一生懸命のレベルは、人によってかなり違うのです!!
GW前半後半の合間ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
こちらは、先週末と昨日は、
GAFCユースチームの日本クラブユース選手権の公式戦同行
先週末に向かった場所は、茨城県神栖市の海岸線にある矢田部サッカー場!!
GWの交通渋滞を配慮して調布を7時に貸切バスで出発。(久しぶりに5時起き)
思ったよりも渋滞はなく、ディズニーランド前もすんなり通過・・・
ということで、だいぶ早く現地到着。車がないとたどり着けないグランドですが、
ピッチは素晴らしい整備状態でしたね。
善戦はしたものの試合は残念ながら、敗戦
そして昨日は、埼玉県にあるレッズランドにて試合でした。
レッズの本拠地にあるグランドはかなり広大な敷地ですが、駅からちょっと遠いかな
自分は健康管理のために、最寄駅である南与野駅から歩いてみたのですが、50分くらいでしたね。
(もちろん送迎バスがあります)
こちらの試合も、善戦はしたものの、残念ながら敗戦
う~んなかなか勝てませんね
まあ、4月から発足したチームで、新高1メンバーを中心にジュニアユースの中学3年生
が何人かサポートしている状態なので、高校3年生を中心にメンバーを組んでいるチーム
と試合をやるには、なかなか厳しい部分もありますよね
だって3学年上の選手と対戦しているわけですからね
試合時間も45分ハーフですし・・・
スピード、体格面ではどうしても差がでてしまうのは仕方ないかなと
昨日の試合が終わって、私やらコーチ陣がメンバーに叱咤激励??を
しているとき、一人、下を向いてずっと頭を抱えている選手が・・・どうしたんだろ~??
コーチが「大丈夫か?」と声をかけると・・・
彼は言いました。 「実は、今日38度くらい熱があるんです・・・」
「えっ? そんなこと早く言ってくれよ!!」 コーチは言いました。
彼はカラダは細いながらもセンターバックとして90分間、本当にカラダをはって
素晴らしいプレーをしました。集中力もきれることなく強いハートで戦ってくれました。
38度熱があるなんて絶対に誰も気付きようのないレベルで・・・
その試合のチームMVPと言っても過言ではない頑張りを見せてくれました。
一般的には、熱が38度あったらまず、試合に出ることはしないでしょうし、
試合会場に来ない人間が多いと思いますし、家で安静にしていることが正解でしょう。
しかし、彼の考えはそうではなかった・・・
彼は、最近急激に成長している選手ではありますが、
レギュラーが保障されている状況ではない選手でもあります。
だから、自分の中で、1試合1試合できることをすべてやろうと強く思っていたのでしょう。
ここで与えられたチャンスを活かして監督やコーチやメンバーに認められたいと
強く思っていたのでしょう。
だから、誰にも自分が高熱であることを言わず、ひた隠し、試合に出る道を選んだのです。
チームとして選手の健康面のケアも求められることを考えると、どうなのかと思われる
ケースかもしれませんが・・・
私は、そんな彼の熱いハートに本当に感動しました。
そして、彼のファンになりました。大好きになりました。
彼が最近急成長している理由もよくわかりました
中学3年生の選手から、
目の前のことに一生懸命取り組む姿勢や気持ちの大切さを
あらためて教えれたような気がします。
これが、本当にかっこいい人間の姿なのではないでしょうか
すごく苦しい状況でも、自分に甘えることなく、弱音をはかず、
自分の限界に挑戦しようとした彼の行動は、本当に素晴らしいと思います。
まさに、今期のチームスローガンでもある『LOVE・GA』を
言葉だけではなく行動でカタチにしてくれている選手がいることに
感謝したい気持ちです
帰り道で、コーチ陣と、彼のような選手をGAFCの象徴的な選手にしたいね!!
と話していました。
彼のような心根を持っている人間は、社会に出ても人からの信頼・信用を
しっかり獲得できる人間だと思います。
『サッカーで人間を育てたい』・・・個人的にはそう強く思っています。
「一生懸命」という言葉がありますが、そのレベルは千差万別です。
そして、だいたい、本当に一生懸命やっている人間は、まわりの人に自ら
「私は一生懸命やっている!!」なんて言葉は口にしないものです。
だって、その人にとって一生懸命やることは当然なことであり、
何も特別なことではないからです。
最近、選手たちと関わってきて感じることは、
他人やまわりに左右されることなく黙々と自分がやるべきことを積み上げる、
自分に挑戦し続ける、いちいち弱音を吐かない、言い訳をしない、
コーチの話をちゃんと聞く事ができる、それを素直に全力でトライできる・・・
そんな選手がどんどん成長していくということ!!
本当にものすごい成長スピードです まさにその象徴が彼ですね。
そんな彼にとって、「一生懸命やること」は当たり前のことであり、
そして、今の時期は、熱があったとしても試合に出ることは当たり前のこと
だったのかもしれませんね。
そんなモードやゾーンに突入できている時、人は加速度的に成長するのでしょう
それは、サッカープレーヤーとしても一人の人間としても
「一生懸命やること」は当たり前のこと
「一生懸命やること」は自分を大切にするということ
「一生懸命やらない」ことはかっこ悪いこと
「一生懸命やらない」ことは自分を裏切るということ
38度の熱を誰に言うこともなくひた隠しながら、めちゃくちゃ頑張った彼の姿に感動をしつつ、
そんなことを考えさせられました
試合には敗れましたが、そんなシーンを目の当たりにして、なんだか昨夜はチーム代表として、
ちょっと心地よい気分、うれしい気分でもありました~
★★ ★★ ★★ ★★ ★★ ★★ ★★ ★★ ★★ ★★ ★★ ★★ ★★ ★★ ★★ ★★ ★★ ★★
詳細はこちらから