北九州市私立幼稚園連盟講演会&久しぶりの白水学園訪問
- 2017.02.17
- 講演&研修CONSULTING
一昨日&昨日は1泊2日の福岡出張
こちらの写真は、北九州の小倉駅
北九州市私立幼稚園連盟からのご依頼をいただいた
講演会の仕事です。
講演テーマは、
『園内における人間関係のあり方、同僚性について』
同僚性という言葉は普段あまり使わないかもしれませんが、
『同僚が互いに支え合い,成長し,高め合っていく関係。
教育の分野では、教員同士の協働関係や援助の重要性を
示す概念として使われている。』
そんな意味になるそうです
参加された方は、園長・幹部クラスを中心に約60名でした。
講演の概要だけお伝えしておくと・・・
1.組織はトップ&リーダーで99%決まる ~環境プロデュース力を磨く~
2.トップ&リーダーシップマネジメント ~真のリーダーになるために~
3.トップ&リーダーの本質を理解する
4.成長する組織づくりと園風づくり ~価値観・仕事観・教育観の共有~
5.人が体制づくり=『人財育成プロセスマネジメント』
上記5つのテーマを90分ちょっとでお話ししました。
強い園には”人財”が育つ仕組みとカルチャーがあります
その仕組みとカルチャーのレベルが各園で大きく異なります
全国各地の園を体感してきた人間として強く感じていることですね。
仕組み+カルチャー=『環境』
その環境をハイレベルに近づけていく力がトップ&リーダーに
求められると思っていますし、最近ではその力を・・・
『環境プロデュース力』と私なりにネーミングしてみました。
環境を良くできる人、逆に悪くしてしまう人・・・
環境に振り回されない人、環境に大きく左右されてしまう人・・・
組織やチームとは、そんな人達の集合体ですよね
トップ&リーダーがその環境を良い方向にコントロールしていければ、
いいわけですが、そのためには、いろいろな力が必要なんですよね~
そんなお話しをさせていただきました。
参加された皆さんにとって、少しでも前向きなパワーやヒントに
つながっていることを願っております
さて、そして昨日は・・・
そんな人が育つ環境づくりのモデル園として、全国的にも有名な
福岡の春日市にある『白水学園』に訪問してきました
私が20代の頃からお世話になっていて、
CLPのパートナー講師でもある白水剛園長に会いに・・・
久しぶりの再会
3園の1つである「もみの木幼稚園」の発表会リハーサルの日だったので
見学させていただきました。
いや~ものすごいクオリティーの高さびっくりです
本番を見学するのも良いのですが、園の運営者や幹部クラスで勉強したい
人は、リハーサルを見学させてもらったほうが、多くの学びを得られると
思いますよ
そして、仕事柄いろいろな部分にアンテナを張りながら見ているわけですが、
感動したのが・・・
『上質なチームワーク』
トップ&幹部クラスが見守りながら、リーダークラスが現場を仕切って・・・
そこには、一切の妥協がなく、常に高いレベルを追求する姿勢を
感じましたね。だから子ども達もそのカルチャーに促進されて楽しみながらも
真剣に取り組んでいる
これこそ、素晴らしい環境づくりなんだと思います
そして、白水園長やその他幹部やリーダーが若い先生たちに指示をしたり
アドバイスをするときには、若い先生たちは必ず小さなメモ帳を用意して、
メモをとりながら真剣に聞いている。
そして、アドバイスが終わると必ず「ありがとうございました」と一言。
先生たちが当たり前にそうしているから子ども達も先生の話を
本当に真剣に聞いているし、終わったら「ありがとうございました」と一言。
メモをとって、アドバイスを受けたら必ず「ありがとうございました。」
これって、白水学園ではごく当たり前の光景なのでしょうが、
こうやってできている園は、実はほとんどないかもしれない・・・
そんなことを考えながら、その光景を見させていただきました。
私としては、これらを”コミュニケーションカルチャー”と呼んでいます。
その大部分を占めるのが、報告・連絡・相談ですよね
各組織のホウレンソウのレベルや質を見れば、だいたいはその組織の
レベルもわかってしまうものです
そこには、トップ&リーダーの”しつけ”のレベルが現れるからです
だから、組織はトップ&リーダーで99%決まる・・・
そんなことを、貴重なリハーサルシーンを見ながら考えさせられました。
その後は、白水園長とお話しする時間をもらっていろいろと
情報交換をさせてもらいました。
白水学園の常に進化し続けるその姿勢に刺激を受ける1日となりました
来年度、白水学園にご協力いただく企画も相談調整してきましたので、
内容が固まりましたらそのタイミングでアナウンスさせていただきます。
お楽しみに~
それでは今日はこれから神戸に行ってきます。