ライフスタイルマーケティング ~価値観の多様化と適正進化~
- 2016.02.01
- CONSULTINGMESSAGE
今日から2月がスタートですね。
最近は少々プライベート的なブログが続いたということもあり・・・
今日は、経営コンサルタントとして、何かを思考したり決断していく
ときに、どんなことをベースにしているかというお話をしようと思います。
『ライフスタイルマーケティング』
教科書的に解説すれば、
個々のライフスタイルに着目して消費者や利用者のセグメンテーションを行う
マーケティング手法ということになるでしょうか。
最近ではよく『価値観の多様化』という言葉を耳にしますが、
そんな時流に合わせて、いろいろな商売やモノゴトも多様化してきていることは
皆さんも実感していることでしょう。
あらゆるものが、ファミリーユースからパーソナルユース化して、
パーソナルの中でもそれぞれのライフスタイルの多様化や変化の中で、
商品やサービスが開発されていますよね。
例えば、電話の進化も、一家に1台から各部屋用の子機が作られて、
そして、そこから携帯電話が当たり前の時代へ・・・
かつては軍事用か?と思われるような大きな携帯電話も、今やiPhoneを
我が子がなんだかいじりながら、操作を覚えてしまう時代へ・・・
家電や家具などの進化も同じようなことが言えますよね~
特に”雑誌”などは、明確にライフスタイルマーケティングが反映されていると思いますね。
男女別、世代別、ライフスタイル別でセグメンテーションやカテゴリー分けが
行われているので、逆にその人が定期的に購読している雑誌を知れば、その人の
日常をある程度推察することができるでしょう。
『IKEA(イケア)』は今や日本にたくさん店舗があって当たり前かもしれませんが、
私が20代前半の頃に、最新経営モデルの視察でロサンゼルスにある
『IKEA』を初めて訪問したときは、ものすごく衝撃を受けたことを思い出します。
その当時、日本で家具や生活用品を買おうと思って足を運んでいた店とは
まるで違う空間を目の当たりにして、日本はだいぶ遅れているな~と感じたものです。
『IKEA』の売場に足を運んだことがある人であればわかると思いますが、
そこには、素敵な未来の生活空間が展示されていますよね。
「あっこんな雰囲気もいいね」
「あっこんなレイアウトもできるんだ~」
なんていいながら、素敵な自分達の未来の姿をイメージする会話が聞こえてきます。
あれこそ、わかりやすいライフスタイルマーケティングのカタチでしょうね
サンフランシスコでは、世界最高峰のスーパーマーケットと言われている
『ドレーガーズ』も視察しましたが、今だ日本においてはあのレベルの
スーパーマーケットは登場していないように感じています。
”食のエンターテイメント”でもいいましょうか、世界から集められた食材の数々、
食に関する図書館、超かっこいいキッチンスタジアム・・・
先日ご紹介した『湘南T-SITE』は、スーパーマーケットではありませんが
ライフスタイル提案型の先進運営モデルとして存在感を発揮していると思いますね。
先日のブログ記事はこちらをクリック
➔『コンセプトメーキングの重要性 ~ライフスタイル提案のトレンド~』
というマーケティングトレンドを、私がメインでコンサルティングさせてもらっている
幼稚園業界にも当然ながら活用していくことが重要だと考えています。
つまり、幼稚園は
『素敵な家族になるためのライフスタイル提案・啓蒙』
ができる存在になっているか否かがこれからの分かれ道になるでしょう。
だから、私のコンセプトフレーズは・・・
『幼稚園から家族園への進化』
園のトップやリーダーがその担い手となり、
組織や運営体制の適正進化を導く存在になっているか??
そこで差がついていくと思ってお手伝いしたり、アドバイスしたりしているわけです。
その方法論はいろいろあっていいと思いますが、
まずは、トップ&リーダーがまわりの子ども、職員、保護者から素敵な人だな、
あのようなライフスタイルに憧れるな~と思われていなければ
説得力、伝達力、影響力が減退してしまうわけです。
そこが大きな差を作っていることは言うまでもないでしょう
十数年、いろいろな園をサポートしてきて、
園運営の成否を分けている最も重要なポイントの1つだと思っています。
そして、園のあらゆる素材やプログラムを通じて、提案&啓蒙していきたいことは・・・
★子どもが成長するための家族の正しい姿、母親の正しい姿、父親の正しい姿とは??
★家族が豊かに生活をするとは、本当はどういうことなのか??
★家族が幸せだと感じる日々を作りだすためには何が重要なのか??
まあ、ここから先の細かい部分については、来年度企画予定の
SPECIAL ONE CLUBセミナーでお話できたらと思っております。
そして、上記にも書いたようにトップ&リーダーの存在やレベルが園の成否を
決めていることがより濃くなってきているように感じるので、
来年度は・・・
【トップ・幹部向けプログラム】
SPECIAL
ONE CLUB ジュニアスクール
~若手園長・後継者対象のスクール~
【主任・リーダー向けプログラム】
VALUE
UP CLUB 基礎リーダーシップ資格養成講座
~主任・現場リーダー向け資格講座~
この2つのプログラムを新しくスタートさせます
詳細はまた後日、お知らせ致しますので、ご興味ある方はぜひお問い合わせ下さい。
『ライフスタイルマーケティング』
今流行っている店、人気のある店、業績が上がっている企業などは、
そのマーケティング手法を上手に活用して、自ら提案力や影響力を強めている
結果、そうなっていると思いますね。
ある意味、人気のある人やファンがたくさんいる人もそういう人であって、
その人の素敵な生き方やスタイルからいろいろ学びたいという人を
引き寄せている人と言えます。
ということで、そんなトップ&リーダーを育成してサポートすることが
CLPの一つの役割だと思ってこれからもあらゆることをブラッシュアップして
いきたいと思います。
今日は、最近自分が何かを企画したり判断したりアドバイスしたりする際の
ベースにしている1つの視点について簡単にお伝えしてみました~