トップが変われば結果も変わる!!
最近は、全国至るところで、夜のイルミネーションイベントが開催
されていますが・・・
その先駆けとして、イルミネーションを目玉にして集客に成功したのが
長崎の 『ハウステンボス』
経営破綻した施設を2010年から引き継いで見事に黒字復活させた
立役者こそ、HISの創業者であり現会長の澤田秀雄氏ですよね~
18年連続赤字だったハウステンボスをわずか1年で黒字化・・・
まさに、
『トップが変われば結果も変わる』 を実証したカタチになります。
以前、経営再建のポイントを簡単に整理した記事が、ある雑誌に
掲載されていたので、自分なりにパソコンに入力しておいたのですが、
今回はその一部を紹介しながら自分の見解も整理してみたいと思います
澤田氏がハウステンボスの社長に就任して、最初に社員に送った
メッセージは以下の3つ。
①掃除をしよう
②明るく元気に仕事をしよう
③経費を2割下げ、お客さんを2割増やそう
実にシンプルですよね。
やはり、昔から”5Sの徹底”なんてことが言われていますが、
『きれいな会社や組織は成長・発展することが多い』というのは、
現場でコンサルティングをしている人間としては身に染みて感じていることです
かつて5Sについて自分の見解を書いたブログ記事があるので
その内容は以下をクリックしてご覧ください。
そして、プラス思考&前向きに何事も取り組むカルチャーを作ることで、
良い結果や成果を引き寄せることができる・・・
ということも身に染みて感じていますし、あらためて大切なことだと
教えられますよね~
最後に、『数字への意識』
これも、経営をしている以上、絶対的に大切な要素です。
お客さんを増やす=売上を増やすということ、当たり前ですが、
売上が増えて、経費が下がれば、利益は増えるわけで・・・
このシンプルな数式を知らない人はいませんが、日々どのレベルで本当に意識
して働いている人間がいるか否かで、利益率が大きく変動していくことも
私が、現場で身に染みて感じていることです
『空間と環境を整えて、心と意識を高めて、数値を常に意識した行動を
すれば、結果や成果はよい方向に導かれる。』
とてもシンプルで簡単な概念ですが、
なかなかできていない人や組織が多いのでしょうね~
経費を下げるという言葉の実現に向けて、澤田氏は社員に以下のような
言葉を伝えていたそうです。
『1.2倍速く動きなさい』
つまり、1時間かかっていた仕事を45分とか50分でできるようにする。
1時間で10個しかできなかったことを12個できるようにする・・・
そんな意識の浸透と行動の積み重ねが、業務の合理化・効率化という
カタチとなって、具体的な経費削減になっていくわけです
実は、私もコンサルティング現場で・・・
『1.2倍の精神』という言葉を使って、意識改革を促すことがあります
私の場合は、以下の3つの要素の1.2倍を意識するようにお願いしています。
①行動スピード
②気配り
③先読み
そして、その記事には、澤田氏のスタイルから整理した
【経営者が実践したいマネジメント手法】が掲載されていました。
①同じ方向を向いた社員を育成する
②数字に基づいて語る
③誰にでもわかる言葉で伝える
④一度に伝えるメッセージを絞り込む
⑤自ら現場に出ていく
⑥考えが浸透するまで何回でも繰り返す
⑦明るく元気に先頭に立つ
トップマネジメントとしての簡単なチェックリストになると思いますし、
リーダーシップの要素にもなると思うので、各自自分の今と照らし合わせ
ながら、自己分析してみるといいかもしれませんね
また、 『澤田流経営5つの力』 ということで、以下の5つの要素が
重要であると整理されていました。
①「スピード」 ~戦いはスピード 経営もスピード~
②「任せる力」 ~見せて・教えて・任せる~
③「慎重さ」 ~最悪でもつぶれない だからチャレンジできる~
④「夢を語る力」 ~世界を基準に考えよう~
⑤「顧客目線」 ~お客さんは本当にそう感じているのか~
こちらもチェックリストになると思いますね。
上記のあらゆる要素の質が高いことを、 「経営センスがある」
と表現するのかもしれません。
『トップが変われば結果も変わる」
まさに、ハウステンボスの再建事例がこれを物語っていると
思いますね。