師を更新し続けられるかが自分の成長確認!!
関東地方は、2週連続して大雪となっていますね。
我が家から見える夕方時点での景色はこんな感じ
今日はホワイトバレンタインデーとなりましたね~
目の前の公園では、子ども達が雪で楽しく元気に遊んでいました。
『生きていく上で、自分の生き方や働き方のモデル像を見つけよう!!』
なんてことをよく聞くことはありますよね。
自分にも何人かそんな人が存在しています。
そんな存在の人物を”師匠”や”メンター”なんて呼ぶことが多いのでしょうか??
自分が人生や仕事の判断に迷ったときに、
自然とそんな人の言葉や生き方を参考にしたり、真似をしたり、
影響を受けたりしているということは、誰にでもあることではないでしょうか
しかし、最近少し気になることがありまして・・・
自分がその時に、師匠やメンターだと思って深く感銘を受けることはよいのですが、
その人が絶対的な存在になり過ぎてしまうのもどうかと思うのです。
自分が決めた師匠にかわいがってもらおうと、認めてもらおうと、
努力することはとても良いことだと思いますが、
ちょっとポイントがズレテいるな~と思う人に遭遇することがあります。
師匠と自分が決めた人物に、妙に媚びへつらったり、ご機嫌とりをしたり、ごまをするような
言動が多かったり・・・
そして、師匠と決めた人物が発言したことはすべて正しいと決めつけて、それを他人に
押し付けたり、強要したりする・・・自分で考えたことではないのに
そして、師匠以外の人からは、あまり学ぶことはないというような態度で他人の意見には
あまり耳を傾けないような態度をとることもしばしば・・・
そんな人を見ていると、ちょっと勘違いしているのではないかな??と思ってしまいます。
そして、いつのまにか、そんな感覚が似ている人たちが集まりだして、極端に言えば、
師匠を”いい気分”にするだけのご機嫌とり集団
と化しているパターンを見かけるのです。
第三者として、客観的にそんな集団や個々を見ていると、少し滑稽に見えてくるのです。
狭い世界で、自己満足、自己正当化しているだけに見えるからでしょうか・・・
私のメンターの一人でもある「藤巻幸大さん」の著書にはこんなことが書いてあります。
人生には、それぞれの時期になすべきことがある。
面倒なことを避け、適当な20代、30代を過ごした人に、引く手あまたな40代は訪れない。
しかしがむしゃらに生きた時間の先には、充実した40代、50代が待っている。
10年後に笑っているか、後悔しているか!?
それは、今のあなたがどう生きるかにかかっている。
いくつになっても師は必要だ。
若いうちはこの師が何人いてもいい、いや、いるべきだと僕は思っている。
先輩だって人間だから、完璧な人なんてそうそういない。
それぞれのいいとこ取りをしてしまおう。
いろんな人の優れた部分をお手本にしていくうちに、自分のスタイルができあがってきて、
やがて師は淘汰され、更新されていく。
師にはまずは偏見なく、どんなことでも何にでも従いついて行くべきだが、
ある程度能力が備わってきたら、話は違う。
いわゆる子分を作りたがるような人も中にはいる。
飲みに行くたびに「またか」と思うような自慢話をしたり、
愚痴ばかり言っているような人もいる。
そんな人にはいつまでも律儀に付き合わなくていい。
言ってみれば師を更新することが、成長している証だというわけだ。
いいところは積極的に取り入れるべきだが、その人のカラーに染まる必要はまったくない。
そうやって積極的に目移りし、浮気すればいい。
まさに、私もそう思うのであります!!
言い方を変えれば、上記に書いたような集団は、子分を作りたがる人と子分になりたがる
人が集まったちょっと自立度の低い集団ということかもしれません。
師を一人だけに絞るということは、自分のオリジナルスタイルは
いつまでたっても確立されないということと同意義だと思うのです。
あくまでも、その環境の中でできる成長は、師のスタイルコピーのレベルアップに過ぎない・・・
コピーはオリジナルを越えることは、ほとんどできません
ので、師を越えること、つまり、師を更新することをしていけないわけですよね
能を確立した世阿弥の教えと言われている
『守・破・離(しゅはり)』という言葉があります。
最初は「型」を守ること、つまりコピーからスタートすることは正しいと思います。
しかし、自分のスタイルを確立していく過程で、多くの「型」があることを知り、それらを
幅広く丁寧にコピーすることで、誰かの真似レベルではなく、自分のオリジナルスタイルを
確立していくことが重要だと思うのです。
自分のスタイルを確立するためのコピーであることが大切で、
コピーするためのコピーでは、それ止まりなのでしょう・・・
誰かの真似から学びや成長はスタートすると思うのですが、
一人のスタイルにいつまでも固執したり、こだわり過ぎたり、決めつけ過ぎていると、
いつの間にか視野は狭くなり、発想力も乏しくなり、そのレベルにも追いつかない・・・
そんな成長鈍化状態の人を見かけます。
そんな人には、
最初から絞り込み過ぎず、世の中にはもっと多くのスタイルがあることを学ぶ
ことから始めるべきだとお伝えしたいですね。
そもそもその人の受容力が足りないと、なかなか上記のような学び方や捉え方は
できないかもしれませんが・・・
あらゆるスタイルやカラーのいいとこ取りを追求していく適正な時期が、
20代、30代ではないでしょうか??
そこにアンテナを張って、良い時間を過ごし、学びと努力を積み重ねて行くと、
40代、50代で上っ面ではない本当の自分のスタイルとカラーが確立されていくのだと思います。
『それってAさんの真似でしょ!!』 『それはそもそもBさんが始めたことでしょ!!』
誰かの真似レベルで終わらず、人のカラーに染まり過ぎず、
自分のスタイルでチャレンジした結果として社会に評価されて
ようやく一人前なのかな~と思っています。
そして、それが、最初に真似をさせてもらった人への恩返しだと思うのです
少なくとも、個人的には、そう思って今までやってきました!!
いつまでも真似をしていたら、それはただのパクリですから、その人に対して
失礼だと私は思っています。パクリは絶対に本物には勝てないのです。
それが私なりの『守・破・離』の捉え方です。
まさに、師を更新し続けられるかが自分の成長確認
なのかもしれませんね。
今日は、少し最近気になったことについて整理整頓してみました。
まだ雪がたくさん降っていますので、明日も心配ですね。
我が家は、明日は友人たちを招いての鍋パーティーの予定です
皆さんちゃんと来れるかも少々心配・・・