一生懸命悩める力 ~圧縮付加の必要性~
あっという間に2月が終わろうとしています・・・
この2月で、CLPも6期目が終わろうとしています。
時の流れは早いものですね~
7期目からの数年間の事業構想が自分の頭の中である程度カタチに
なりつつあります。後はこの妄想を現実にしていけばいいわけで・・・
もちろんその中で社員やスタッフを増員していくこともプランニングしています。
イメージと現実のギャップの間で人はいろいろと
悩みごとが絶えないものです。
では、イメージを現実にしていく力はどうやって培われていくのか??
個人的な見解として大切だと思うのは・・・
『一生懸命悩める力』
だと思っています。
もちろん悩まないで何事もスムーズに進められたらいいわけですが、
最初からそんなにうまくいくことは、なかなかないですし、
簡単にできてしまうことは、誰にでもできることでしょうから、あまり価値がないわけですよね。
悩むためには、けっこうパワーが必要です。
そして、悩むということはその人が、理想を持っているということでもあります。
だとしたら、悩めないということはパワーもないし、理想もないということかもしれません。
仕事柄、いろいろな方々と接していると、このあたりの差異を人によって感じるわけです。
理想を高く設定している人ほど、現実とのギャップに大きく悩む時間が増えるでしょう。
その逆に、悩むことから自分を遠ざけたいために、あえて自分の理想を描くことから
逃げているように感じる人も最近多いなと感じています。
先日、テレビで「情熱大陸」を見ていたときに、西内まりやさんが、
モデル、歌手、タレントといういろいろな立ち位置での仕事に忙殺されて、
自分のペースを維持できていない、そして、それぞれの仕事が中途半端に
なっているのではないか・・・プロとしての仕事が不十分ではないか・・・
と大粒の涙を流して悩んでいたシーンを見て、そんなことを思ったのです。
この人、理想をちゃんと持っているし、自分の美学も持っているなと・・・
だから、どんどんこれからいろいろな世界に飛躍していくんだろうな・・・と
泣いているシーンをみて、個人的に”この人かっこいいじゃん!!”
と思っていました
そのシーンをみて、少し自分の20代を思い起こしたようにも思います。
あらゆる仕事が先輩達からふられてきて、それぞれしっかり完璧に仕上げたいのに
時間との格闘の中で、もっとできるのに、できたのに・・・なんて思いながら
休む間もない日々の連続
でも、そんな『圧縮付加された時間』こそ、後になって自分を成長させてくれた
時間だと確信していますだから、そんな過去に感謝しています
自分のペースで仕事ができるようになる力をつけてくれた、自分のペースで
仕事ができなかった日々に感謝しています
一生懸命悩み、自分を追い込んだ時間が圧縮されている人ほど、
その人の器は大きく成長していくのでしょう。
しかし、悩んだレベルが浅い、そこまで自分が追い込まれた経験がない人は、
上記に人に比べて、器が小さいので、すぐに弱音をはいたり、ちょっとしたことで
イライラしたり、大変だと思ってしまうわけですよね~
一生懸命悩んでいる時間は、自分と真剣に向き合う時間です。
だから、『一生懸命悩める力』というのもひとつの能力なんだと思います。
その能力こそ、自分を成長させる能力なんだと思います。
そんなことから、悩めない人をみているとある意味かわいそうだな~とも思うのです。
だって、成長できないということですから
自分と真剣に向き合うことから逃げている、現実と向き合うことから逃げている、
そんな悩みのない時間は、その時は、楽かもしれませんが、
その楽を若い時に満喫しすぎていると、年をとってから取り返しのつかない時間に
なることをわかっているか否か・・・
あとから後悔してもそこには戻れない・・・
でも、そんな人は、理想もないからあまり後悔することもないのかもしれませんが
それは、人生をマクロで考えている人と、ミクロでしか考えていない人の
大きな差につながっていく重要ポイントではないでしょうか。
テレビをみながらそんなことを考えていました~