”石の目”を見抜くセンスを磨く!!
- 2015.11.19
- MESSAGECONSULTING
今日はオフィスにて仕事をしています。
先日のVALUE UP CLUB特別セミナーで
”学習・成長とは「分類と比較」のレベルアップである”というお話を
させてもらいましたが、更に付け足してお伝えしたかったことを書きたいと思います。
(時間の関係で、そこの部分はお話できなかったので)
なぜ、「分類と比較」のレベルアップをしていくことが学習であり、成長であるか??
という答えとしてお伝えしたいフレーズは・・・それが
『”石の目”を見抜くセンスを磨く行為そのものだから!!』
石工が「石の目」に向けてノミを振り下ろすことによって
大きな石を割っていくように、一見、難解に見える問題も「核心」を見つけると
解決への突破口が大きく開かれていくということですよね。
いろいろな人と一緒に仕事をしてきましたが、どんな視点でその人を見て、
その人達の違いから何を学んできたかと言うと・・・
賢くて、問題解決能力が高い人、つまり”優秀な人”ほど、
仕事をしながら、先輩をみながら、情報を入手しながら、あらゆる体験を繰り返しながら
そこにある問題や課題を解決するための
”石の目”を見抜こうとアンテナが張られているということ。
そこにフォーカスできているということ。
そういう人が普段やっている行為は、
あらゆる分野で”石の目”を持っている人に、質問したり、相談できる環境を
自分で手に入れるための時間を大切にしているということ。
頑張り屋でまじめでいい人なんだけど、仕事の成長スピードがあまり早くない人は、
目の前の問題に対して、
なんとか自力で一心不乱にやり抜こうとする。
がむしゃらにできることから手をつけて他の人よりも先に前進しようと頑張る。
少し時間が経過してふとまわりを見渡すと・・・
となりにいる同期の賢い人は涼しい顔をしてすでに仕事を終えているではないですか~
と自分が思い描いていた姿とは逆の現象を目の当たりにする
「なんで自分はこんなに頑張っているのに、あの人より仕事が遅いんだろう??」
悔しがり、悩み、ネガティブモードに入っていく・・・
そんな方の相談に乗ることもよくありますね。
その頑張りは悪いわけではないけれど、そういう美学を持っているのも否定はしませんが、
同じ人間で同じ仕事を任されたのに、結果や仕事のスピードに差が生じる要因は、
『”石の目”を見抜くセンスを磨いているか??』
その差だと、いろいろな方々と仕事をする中で学んできたように思います
若いときは経験も少ないから、まだ分類と比較のレベルが高くないのも当然・・・
そこで、その状況を打破するために若くても賢い人達がやっていることは何か??
『どんどん質問をする』
『各分野で得意な先輩に聞きまくる』 そこが大きな分かれ道。
上記の行為によって、
自分ではわからない数々の”石の目”を一瞬にして、
もしくは短時間で手に入れているわけです。
逆に、変なプライドが邪魔をして、なんでも自分でやりきらないと気が済まない人は、
質問をしたり、先輩に聞くという行為が極めて少ないという特徴があります。
皆さんのまわりにも、そんな特徴に当てはまる若い方いませんか~??
見ていてこちちらが思うのは、あのスタンスは損しているな~と
もちろん本人はベストの行為だと思って気合いを入れて頑張っていますから、
その頑張っている姿勢は尊重しつつ、リーダーは、本質的なことを伝えて
効率的に仕事を進めたり、成長スピードをアップするためのポイントに気付かせて
あげることが人財育成という大切な仕事になるわけです。
もちろん、トップやリーダーがそういう人だと組織やチーム全体がそうなってしまい
忙しいけれども、それぞれ頑張ってはいるけれどもパフォーマンスが上がらない、
結果がでないチームになってしまうことはおわかりいただけると思います。
そういう経験則から、優秀な人や評価が高い人の特徴のひとつだと私が思っているのは・・・
『質問する力』 『相談する力』 のレベルが高いということですね。
最近、いろいろな人と会話をしたり、時間を共有している中で
ちゃんと質問できない人、ちゃんと相談できない人が増えているかもな~ということを
強く感じます。個人的には、相手がこちらやその他の人にしている質問の内容や質で、
その人が優秀かそうでないかはなんとなくわかってしまいます
もちろん基本的なコミュニケーション能力があまり高くないということも要因の1つだと
思いますが、最も差がついている要因は・・・
その人が、「常に”石の目”を探そうとしているかそうでないかの差」だと思いますね。
『どんなことにも、石の目があって、効果的な突破口は絶対にある!!』
と思っています。そう思えることが、その人の希望になるしモチベーションにもなります。
だからこそ、トップやリーダーには、そのような思考が求められると思います。
まわりのメンバーに希望や期待を与えることも重要な仕事だからです。
もちろん、それが簡単に見つかることもあれば、なかなか見つからないこともある。
それが、問題の大きさのレベルということでしょう。
がむしゃらに挑む姿は悪くはありませんが、同じ姿でも
”石の目”を理解して邁進している姿なのか、それともそんなことはわからないが
とりあえず頑張っている姿なのか・・・時間の経過とともにそのパフォーマンス差は
大きくひらいていくことでしょう。
人生も仕事も恋愛なども・・・がむしゃらに頑張るのもいいですが、
たまには一度立ち止まって全体を俯瞰して眺めてみたり、
誰かの意見やアドバイスを聞いてみたり、そんな時間の使い方も必要だと思います
『”石の目”を見抜くセンスを磨く』
そんなことを今よりももっと意識しながら時間を過ごしていくことも、
人生を豊かにしていく秘訣ではないでしょうか
先日の西さんのセミナーなどは、人生を豊かに過ごす”石の目”を参加者の方々は
学びにきているのだと思います。だからとても賢い皆さんですよね~
今日は、先日のセミナーで少し話足りていなかったことをこのブログを通じて
整理させていただきました~ お読みいただいている方のプラスになれば幸いです