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嫌われたくない症候群と自己防衛本能

 
20140729

あっと言う間に7月も終わろうとしています。
今日は、先日このブログで書いた
『責任&主体性・自由度マトリックス』の内容にちょっとプラスα!!

社会人になってある程度のキャリアを積み上げれば、
一般的には自分よりも後輩が何人かできるものです。

そんな先輩という立場やチームのリーダーと言われる立場の方々と
コンサルティングの現場で話すことも多いのですが・・・
最近こんな言葉を聞く事が多くなっている気がしています

『最近の若い人は、あまり強く指摘するとやる気を失う人が多いから・・・』

『あまり言い過ぎて、会社に来なくなっても全体に迷惑がかかるし・・・』

『そのメンバーの行動が気になるんだけど、私みたいなレベルの人間が指摘しても・・・』

もちろん本心であるかもしれないし、一理ある内容かもしれないですね。
しかし、第三者としてそのメッセージを聞いていると
それは、あなたがまわりの人達に”嫌われたくない”だけじゃないの??
と思ってしまうのは私だけでしょうか

言い回しとしては、相手や組織に気を使っている風?には聞こえますが、
実際には、自分の都合を優先しているちょっと頼りない先輩・リーダークラスの人間が
よく発言する共通フレーズだと個人的には認識しています

そんな方々を・・・『嫌われたくない症候群』 
なんて勝手に名付けています!!

結局それは、”自己防衛本能”が強く働いている人の特徴
とも言えるのかもしれません。「後輩や若いメンバーを成長させたい」という思いよりも・・・

まずは自分を守りたい

まわりに嫌われたくない

そんな自分中心の考えを優先する人が多いのでしょう。
そんな人は、いざという時に、自分を守ることを優先し、
最悪の場合は若手に責任を押し付けるなんてこともしかねません

だって、自分を守るのに精一杯でそこにフルパワーを使っているので
まわりのことを気にする余裕なんて残ってないですからね・・・
そのレベルや立場に見合った「器量がない人に、力以上のことを求めている場合も
そんなことが起こる場合が多いですね

自分はさておき、まわりのメンバーを守りたい、成長させたい

嫌われ役になってでも、まわりのメンバーを成長させることが大切

そんな思いで向き合ってくれる人が自分の上司や先輩だったらな~
なんて、理想と現実のギャップを嘆き、相談しにきてくれる若い方々もけっこう多いものです。

簡単に言えば、『利己と利他』というものです。

本人が「嫌われたくない」と思ってやっている行動や言動が、
最終的にはその人が「嫌われる要因になってしまう

けっこう現実化していることかもしれません。

それにしても、最近現場で感じることは

「嫌われたくない症候群」の行動や言動が増えていること!!
そんな上司や先輩についた後輩たちもいつの間にかその影響を受けて、
同じようなタイプになっていく・・・まさに組織の悪循環

そんな課題をどうにかしてきたいと思って、最近ではCLPの活動としても
社会や組織のリーダー育成に力を入れているつもりですが、

若手園長・後継者向け勉強会 「SPECIAL ONE CLUB」 
現場の先生向け勉強会 「VALUE UP CLUB」

などを中心に、更に強化していくべきテーマだなと思う今日この頃です

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