その環境プロデュースですよね
その点で素晴らしい環境とステージを用意されていたのは・・・
先日、方針発表会を見学させていただいた横浜にある
『認定ことも園 いのやま幼稚園・保育園』
以前から森園長先生には大変お世話になっているのですが、
先生たち一人ひとりへの感謝の想いがあふれるメッセージムービーと
新しい先生たちを教職員全員であたたかく向かい入れる演出に感動しました
サプライズで用意された新人さんのご両親からの手紙には、
本人はもちろん、まわりの方々ももらい泣き・・・
そんな2つのモデル園の方針発表会を体感して
あらためて思った、方針発表会の成功ポイントは以下の2つ
『感謝と感動でチームメンバーの心をつなぐこと』
『その園で働くことに対する期待感とプライドを醸成すること』
心が高いレベルでつながっていない組織やチームは、
このような厳しいご時世の中で、いざというときにふんばりが
きかないと思いますね
また、その園に対する帰属意識が高く、そのチームの一員である
ことに誇りを持っている人間は、いざというときに踏ん張って、
組織やチームの評価が下がらないように、質を維持しようと
自主的、主体的に行動することができます
そういう意味で、上記の2つが大切ですし、それを創造する場として
方針発表会という仕組みがあるのだと思います
やはり、体験・体感することで学ぶことは多いですね。
2つの方針発表会を見学させてもらい大変勉強になりました