行動指針がカルチャーの源泉!!~メッセージ付き共通言語~
- 2015.11.13
- 園トータルサポートCONSULTING
明日のVALUE UP CLUB特別セミナー
『夢を実現する人達の脳と心の秘密』に向けて、
今日は準備DAYになっています。ちょっと息抜きのブログアップ。
上記の写真は今週のコンサルティング現場の保育園でのシーン
リーダー研修で取り組んでいる内容は・・・
『園の行動指針づくり』
この園ではビジョン・ミッションは明確化されているのですが、
そのビジョン・ミッションを現場の具体的な保育シーンや行動につなげるには
なんとなくピンときていない先生達が多いのも事実
どうしても、ビジョン・ミッションのスケール感と日々の行動のスケール感には
差がありますからね
ということで、ビジョンと日々の行動を連動させていくためのジョインターが
必要ではないかということで、今回は『行動指針』を作成することのチャンレジ
トップが独断で決めるものではなく、組織のリーダーが中心となって
自分達の理想とする日々のスタンスを決めていくということをポイントに進めています。
大抵の場合、ビジョンやミッションに掲げるフレーズは広義であることが多いので
言葉がひとり歩きをして、俗に言う『絵に描いた餅』になっているケースが多いものです
個人で言えば、『あなたの信念やモットーにしていることは何ですか?』
という質問の回答になるフレーズが、行動指針と呼ばれるものになるでしょう
私は、現場のコンサルティングで先生達との面談をする際に・・・
上記の質問を必ずするようにしています。
その時のリアクションは様々でおもしろいものです。
「う~ん・・・よくわかりません」と最終的にごまかして終わる人。
「う~ん・・・●●●です」となんとか考えて絞り出す人。
「これと、これと、これです」と明確に揺るぎなく答えることができる人。
そんなリアクションから、その人の現状を把握させてもらっています。
皆さんは、この質問に対してどんなリアクションになるでしょうか??
その人が持っている信念やモットーや行動指針が明確かあいまいなのか・・・
その差が、日々の生活スタイルに大きな差を生みだしているのではないでしょうか。
信念やモットーや指針について何も考えていない人は、当然、いろいろな場面や状況に
遭遇したときに、判断基準があいまいですから、右往左往する時間が多いのだと思います。
その逆に明確に定まっている人は、同じ状況に遭遇しても、落ち着いているでしょうし、
ぶれない人でしょうし、一貫性を持った行動ができる人だと思います。
その結果、まわりからの信頼度の差につながっていくのでしょう。
組織にもまったく同じことが言えると考えているので、
今回は、『行動指針』をしっかり定めることにより、
★あらゆる状況下でも右往左往しない個人&チーム
★あらゆる状況下でもぶれない行動と言動ができる個人&チーム
★あらゆる状況下でも一貫性を持った行動と言動ができる個人&チーム
そんなチームへと進化を図っていこうという大きなねらいを持って進めているわけです。
その結果として、園の信頼度のベースアップを達成することが大切だと思いますね
ビジョン・ミッションが素晴らしいからこの園に入園させたい!!
という人はほとんど存在しません。そこで働く人達の日々の行動や振る舞いが素晴らしい
から評価されるわけです。そこにこだわるからこそ、行動指針の作成&浸透が必要だと
考えています。
自分の経験則から振り返ってみると、私が新卒で10年間ほどお世話になった
船井総研という組織には明確にそういう文化が根付いていたように思います。
正直なところ、ビジョン・ミッションなんて覚えていませんが、
歴史の中で、組織内の共通言語となっていた、いわゆる『行動指針・基準』のようなものは
組織の人間が日々の仕事や活動をする中で、かなり影響力が強かったと感じています。
例えば、自分の行動基準として今でも頭の中に常にあるフレーズは・・・
★素直・プラス発想・勉強好き
★長所伸展
★力相応一番主義
★必要・必然・ベスト 過去オ―ル善
★量が質に転化する
★24時間スイッチオン
このようなフレーズは当時インプットしたものですが、今でも消えずに自分の心と頭の中
に残り続けていますね~
つまり、自分の人生に影響を与えている指針になっているわけですよね。
そして、船井総研では、これらの言葉達の浸透レベルが高かったので
組織のカルチャー・文化となっていたように思います。
そして、その組織を離れたとしても、そのカルチャーはそれぞれの人間によって
拡散されていくものになっているでしょう。
私は、このような人に影響を与える指針となり、組織全体に共有化されている言葉達を・・・
『メッセージ付き共通言語』 と呼んでいます。
ということで、多くの方々から信頼される、敬愛される個人や組織になるためには、
それなりのポイントがあると思います。
都合良く勝手に自然にそうなってくれたよいのですが・・・そうはいかないですよね
そのポイントの1つが・・・
①『行動指針・基準』の明確化(言葉への落とし込み)
②行動指針の継続的浸透活動
だと思っています。
強くて、ぶれなくて、一貫性があって信頼されている組織は、必ず上記のような
ことが歴史の中で積み上げられてきているという共通ルールがあると思いますね!!
だから、必ず『メッセージ付き共通言語』が存在する
例えば、ディズニーランドで言えば、”SCSE”というフレーズのように・・・
本日は、コンサルティング現場の事例から、少し自分の考えを整理してみました。