入園説明会まであと少し・・・プレゼンテーションのコツ①
- 2014.09.21
- 園トータルサポートCONSULTING
この季節になると、コンサルティングサポートをしている幼稚園にて
来年度の入園対象者に向けた『入園説明会』が開催されます。
職業柄、全国各地の幼稚園の入園説明会を見学させてもらって思うことは、
そのレベルにはかなりの差があるということ!!
会場設営、全体のオペレーション、受付対応、プログラム内容&演出
プレゼンテーションのレベル・お見送りやフォロー体制・・・などなど
1つひとつの細かい部分にこだわっている園もあれば、ただなんとなく
やっているだけの園もありますよね
もちろん、コンサルティングの現場では、上記の項目について、よりレベルアップ
してもらうための具体的なアドバイスをしているわけですが・・・
特に差がでてしまうのは、
説明会のプレゼンテーションレベルでしょう。
プレゼンテーションから連想する人物は? という質問に
『スティーブジョブズ』と回答する人は多い気がしますが、
彼のプレゼンテーションは、
聴衆の五感に響き渡るように、かなり緻密な戦略の上で、
実施されていたと言われています。
例えば、iPhoneを聴衆に見せる角度や高さなんかもかなり細かく設定されていたとか・・・
基本的に、幼稚園の入園説明会にてメインのプレゼンテーターとなるのは園長先生!!
まさに、そこで園長先生のプレゼンレベルが見破られてしまうわけですよね
最近では、「スティーブジョブズ」とまではいきませんが、映像&メッセージをムービーに
することで、伝達効果をかなり上手に高めている園も数多くでてきました。
もちろん、それは大きなプラス材料になるのですが、
やはり肝となるのは園長先生がライブで行うプレゼントークのレベル
であることは言うまでもありません。
そんなこと言っている自分も若い頃は、セミナー講師などをやるたびにドキドキして
眠れないなんてことも経験しました。今では、かなりの量をこなしてきたこともあって
ある程度、自分の中で対応できるようになったかなと思います。(まだまだ未熟ですが・・・)
そこで今回は、自分自身がプレゼンテーションの際に、意識しているポイント
について少し紹介したいと思います。
(プレゼンテーションテクニック①)
~説得・納得度をアップするためのポイント整理~
【問題提起と共有化】・・・『心を引き込むステージ』
・自身が感じている、もしくは今の世の中で起こっている事象に対する問題提起
(なるべく時事ネタなど、聞き手にとって身近な話題を使って引き込むことが大切)
・その問題がなぜ起こっているのか、その問題を引き起こしている要因を
自分なりの見解で伝える(問題の根幹はこういうところにあるのではないでしょうか・・・)
・上記を語りかけることで、同じ想いを多くの聞き手と共有することが重要である
【問題を解決する具体的方法の提示と事例による納得度促進 】・・・『心を掴むステージ』
・その問題を解決するための具体的なポイントと実際の具体的方法を解説する
⇒それを解決できるのが、自園の教育や環境であることを伝える
会社であれば、それが自社の商品やサービスであることを伝える
・上記を解説していく際に、具体的な成功事例、失敗事例などを入れ込むことで
聞き手の普段の生活シーンでのイメージが醸成されて、理解度や納得度が促進される
効果を盛り込むことが望ましい
(聞き手にとってリアリティのある情報提供ができるかがキーポイント)
・実績データや、第三者からの称賛・評価などを活用して更に信ぴょう性を高める工夫が必要
基本的にプレゼンテーションの全体的な流れが、上記の2つのポイントを踏まえた
流れになっていることが大切だと考えています。
まずは、聞き手の心を引きこむステージから始まり、心を掴むステージへと移行していく。
これは、プレゼンを成功させる流れとしては、基本中の基本でしょう。
人を説得したり、何かをうまく伝えようとするときには、この流れを意識するとレベルアップ
すると思います。
幼稚園が伝えるべきポイントをものすごく簡単に表現すると、
今世の中で起こっている多くの事件や問題を解決するために、
一番重要なことは、子どもの頃の教育環境(幼児教育)を適時適正化することであり、
それを高いレベルで日々行っているのが当園である。
(上記の納得度を高めるための、事例やデータや第三者評価などもうまく活用する)
そんな感じに全体像が構築されていることが望ましいと思いますね
なかなか文章だけで説明するのは難しいですが、簡単に解説してみました。
プレゼンは全体構成がちゃんと物語になっていることが大切であり、
ただ、園の紹介をしているだけの入園説明会になることだけは
避けてほしいものです
そして、資料を読むだけの説明会は本当に最悪のレベルです
資料は帰ってから読んでもらうために用意するものですよね
それではまた、明日も簡単ではありますが、自分なりに意識している
ポイントをもう一つご紹介したいと思います!!