この時期は、教職員研修&方針発表会!!
毎年、3月末から4月の第1週にかけては、
幼稚園の教職員研修やコンサルティング先の幼稚園にご提案している
『方針発表会』のサポートで忙しい日々となります。
一昨日は、横浜の幼稚園での教職員研修会の仕事。
こちらの園では、年間に2回(4月・8月)ほど、教職員研修をさせてもらっています。
今回の主なテーマは・・・
★今年度の目標設定(スイッチを入れる)
★成功心理学(うまくいく人の知恵と心理)
新入園児&新規採用者の受け入れ準備、新しい人事体制・・・
そんなこんなでどうしても心と体がバタバタしてしまう時期です。
そんな状況なので、なんとなく新年度がスタートしてしまう組織も多いのでは
ないでしょうか
そこで、新年度スタートの時期は、必ずPDCAサイクルを回してもらうことを
意識しながら研修プログラムを組み立てる場合が多いですね~
簡単に言えば・・・
①昨年度の全体的な振り返り
②成長できたこと
③課題・反省点
①~③を踏まえながら、新年度の個人とチーム(年少・年中・年長)の方針と
目標を設定してもらっています。チームに関しては、月1回の頻度で、設定した方針と
目標の進捗チェックを全員で行ってもらうように促しています。
チームに関しては、
①チームコンセプト(チーム方針)(私たちは何を大切にするのか)
②子どもへの対応・コミュニケーションで大切にすること
③保護者への対応・コミュニケーションで大切にすること
④チームメンバー(先輩・後輩)への対応・コミュニケーションで大切にすること
そんなことを全員で決めて、年間を通じて徹底してもらうことをお願いしています。
そうすることで、現場のあらゆるクオリティーが高いレベルで維持されることを
期待しています 現場の品質はチーム内外でのコミュニケーションレベルに
大きく左右されていますからね~
その後は、『成功心理学』のレクチャータイム
主なテーマは以下となります。
1.うまくいく人の言葉の使い方
2.うまくいかない分野の真実・・・”幸せの沸点”
3.”勉強好き”の本当の意味
4.人間の6つの根源的ニーズ・・・”相手の世界観を理解する”
昨年度、T&Rセルフイメージデザイン代表の西さんからたくさんのことを
学ばせてもらったので、その内容をベースにしながらの講義内容。
研修終了後に、ある先生がこちらに近づいてきて、
「雑賀先生は朝起きて、瞑想とかされているですか?」との質問が・・・
「えっ 特に瞑想はしていませんが・・・」と回答すると
「私、最近ヨガをやっているのですが、今日の講義内容がものすごく自分の
中にわかりやすく入ってきたので、ヨガの教えとリンクしているような気がして。」
私はヨガのことはほとんど無知ですが、物事を探求していくと、共通の真理に
つながっていくものなんだろうな~。と思いましたね
それはともかく、その先生にとって講義内容の吸収レベルが高かったことは
講師としては、うれしいことですね
そして、昨日は、地元横須賀に近い、葉山の会場にてコンサルティング先の
幼稚園の『方針発表会』のサポートでした。
「湘南OVA」という施設は、リゾートな感じでしたね。
方針発表会とは・・・
その園が大切にしている理念、方針や子どもの成長目標を全員で共有して、
それをハイレベルなカタチ(行動・言動・教育内容)にして、子どもたちや保護者や
地域の人々の実感・体感してもらう状態に持っていくためのスイッチを入れる
時間となります。つまり
『思いはカタチにしなければ伝わらない』
ということで、上記の実現レベルを高めるため組織マネジメントの1つの手法と
考えてもらえたらいいと思います。
最初は、園長からの方針発表タイム
理念:『すべては子どもの未来のために』
教育目的:『自分の未来を創っていける力を持った子どもを育てる』
そんな話が1時間程度あったあとに、私のゲスト講演タイム。
今回、新しくフリー主任制を導入するという背景があるので、
今回オーダーをいただいたテーマは・・
★リーダーシップとチームワーク
★業務オペレーションに入らないリーダー(マネージャー)の必要性
以下の過去のブログ記事をベースにお話しさせてもらいました。
こちらをクリック⇒ 「タイムマネジメント能力と仕事の質を上げる(事例編)」
その後は、チームに分かれての目標設定と実現方法のディスカッションタイム。
そして、各チームリーダーからのプレゼンテーション
今回は最後の私にプラスアルファのオーダーをいただき、
★「報告・連絡・相談のポイント」
について講義をさせてもらいました。
自分が社会人1年目に教わったようなことを、あえてお話ししてみました。
なぜならば・・・
「当たり前の認識は人や組織によって大きく異なる」
「社会人の基礎について、以外とレクチャーを受けたことがない先生が多い」
そんなふうに感じているからです。
ホウレンソウが大切であることは、誰でもわかっているのですが、
そのポイントや質を高めるコツなどについては、しっかり教えられたことが
ない先生が多いということで、園長先生からオーダーをもらいました。
発表会終了後は、徒歩で移動して
おしゃれなイタリアンレストランで歓送迎会
「ソリス-アグリトゥーリズモ」
ロケーションも料理もおいしく皆さんと楽しいひとときを過ごせました。
やはり、こういう仕組みを取り入れている組織とそうでない組織では
少なからず、あらゆる品質の差が生じていくと思っています。
最近私は、これを『ギャップのすり合わせ』と表現しています。
人それぞれ価値観や仕事観や意識レベルも異なります。
そんな人たちが組織やチームを構成しているわけですから、
『常なるすり合わせ』をしないと、足並みがそろわないばかりか、
互いの力がマイナスに作用してしまうこともあるでしょう。
その『常なるすり合わせ』の手法が、
教職員研修であったり、方針発表会であったり、日々のホウレンソウなのだと
考えています。
少々長くなりましたが、最近の仕事を通じて、「すり合わせ」の量と質を
徹底することで、組織のレベルアップが実現されていくことを実感していますね。
そんなところも、コンサルティング現場では力を入れてきたいと思います。
来週もそんな日々が続きますので頑張りたいと思います