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幼稚園の教職員研修会 in 横浜

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今日は、年間に2回~3回の教職員研修のご依頼をいただいている
横浜の幼稚園での仕事。

桜の写真が続いたので、園の花壇に咲いているチューリップの画像を

ここ3年間くらい年に2・3回の研修を継続的にさせていただいているので、
毎回テーマや話す内容をその園の現状の伸びしろを検討しながら園長先生と
決めさせてもらっています。

昨年度から新年度に向けて、4名の先生達が入れ替わったということもあり、
今までの復習も入れ込みながら、今回のテーマは・・・

①自分と仕事を見つめ直す(役割の再確認)

②時間管理(タイムコントロール)のコツを習得する

新年度を迎えるにあたって、今一度自分や仕事の原点を振り返ることは
大切だと思いますね~

「私たちは何のために教育活動を行っているのか?」

「私たちが教師・教員として求められている役割は何なのか?」

普段の生活や仕事の中の会話でこんなことを質問されることはほとんどありません。
しかし、いざ質問されたら自信を持って自分が回答できるかどうか?
実際には、しどろもどろになってしまう先生が多いのではないでしょうか??

ということであえてこのような質問に対して、自問自答する時間を用意しました。

また、このブログでも度々登場している『修養』の重要性について私から話した上で
各人の『修養目標』を設定してもらいました。
この目標については、次回の研修予定である8月までの具体的な目標としてもらい
その研修の際に一人ひとりからその結果を報告してもらうことになっています。

年間で数回の研修をさせてもらうと、このようなPDCAの仕組みも取り入れることが
できるのでありがたいですね。

結局、人はどこで差がついているのか?

『目標に向けて、ちゃんと取り組んだか、それともやらなかったか?』

そこで差がつくのは当たり前のこと。だから、その結果について報告する機会を
用意することはとても大事なのです。
良い意味で当事者意識を持って目標に向けて取り組まなければならない状況を
作りだすということがポイントとなります。
8月の報告が楽しみです

そして、本日は、新年度に担当する学年毎のチーム編成にして
ディスカッションタイムへ突入!! この園では、聞いているだけの研修ではなく
それぞれが”思考”することを大切にしています。

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今日のディスカッションテーマは・・・

①私たちのチーム方針 ~私たちが大切にすることは何か~

②子ども達への対応・コミュニケーションで大切にすること

③保護者への対応・コミュニケーションで大切にすること

④チームメンバー(先輩・後輩)への対応・コミュニケーションで大切にすること

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そしてこの時間の最後に伝えたことは・・・
チームで仕事をするときには、必ず、このステージを入れてほしいということ。
多くの仕事が1人ではなくチームで協力して進めることが多いと思います。

その時に、私が意識してやっていたことは、
スタート時点で必ず、自分達が何を大切にしながら仕事を進めるのか、
お客様(利用者)に対してどのような対応・コミュニケーションを重視するのか、
チームメンバー同士の関わり方、協力体制については、何を大切にしていくのか・・・

そんなことを共有する時間を設けてから、全体で仕事をスタートしていました。

つまり、仕事に向き合う姿勢について共通理解、共通認識をすることが
チームの仕事の質を大きく左右する
からです。

そして、皆で決めたルールや方針を誰かが疎かにしていたり、できていないときに
互いに声を掛けあって軌道修正できるチームがレベルの高いチームであり、
そんなチームを作り上げていくことがリーダーの役割である。

そんなことを先生達に伝えました。
これは、あらゆる場面ですべて応用できることだと思います。

そして、最後のテーマは『時間管理のコツ』

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こちらもチームディスカッションで、
仕事が速い人の特徴と仕事が遅い人の特徴を議論してもらいました。

このような手法は、対比法と言いますよね。
これも、何かを考えて回答を見つけて行く時の、アプローチ手法のコツですよね。

〇〇な人と▲▲な人を対比することで、そこに共通することや、特徴を整理
しやすくなるわけです。これは子ども達への質問の投げかけ方などでも応用できますよね。

その他には、類似法という手法も個人的に使うことが多いですね。
〇〇な人の共通することを上げて行って、それを整理整頓していくと
何が大切か、何がポイントになってるかがわかるわけです。

基本的に経営コンサルタントという職業の人が日常の中で意識的にやっていることは、
成功している人や商売の共通項を集めて、整理して、成功法則を導くということですね。
そして、それを知らない方にアドバイスさせていただく。
これを私は『ルール化』という言葉で教わりました

それはさておき・・・

先生達からは、いろいろな意見がでましたね。

いろいろな意見が出るということも重視しています。
今の子ども達や若い人の中で、個人的に少し残念だな~と思う人に遭遇することがあります。
それは・・・

『自分で考えることを極力さけて、すぐに回答を得ようとする姿勢』です。

それを助長しているのが、便利になったインターネット社会でしょうね~
便利さの弊害は、そういうところに出ていると思います。

自問自答する時間、深くモノゴトについて思考する時間は、人が成長するために
とても重要な時間だと思います。
個人的に、”頭に汗をかいていない人”は成長スピードが上がらないと思っています。

だからあえて、研修の中でそのような時間を入れることも重視しています。

自分達でじっくり考えて自分なりの答えを出してから誰かのアドバイスを聞くのと、
何も自分の意見や考えをもたずに、誰かに教わるのとでは、同じ内容でも
その吸収力がぜんぜん違うのです。

時間管理のまとめについては、このブログにも書いているような私なりの見解や
ノウハウについてお話しました。

今日の研修内容が、先生達のプラスにつながっていくとうれしいですね

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