プロフェッショナルの想定力と決断力!!
今日は七夕ですね。
幼稚園に訪問すると、七夕飾りの短冊に子ども達の願いや将来像が
書いてあるのを見て、ピュアっていいな~なんて思う今日この頃です
ワールドカップもベスト4が決定
ブラジル、ドイツ、アルゼンチン、オランダ・・・まあ順当に強いチームが出そろった印象!!
ネイマールは最後まで見たかったですね~。残念だし可哀そうです
昨日のオランダVSコスタリカ戦。
選手たちの集中を切らさないハイレベルな攻防にも興奮しましたが、
個人的には、オランダの名将、ファンハール監督の采配
にしびれましたね~
PKになることを想定して、PK専用のキーパーを用意、そしてそのキーパーが
5本中2本をストップしての勝利!!
あの状況で、どんだけ冷静に試合展開をよんでいたのか・・・
監督にはいろいろなタイプがあってよいと思います。
情熱的に熱くチームを導く監督、逆に常に冷静な判断でチームを導く監督・・・
でも、監督として求められる要素の中で、チームを勝利に導くことが大きな
割合を占めていることは言うまでもありませんよね。
試合後の会見でファンハール監督が言っていたこと・・・
「この試合は、PKになることを予想していた。
そして、そのための対策としてキーパーにはその状況になったら、
交代出場することになることを事前に伝えていた。
彼は、手足が長いのでPKに向いているキーパーだと評価していた。
今回は、この判断が結果的に勝利につながったが、そうならずに負けることもある、
その状況では監督の判断ミスだと私は非難を受けていることだろう。
それがサッカーというものだ・・・」
このコメントもしびれますね~
普通の感覚では、できればPK戦になる前に決着をつけたい。PKになったらもう互いの運だから、
後はどちらに勝利が転ぶかは神のみぞ知る・・・なんて思う人が多いでしょうね。
(自分も確実にそのタイプです)
でもそれは、常人の考え方で、世界のトップレベルの監督は違うのでしょう。
PKになることを想定し、そしてPKで勝利する確率をほんの数パーセントでもあげるために
打つ手を熟考し、実行する。そして、最終的には最大の目的を達成する!!
あの状況で、交代枠の1枚をキーパーのためにとっておく勇気・・・すごいと思います。
だって負けたら確実に采配ミスだったという人達がいるでしょうからね
そして、もう一つ自分の中で目に焼きついたシーンがありました。
交代させられたキーパーの心理を考えれば、当然そのままPKも守護神としてピッチに
立って勝負したいと思うものですよね。そこで交代させられてしまった・・・
だから、ベンチでふてくされるのもしょうがないかな~なんて思ってベンチで応援する
選手たちを見ていると、
なんとそのキーパーが一番気合いが入って応援している
ではありませんか~
そして、5人目の相手のシュートをブロックしてオランダの勝利が決まった瞬間、
ベンチから一番早く飛び出て、キーパーのもとに向かったのは、
交代させられたキーパー
そんなシーンを見て、一人感動してしまいました
『悲観的に準備して、楽観的に行動せよ』
これは、船井総研時代に社内でよく使われていたフレーズです。
最低のことが起こった状況まで想定して、事前準備を完璧にすることが大切であり、
その状態まで準備をすれば、本番は自信を持って行動できるという意味ですね。
逆に言えば、不安がある人間は準備が足りていないからだ・・・とも言えます。
ファンハール監督の采配を見て、そんな言葉を思いだましたし、
①想定しているレベルの深さ、
②そこに対応するための事前準備の完璧さ、
③本番を向かえた状況での的確な判断力・・・
④最後に勝利を手に入れる!!(目的・目標をちゃんと達成する)
まさに、これこそプロフェッショナルの仕事でしょう
そして、2名のキーパーが抱き合うシーンを見て・・・
①自分自身のプライドは二の次にする
②今自分達のチームが一番大切にしなければならないことは何かを正しく理解する
③各自チームの中で与えられた役割や期待に
最大限の貢献ができるように全力を尽くせる
④そんなチームメイトをお互いにリスペクトできる!!
まさに、これこそ、最高のチームのあり方でしょう
★プロフェッショナルとしての想定力と決断力
★自分の役割を理解して全力を尽くせる個が創るチーム力
★結果を出す組織に成長するためには、
そんなトップとメンバーが必要である
そんなことを、オランダVSコスタリカの試合を通じて、学んだように思います。
さあ、準決勝、決勝はどうなるでしょうね?楽しみですね~