第3回 SPECIAL ONE CLUB ジュニアスクール!!
- 2016.09.16
- 講演&研修SPECIAL ONE CLUB
一昨日、9月14日にCLP主催の
『SPECIAL ONE CLUB ジュニアスクール』
今年度の第3回目が渋谷の会場にて開催されました
幼稚園のトップ&幹部の養成講座として、
今年度から新たにスタートした企画 年間5回の講座となります
その背景にある思いは・・・
『組織はトップとリーダーで99%決まる』
長年、幼稚園の経営コンサルタントをしてきて、今強く実感していることです
弊社が主催している、幼稚園のトップ&幹部&リーダー向けの学びの場の
総称である『SPECIAL ONE CLUB』
以前から、若手園長や後継者の方々をメインにした勉強会は継続していますが、
『ジュニアスクール』というネーミングで開催するのは今年度が初めてですね。
第3回ジュニアスクールのメインテーマは・・・
★『自園の魅力を整理整頓する』
★『園児募集戦略と具体的施策の組み立て方』
★『自園の伝達力アップ』
冒頭は、前回の振り返りと宿題の発表からスタート
宿題は上記の内容でした。
前回、私の著書を一応サインを入れて、皆さんにプレゼントしたので、
まずはそれを一読してくることが宿題。
今回、ジュニアスクールに参加されているメンバーの中には、
園長先生から、薦められてすでに読んだことがある方や、
こちらの本を早々に購入して、バイブル的に何回も読み込んで
くれている方もいて、著者としてはとてもうれしいことですよね~
話題になっている本のセレクトについては、それぞれの趣向や興味がよく
わかりおもしろかったですね。
二つの本の感想と自分なりのスタディーポイントを各人から発表して
もらいました。
この宿題の意図は、
①自分の考え方や思考の整理整頓
②プレゼンする前提で読み込むことでのインプットの質向上
③それぞれを情報共有する効果の体験
そんなところでしょうかね。ということで、組織のリーダーでもある
参加メンバーにこの宿題を体験いただくことで、それを自分の園内でも
取り入れたらどうでしょうか という話にもつなげました
かつて、夏休みの宿題で”読書感想文”なるものがありましたよね。
当時のシステムは、読んで作文を書いて、それを先生が見るだけ
でしたから、自分もただこなしているだけだったように思います
例えば、作文なんて書かなくていいから、プレゼン方式にして、
読んだ本の感想や印象に残ったことなどをグループになって
語り合うシステムにしたほうがよっぽど効果的だと思うんですよね
『自分の思いや意見を伝える場を作ること』(アウトプットステージ)
『それを前提に本を読んだり、体験をすること』(インプットステージ)
このポイントをおさえることによって、インプットステージの質が上がり、
その結果としてアウトプットの質も高まるという構図になりますよね~
そして、もう1つの宿題は・・・『自園の魅力の整理整頓』
私は、以下の4つに因数分解して考えると整理しやすいとお伝えしています。
①人的魅力
②教育的魅力
③施設的魅力
④その他オリジナルの魅力
皆さん、しっかり上記の要素に分けて、自園の魅力分析をしてきてくれました。
そこで、私が投げかけた質問が・・・
『それらのたくさんの魅力は、自園からわかりやすく伝達できているでしょうか?』
多くの園のコンサルティングをしてきて思っていることは、
『魅力や強みがあれば、必ず園児が来てくれるわけではなく
それが対象者に明確に伝わった段階で、園児が来てくれる可能性が高まる』
いくら魅力があっても、それを伝達する力が弱い園は、効果や結果につながりにくい
わけですよね
至極当たり前のことなのですが、このポイントが成立していない園が
多数存在するのも事実。
1つひとつは力があっても、それらの価値を連動させていくこと、ジョイントしていく
ことがキーポイントですよね
このセンスを磨くことも「ジュニアスクール」の大きなねらいとなっています。
そして、最後の宿題テーマは・・・
『園児募集のための具体的施策の整理』
自園で園児募集のために取り組んでいるすべての要素を
棚卸しして発表してもらいました~
これらを各園で共有するだけでも、かなりの価値があります
自園で取り組んでいないことの中に、今後足し算できるネタがいっぱい・・・
