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学んだ気分に浸っているだけでは時間が無駄になる!!

メッセージ【20161110】

トランプ氏が大方の予想を覆して大統領になりました
それを受けて、いろいろな反応があるようですね。
株価も下がって上がって・・・

米国において、現状に対する不満と新しい変化を求める人達の
パワーが大きく大統領選に影響を与えたことは確かなのかもしれません。

政治家としての経験がゼロのトランプ氏に対して、
今までとは違うスタイルでのリーダーシップを期待できるのかどうか?
どのような方向にかじ取りをしていくのか?
我が国日本にとっては、どんな影響を受けていくのか?

こればかりは、時間の経過とともに明らかになっていくことでしょう
 
先日のSOC&VUCコラボレーションセミナーに参加された
VALUE UP CLUB会員の先生からこんな連絡をいただきました。

「今回の研修内容を理事長先生に報告したところ、ぜひ園内でも学びを
共有できるように伝えてください!とのことで、講義とまではいきませんが、
伝える場を作ってもらうことになりました。」

「研修内容をまとめ直し、先生たちが実践しやすいよう自園でできることを
考えながらアウトプットすることは、私自身の学びにもなるので楽しみです。」

そんな連絡をいただいて、これこそ、学習効果が高まる環境設定だな
と感じました。

ふと考えるのですが、もちろんVALUE UP CLUB会員の先生なので
自ら主体的に能動的にセミナーに参加してくれているのですが、
そうではない先生であったら、同じ感覚で理事長先生の発言を受け止めるだろうか??
 
おそらく、主体的に学ぼうと参加していない人、つまり強制的に参加させられた人
の場合は、園内での共有、つまり自分がその内容をまとめて伝えることなんて
やりたくないな~というネガティブな発想になると思いますね

少なくとも、”楽しみです”なんてフレーズは頭と心の中で登場してこないでしょう

これこそ、学習効果を左右する重要なポイントの1つになります。

★目的を持って、インプットをしにきているのか
 (セミナー・研修を受けに来ているのか)

★アウトプットイメージを持ちながら、インプットしているのか

上記2つのポイントを実現するためのキーワードが
『主体的』ということになります。

おそらく、その先生は、今聞いてる内容を、園に持ち帰って、どうやって共有して
どうやって子ども達の成長につなげていこうか・・・
というアウトプットイメージを持ちながら研修を受けていたんだと思います。

これは、私がVALUE UP CLUBのメンバーには繰り返し言い続けてきたこと
ですから、そうやって実践につなげている報告をもらえることが一番うれしいことです

なんとなく、セミナーや研修を受けている自分に酔ってしまい
それだけで、自分が成長できている気分になってしまう人も多いな~と
思うので、たまに、冒頭に登場したメッセージを送ることもありますね

『学ぶだけで成果があがるのではなく、
行動・実践・反復・反省を継続・徹底
していくことで成果につながる!!』

成果は、成長という言葉に変えてもいいと思います。
当然、これは自分自身も常に意識していることですね

言い換えれば、学ぶとはインプットとアウトプットの繰り返しであり、
そのプロセスを通じて、アウトプットの質を高めていく行為だと思うわけです。

そして、行動や実践をしていくときのコツは・・・

①目的や意図を必ず持って行うこと
②それらを上手く進めるための、知識や知見を蓄積しながら繰り返すこと

人より成長が早かったり、人より成果を出すことができる人は、
おそらく、上記のコツをつかんでいる人なんだと思います
もしくは、無意識にそれができている人なんだと思います

知識や知見を蓄積するためには、反復と反省が必要だということです

一番よろしくないのは、行動や実践の際に、なんとなくやっているだけの状態、
研修やセミナーもなんとなく聞いて、聞いたことをそのままメモしているだけの状態・・・
そのメモはその後再び読まれることはなく、どこかに封印されていく・・・

ですから、誰かが研修に参加した後は、その他の参加していない人たちのための
共有の場を作ること、そして実践までつなげることが大切だと思っています。

コンサルティング先の園では、そうしてもらっています。

以前は、それを『プレゼンテーション研修』
ネーミングしていくつかのクライアントさんにご提案していました。

別に研修に参加したときでなくてもいいのですが、
20分程度、自分で決めたテーマを題材にした自分なりのメッセージを
園全体の先生たちの前でプレゼンテーションするというものです。

知識の共有の場にもなるのですが、
一番のねらいとしていたのは、プレゼンをする本人の成長です
自分の頭を整理整頓して、人にわかりやすく伝え、
そして共感してもらうスキルを身に付けることは、
人生にとって大変付加価値の高いスキルだと個人的には思っています

研修の件に話を戻しますと・・・
共有の場があらかじめ設定されていることで、当日の”聞き方”(インプットスタイル)
は明らかに進化します。
そして良い意味での”緊張感”を持って参加することができます

だって、自分の言葉でその後にアウトプットしないといけないわけですから・・・

ある意味、もっともっと大きな括りで言えば、

個だけで完結せず、常に社会と接する環境を自分に課すことは大切だなと・・・

研修で聞いた内容を自分自身の理解だけで終わらせるのではなく、
園という組織、そして、組織からつながる社会にどうやって還元していくのか
を考えて聞いているかが重要だと思うのです

少なくとも、自分はそういうイメージを持ちながら、いろいろなインプットを
するようにしています

以前もこのブログで紹介したことがあるのですが、
世界的な建築家である安藤忠雄さんがテレビでこんなことを語っていました。

『緊張感を保つために、常に社会に参加している!!』

すごく共感できますね。自分も仕事を通じて、たくさんの社会(人や組織)と
つながるので日々、良い緊張を維持することができているんだと思います

この、心地よい緊張感が摩耗したとき、人の成長は鈍化すると思います。
それは、その人の中に”甘え”や”妥協”が生じるからに他なりません。

ということは、人が甘えや妥協をせずによい緊張を維持できる環境を
プロデュースすることも、組織のトップやリーダーの役割なのでしょう

まあ、なんだか話のスケールが大きくなってしまいましたが、
研修やセミナーなどのインプットした後は、まずは、自分自身の復習ステージを
用意することが大切でしょうね。
復習ステージの例としては・・・

①まわりの人に話す
②ポイントを整理して再度自分なりにまとめる
③日々の行動・実践に取り入れる

①②③をすべて取り組んでいくと、学習効果と効率が高まって成果にも
つながると思います

やはり、学んだ気分に浸っているだけでは意味はないですし、
その時間がもったいないと思うので、今日はそんなメッセージにしてみました

今の自分は、社会としっかり接点を持つことで

良い緊張感を維持しながら、行動・実践・反復・反省を継続・徹底していく
ことができているだろうか??

自分都合の”甘え”や”妥協”の時間が多くなってはいないだろうか??

自問自答をしてみてはいかがでしょうか。

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