一流の基準を学ぶ ~リーダーとして大切なこと~
昨日の大阪出張の帰り際・・・
コンサルティング先の保育園の園長先生に駅まで車で送ってもらって
別れ際にかけた言葉は、 『良いお年を!!』
時の流れは早いもので、今年もそんな季節になりましたね~
人が持っている価値基準や物差しには、それぞれ差があると思いますが、
世の中の基準というものは、以下のようにおおまかに分けることもできます。
①個人の基準
②組織やチーム内の基準
③地域や社会の基準
お伝えしたように、もちろん個人の基準は人それぞれ・・・
そこで大切だと思って、コンサルティング先でよくお伝えしていることは、
『自分が持っている基準を常に疑うこと』
自分の基準は、この組織やチームの基準と比べてずれていないか?
そして、地域や社会の基準と比べてずれていないか?
そんなことにアンテナを張りながら、基準の自己修正やブラッシュアップを
していくことも、生きていく上では大切なことでしょう
そして、トップ、幹部、リーダークラスの役割としてお伝えしていることは、
『基準を学び、基準を教えていくこと』
では、どんな基準を学んでいく必要があるのか?その答えは・・・
『一流の基準を学ぶ!!』 ということ。
一流と言われている人や組織からそのエッセンスを学び、
自分の組織やチームや部下などに、その基準を教えて、体現できる
チームや個を育てていくこと。
それは、組織のリーダーとして重要な役割の1つですよね~
それを実現するための、自己投資(お金と時間)を普段どれだけしているか
も、リーダーとしての自分を磨いていくために必要なことになります
現在、幼稚園のトップ&幹部の養成講座として弊社が運営している
『SPECIAL ONE CLUB ジュニアスクール』ですが、
毎回、次回開催までの間に参加者の方々に宿題を出しています
11月末に開催して、次回(最終回)が1月末に開催されるのですが、
その2ヶ月の間に、宿題として出した1つが、
『一流の基準を学ぶ』
ですから、メンバーの方々は、この2ヶ月で一流を体験したり、
一流の人の話を聞いたりしながら、次回のプレゼン発表に向けて
準備しなければならないわけです。
今回は宿題という強制的なカタチでこのような機会を自分で
作り出してもらっているわけですが、真の私のねらいは・・・
宿題で出されなくても、常にそのような機会や時間を自分のライフスタイル
の中で習慣化、当たり前化していくのがトップ&リーダーのとても大切な要素
だということを認識してほしいからなのです
勉強会がある当日だけ学びを深めてもダメ・・・
日々、アンテナを張って、時間を有効に使い、味方につけるライフスタイルを
身に付けてもらわなければ、組織のトップ&リーダーとしてのレベルアップ
にはつながらないと思っています
故に、そこにつながるきっかけづくりとしての宿題なのです
ちなみに、最近の私のアンテナとしては・・・
先日、ANAの元CAの方と、会食をする機会がありました
元CAという人であれば、世の中にたくさんいらっしゃると思いますが、
その方がすごいのは・・・
ファーストクラスに配置されるCAの教官をされていた人
なのです。つまり、CAのほぼ頂点まで登りつめたということ
まさしく、『一流』
自分としては業界的にも興味がありますし、もちろん一流の人と話せる
わけですから、もういろいろ聞きたいことが盛りだくさん
聞いた話は多岐にわたり、業界の裏話などもあるのですべてを語ることは
できませんが、こんな話も印象に残りました。
★飛行機の中は”社会の縮図”である★
皆さんもご存じのように、飛行機に乗る人達は明確にクラス分けがされています。
大まかに分けると、通常は以下の3つのクラス分けですよね。
①ファーストクラス
②ビジネスクラス
③エコノミークラス
一般的には、ほとんどの人が③のエコノミークラスを利用することが多いでしょう。
あらためてちゃんと知って驚いたのが、ぞれぞれのプライスです。
例えば、東京とパリの往復でかかるそれぞれの料金がどうなっているのか?