そして今回のメイン講義タイムでは、以下の内容を学び合いました。
1.園児募集戦略の基本フレーム
(1)「園児募集活動の正しい理解」 ~目的ではなくプロセスである~
園児募集活動=自園のファンづくり活動=共感・共鳴の関係づくり
(2)「ターゲティングの重要性」 ~2つのターゲットを検討する~
①顧客ターゲティング
②エリアターゲティング
2.園児募集ストーリーの組み立て方
~欲しい情報、欲しい体験、欲しい魅力を最適なタイミングで提供する~
『過去を分析して未来を予想する = PDCAサイクルの実践』
(1)「募集数値シミュレーション」 ~目標設定は具体的に~
(2)「入園アプローチ分析」 ~効果的な入園パターンを見つけよう~
(3)
「年間の募集シナリオづくり」
ポイント①:保護者の心理状態を考えたメッセージの伝え方
ポイント②:認知度アップから共感度アップへのシフト
(年間を2つのフェーズで考える)
ポイント③:コーチング型入園システムの構築
(登りやすい階段づくりと広報の連動強化)
(4)「入園説明会は思いの伝達の集大成」
3.自園の伝達力アップ
~自園の魅力が伝わるプロモーション活動とツール作成~
①目的は何か
②ターゲットの設定
③自園の独自固有の長所は何か
④ターゲットに一番伝えたいメッセージは何か
⑤ターゲットが知りたい情報内容は何か
そんな内容を皆さんと共有させてもらいました
2学期に入り、見学者や問い合わせが増えたり、入園説明会が開催されたりと
”園児募集”に関する動きが活発化する中で、今一度自園の活動内容を
精査する時間になったと思います
毎年なんとくやってなんとなく結果がでてそして時間が経過していくという
のではなく、大切なことは、毎年、目的、目標、計画、実施を徹底して行い、
募集結果がでたら、必ず反省して次年度につなげていくこと
つまり、園児募集のPDCAサイクルを1年単位でしっかりまわして、
継続的改善と継続的進化の仕組みを構築していくことが重要だとお伝えしました。
以外とこれが実践できていない園も多いですよね~
第3回も密度の濃い時間になったと思います。
そして、毎回勉強のあとは懇親タイムがセットになっていて・・・
お酒と美味しい料理を楽しみながら、気軽な情報交換の時間に突入
でも、この時間もとても大切な時間なのです。
各園のいろいろな情報や、それぞれの考え方を共有する
時間でもあるからですよね
ここで、 『未来のアイデアの種』を拾い集める人が優秀な人!!
そんな環境も提供したいと思って、必ず懇親会を開催しています。
出会いの法則と引き寄せの法則があるように、
『ご縁を大切にすること、そして育むこと、そして与えること』
を習慣化できている人が豊かな時間を過ごしています。
参加されている副園長先生が懇親会で話していました・・・
20代の頃なんてぜんぜんネガティブで勉強会やセミナーなんて行きたくもなかった
のですが、ある時をきっかけに急にスイッチが切り替わって、いろいろな学びの場
に時間を投資するようになってからは、本当に良い出会いに恵まれています・・・と
このジュニアスクールに参加されているメンバーとの出会いもそうなんだと思います。
志の高い仲間を持つことで、自分のエネルギーを維持することは大切ですよね
そんな場になっていればうれしいなと思います。
第4回のジュニアスクールは、2ヶ月半後の11月30日開催となりますが、
もちろん宿題も出しました
次回のメインテーマは、 『幼稚園マネジメントの基礎』
・トップ&リーダシップマネジメント
・成長する組織づくりと園風づくり
スポットでの受講も受け付けております
ご興味ある方は、気軽にお問合せ下さい。
TEL:03-5738-6539
E‐mail:info@crosslifepartners.com
~セミナー&その他企画情報 現在申込受付中~★★★★★★★★
【幼稚園トップ&幹部養成講座】
第4回:11月30日開催予定!!
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★SPECIAL ONE CLUB ジュニアスクール開校のお知らせ★
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