”地域の教育総合コミュニティー施設” ~動きの先手をとる~
- 2016.08.05
- CONSULTING園トータルサポート
久しぶりの九州出張(2泊3日)から先ほど東京に戻ってきました
今回訪問した法人は、認定こども園を2園運営されています
私の感覚では、新制度による認定こども園は、30年度に数がけっこう増える
のではないかと予想しています
私がコンサルティングサポートをしている園でも4~5園がその方向で
準備を進めていますし、全体の動きや様子をうかがっていた園長がついに
未来に向けて一歩踏み出すタイミングがきている・・・そんな感じがしています
業界全体がそんな流れに動き出そうとしているときに、
今日のコンサルティング先は、すでに認定こども園の運営ノウハウの蓄積をして、
更に次のステージを作り出そうとしています
先日、小池都知事が誕生して、インタビューか何かで、
「ブルーオーシャン」という言葉を発していましたが、
まさにその「ブルーオーシャン戦略」です
それについては、以前ブログ記事で整理しているので
以下をクリックしてご覧ください。
⇒ 『同じステージでもがくよりもワンステージ上で勝負するために』
上記のブログ記事を書いていたころは未完成だった施設が
ついに完成したということで、そちらを今回は写真メインでご紹介します。
全体がいくつかの機能別に分かれていて、
それぞれの建物に明確な目的があります
ちなみに上の建物は、子どもたちの秘密基地みたいなものですね。
フィンランドでは、父親が子どものために作るカルチャーがあって
それを”レイキモッキ”と呼ぶので、看板にもそう書いてあります
こちらは「オヤトコのハコ」といって、親子での体験プログラムを提供
するスペースです。親子でクッキングとか親子で製作とか・・・
こちらは大人の秘密基地みたいなスペースで、
おやじの会で集まって食べたり飲んだり話したり・・・
先生たちで集まって食べたり飲んだり話したり・・・
「ハハトコのハコ」は、いわゆる子育て支援プログラム提供スペース
入口には、常日頃から子育て相談を受けることができるように
相談内容を手紙に書いて入れるポストが設置されています~
もちろん、授乳スペースとおむつ交換台が設置されています
こちらが「エホンのハコ」 いわゆる子どもたちの図書館です
そしてこちらが、近い将来にカフェスペースになる予定です
お迎えにきたお母さん達、地域の方々や家族が集い語らう場所
ギャラリーや情報発信拠点としての機能も盛り込みたい場所
そしてこのスペースには、焼き立てのパンが並ぶ予定
地場の新鮮野菜の直売所になるときだってあるかもしれませんね。
今回はまだ未完成だったので画像はありませんが、近日中に
施設の外のスペースに”ピザ窯”もできる予定になっています
広場では、音楽の生演奏やコンサート・・・
クリスマスには大きなクリスマスツリーが・・・
とまあこんな全体像になりますね。
これが、私が自分の著書で提案している
『地域の教育総合コミュニティー施設』
の1つのカタチとなります
いくつかの条件が揃わないとなかなかカタチにすることはできませんが、
この園である程度のカタチができそうなので、自分もうれしいですね
まずは、ハード面である程度カタチになった状態を今回は
自分の目で確認してきたわけですが、見た瞬間なんだか鳥肌が立ちましたね。
もちろん、この施設は、認定こども園の園舎とはまったく別の施設として
敷地内に建設したものとなります。
これだけの施設を建設するとコストも・・・と経営をやっている人であれば
当然気になると思いますが、実は、補助金の制度を上手に活用したこともあって
投資額はある程度抑えることに成功しています
ただし、ハード面がカタチになれど、今回の戦略を軌道に乗せるために
最も大切なのは、ソフト面になるので・・・
これからの更なる準備が最重要課題となります、
今回は、これからの進め方について、いろいろとコンサルティングアドバイスを
させてもらいました。
主なキーファクターは、
①ソフトプログラムの開発力
②上記を知らしめるための広報力と集客力
③質を高めながら運営するための人材力
④必要な人材を安定的に確保するためのリクルート力
実際にはそんな内容について、具体的にどのように強化、展開していくかを
話し合いましたね。
これからは、ソフト面のカタチ化に選択と集中をしていくステージに突入して
いきますが、それが段階的に実現していったとき、
”真の新しい価値とカタチが生み出される”と思っています。
そんな近未来を期待しながら今後もプロデュースできたらとワクワクしています
『ブルーオーシャン戦略』
まさに、今の動きに対して更に先手をとって新しい価値とニーズを自ら
作り出していくことではないでしょうか。
例えば、役所の人達とお話しをしていると・・・
『それって前例はありますか?』と聞かれることがよくあります。
でも、前例がなければやらないという感覚では新しい価値やパワーなんて
何も生まれないし、ましてや前例があることをやるよりも前例がないことを
自分達で作り出す人達が時代を変えていくと思いますね~
そこには、必ず”リスク”という言葉が頭をよぎることでしょう。
でも、考えて考えていろいろな可能性を高めていくことで、
そのリスクはワクワクに変えられると思っています。
前例優先主義な人達に出会うこともしばしばありますが、
それって、チャレンジすること、考えること、責任をとることから逃げている
人の特徴だとも感じています
それよりも、個人的には、 『動きの先手をとる』
ことを常に考えている人のほうが魅力的ですね~
そんな人達とこのように仕事を通じて刺激し合えるのはうれしくて
楽しくて、クリエイティブになれる時間です。
2泊3日の九州出張はそんな時間となりました。
ということでご報告を兼ねた、情報提供をさせていただきました~
こんなことにチャレンジしてみたいとなんとなく思っている方は、
ぜひ弊社にお問合せ下さい。状況や背景に応じて適正なカタチにしていく
お手伝いはできると思っています
TEL:03-5738-6539
E‐mail:info@crosslifepartners.com