①ファーストクラス・・・約250万円
②ビジネスクラス・・・50万円~100万円
③エコノミークラス・・・最安値だと10万円以下
これがまさに社会の縮図
同じ飛行機で同じ時間だけ空を飛んでいるのに、この価格差があるわけです。
エコノミーとファーストでは、なんと25倍の差
そういえば、自分も数年前に十数名の勉強仲間とパリに行く機会があったの
ですが、エコノミーとビジネスに分かれて乗って、そんな社会の縮図を体感した
ことを思い出しますね~
エコノミークラスでは、客室乗務員1名が約50名程度を担当、
ビジネスクラスでは15名を担当、ファーストクラスになると客室乗務員1名が
3名のお客様の専任になるそうです。
だから、ファーストクラスでは、お客様を待たせること、客室乗務員を
呼ぶという行為そのものがタブーとなるそうです
この差もまさに”社会の縮図”
ファーストクラスのシート数は、8席限定
でも、そのプライスだから、満席のときはそんなにないのかな~なんて思って
質問してみると、「雑賀さん、実は席はファーストクラスから先に埋まるんです。」
との回答。全便満席状態・・・これにもびっくり
バブルの時代なんかは、争奪戦だったようです
乗る人はどんな人なのか??
会社経営者や重役クラスそして芸能人などがやはり多いようですね。
この値段だと一般のサラリーマンで自腹でお金を払って乗る人なんて
いないんでしょうね~と質問をしてみると、
「過去に1人だけそんな人がいました。その人は、1年の自分のご褒美として
年末に必ずニューヨークにファーストクラスで行く人でしたね~」との回答。
それはそれで、素敵な自己投資なのかなと・・・
実は、自分でお金を払ってファーストクラスを利用する人はほとんど
いないそうです。会社での支払いか、あとは仕事先のクライアントが
支払ってくれる人が多いとのこと
あ~自分もそんな素敵な仕事のオファーが来てくれないかな~と
思っちゃいますね
そんな中には、1か月に必ず2回ほどビジネスで東京とパリの往復を
ファーストクラスでされていた人がいたとのこと。
では、1年間の交通費はそれだけでいくらになるのか??
なんと”6000万円”なり~(全部会社での支払い)
それだけの規模間のビジネスをされているのでしょうが、
自分の生きている世界とはスケール感がかなり違います・・・
そんな、社会の縮図が垣間見られる飛行機の中で、
『一流に対応する一流を育てる』
そんな話を具体的にこれからもっと聞いていきたいなと思いました。
今まで、2回ほど会食の機会をもらっているのですが、お酒も入っている
せいか、話がおもしろくていつも話が序章で終わってしまうのです。(反省)
そういえば、以前ANAの飛行機の中での出来事を書いたブログ記事が
あります。これもまた、一流の人が一流のメンバーを育てている好事例かと
思いますので、時間とご興味のある方は以下をクリックしてぜひお読みください。
こうやって自分も「一流の基準を学ぶ」機会を普段のライフスタイルの中
にちりばめるようにはしています
そして、以下のようなことも常に視野に入れています。
『互いの強みをどうつないだら、大きな価値を作り出せるのか』
この視点も何かを企画したりアイデアを生み出す上では重要だと思います
ということで、まずすぐにできる価値づくりとして・・・
次回、1月に開催する『SPECIAL ONE CLUB ジュニアスクール』
のサプライズゲストとして、この方をお呼びすることになりました~
ご本人も興味を持ってくれています。
もちろん、参加メンバーも、”一流の人から基準を学ぶ機会”になる
でしょうから、喜んでくれると思いますね
まさに、『WIN-WIN-WIN』の環境づくりにつながることでしょう。
当日がこれから楽しみです
その方と話していて、思うのは、
『一流になる人は、必ず強い信念を持っている』
『一流になる人は、必ず自分の師を持っている』
そんなことですね。そんな話もしてもらえると、ジュニアスクールに参加
しているメンバーの刺激にもなると思います。
そして、今後のつなぎ方としては、来年度に企画するセミナーや勉強会
でも講師としてご登壇いただこうと企んでおります
いや~それにしても一生に一度くらいは、ファーストクラスを
体験してみたいものです