「レジリエンス」 逆境を乗り越えられる人になるために!!
GWがスタートして、11連休を満喫している人もいれば、そうでない人も・・・
私は、基本的にカレンダー通りのGWを過ごしています。
ここ数日は九州出張やらGAFCの活動やらで少しバタバタしていて
ブログ更新が少々あいてしまいました
先日たまたまテレビを見ていたらNHKのクローズアップ現代で、
「レジリエンス」の特集をやっていて、ちょっと気になったので今日はそのお話。
「レジリエンス」??
いろいろな解釈用語はあれど
「逆境を乗り越える力」 「精神的回復力」
などと訳すとわかりやすいかもしれません。
目の前に突き付けられた壁や逆境に対してどのように乗り越えて行くのか・・・
今日も、ある幼稚園の新人さん4名に社会人デビュー1ヶ月後のフォローミーティング
をしてきました。まあ堅苦しいものではなく、いわゆる雑談ですが・・・
どんな人でも若くて未熟なときには、いろいろな壁に直面するものです。
そして、それを前向きに乗り越えられる人もいれば、その逆に自分に自信を失い
その壁を乗り換えられず、フェードアウトしていく人もいます。
GW明けに、会社や園に来なくなる新人さん・・・
残念ながらそんな相談を受ける機会が増えています。
だから、今日もそれを未然に防ぐためのフォロー対応をしているわけですね。
そもそもレジリエンスのある人、ない人はどのような違いがあるのか??
その番組では、以下のような解説がされていました。
【モノゴトをあきらめずに継続できる人の特徴】
①思考の柔軟性を持っている人
②ポジティブシンキングができる人
【モノゴトをすぐにあきらめてしまう人の特徴】
①あらゆる場面での感情の起伏が激しい人
②あらゆることにネガティブイメージが先行してしまう人
【逆境を乗り越える資質】
①感情のコントロール力
②自尊感情
③自己効力感
④楽観性
これを受けて、自分なりに整理してみると・・・
『受容力とプラス思考が、逆境を乗り越える力である』
自分軸をしっかり持ち、他人やその場の状況に振りまわされることなく常に冷静な判断ができる。
自分が積み重ねてきた実績や行動に対する自己信頼感を持ち、
その自信をベースにしながら自分の可能性を信じ続けることができる。
近い未来をポジティブにイメージする力を持つことで、
前に進む原動力を自ら創り出すことができる。
そんな人が、逆境力のある人間である!!
そんな感じですかね~
言葉で言うのは簡単ですし、それなりに理解はできると思うのですが、
これを、日々の行動で実践すること、そして、日々のプチ逆境を乗り越えていくことは
そんなに簡単なことではないと思います。
個人的な見解ではありますが、逆境を乗り越える力をつけるためには、
『力相応、年相応の逆境に直面する機会が
適度に各人に提供されること』
が大切だと思っています。
しかし昨今気になるのは・・・
そんな機会が世の中の便利至上主義の中で、
過保護な大人たちに守られた子ども達の環境設定の中で
昔よりだいぶ排除されていたり、減少傾向にあるという現実!!
そんな今の世の中の社会構造自体が”逆境力のない人間”が生み出される
大きな要因になっているのではないかということ!!
社会に出る前の期間に、どれだけプチ逆境を乗り越える体験を積み上げるか・・・
例えばそれは、中間テスト、期末テスト、入試テスト、部活動のレギュラー争い、試合、
コンクール出場・・・などなど
それらの多くは、優劣を決める体験、競争が生じる体験なんだと思うのです。
そんなプチ逆境体験の中で、上記のような資質が少しずつ積み上げられていくと思うのです。
優劣を決める体験、競争が生じる体験はあまりよろしくない・・・なんて論調もありますが
自分の経験則から考えても、そんな体験があったからこそ、成長できたと思っていますし、
その時々にそこで与えれらた逆境を乗り越えてきた事実が、今の自分を支えている、
そして自信につながっているという意味では、非常に重要な逆境体験なのです。
だから、誰かが目の前の逆境に直面して悩んでいるとき、
まわりの人間がやるべきことは、そばに寄り添いながら、相談に乗りながら、
アドバイスやヒントを与えながら、
その本人が自力で乗り越えるサポートをすることではないでしょうか
まわりのサポートは受けながらも、
最終的には自力で乗り切ったという実感と体感こそ、
逆境力を培っていく源泉になると思うのです。
せっかく与えられたプチ逆境体験のチャンスなのに、他力依存をしてその場から逃げよう
とするクセがついてしまった人間は、残念ながら逆境力に磨きがかかることはないでしょう。
”どんなレベルの逆境でも乗り越える力”
そんな力を手に入れられたら・・・と自分を嘆く人が多いからこそ
とんでもない逆境を乗り越えていく『半沢直樹』が人気だったのかもしれませんね。
人は自分にないものを他の誰かに投影することがあるのでしょう。
そんな人をヒーローと言ったり、リーダーと言ったり・・・
社会や組織やチームのリーダーの1つの条件として、今までもこれからも
「レジリエンス」(逆境力)は求められる要素だと強く思います。
そして、部下や後輩の「レジリエンス」を育てる力も求められる要素だと強く思います。
社会構造的に、レジリエンスを育てるには昔よりも難しい時代になっているかもしれません!!
だからこそ、
”ハイレベルな逆境力”を持っている人
=いざという時に本当に頼りにされる存在
=真のリーダーになれる存在
となるのでしょうね
本日は、「レジリエンス」という言葉から、自分の頭の中を少し整理してみました!!
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