最近少し残念な気分になってしまったことがありました
それと同時に学びもあったので、そんな事例をご紹介

あるクライアント先で新しいプロジェクトを遂行することになり、
その一部の業務に関しては、そのノウハウを持っている会社に外注することになりました。
ちょっとしたオリジナルカタログ製作とそれを活用するシステムを構築してもらう仕事です。

まずは業務依頼内容を互いに共有するために、私がその会社の担当者とお会いして、
今回、その会社に依頼することにした経緯と、こちらからの業務オーダー内容を説明しました。
その場では、話は比較的スムーズに進み、これはWIN‐WINの良い関係が築けるかな～なんて
思って、ミーティングは終了。

そして、実際に仕事がスタートしてみると・・・(>_<)
時間が経過するに連れて、最初の期待値がぼろぼろと崩れていくのです。

どんな点が重なって悲しい気分になっていったかと申しますと・・・

・こちらからの連絡に対するリアクションが遅い（何日か経過してから返信対応）
　⇒こちらが期待するスピード感覚とのギャップ

・何をどのように進めるかを本人があまり描けていない（プロジェクトマネジメントができない）
　⇒こちらがつつかないと、前に進まない（言われなければそのまま？？）

・こちらが期待するプラン通りに仕事を完遂できない
　⇒謝れば、プラン通りに仕事が進まなくても許されると思っている仕事のスタンス

・ミスをしても、即座に謝罪できない（謝罪したとしても電話でなくメールで済ませる）

とまあ挙げればまだまだありますが・・・

つまり、仕事の基本的な進め方、ビジネスコミュニケーション、一般的な
コミュニケーションもちゃんとできない人が担当者になってしまったわけです。
もちろん業務にはお金が発生しているわけですから、こちらは求める成果や結果を
期待するのは当たり前ですよね。

上記のようなありさまが残念ながら改善されることなく継続された（成長が見られない）ので、
本人に対する信頼は失墜するのは当然ですよね～。
その担当者だけならまだ自業自得で終わりますが、
残念ながらその会社に対しても、我々が当初期待していたイメージがもろくも崩れ去り・・・
二度と仕事を頼みたくなくなってしまうというのが現実

でも、その会社では優秀な人材もいらっしゃるかもしれませんけど・・・
我々にとっては、そんなことはどうでもいいことで、担当してくれる方がどのような方かで
その会社や組織の印象になってしまうのです。

今回は明らかにマイナスイメージでしかありませんでした。
これって怖いことですよね。つまり現場第一線でお客様と直接接している

　「担当者のレベルが会社のレベル！！」　
　
と認識されてしまうということです。

これは、自分も経営者として注意しなければならないことだと学ぶことができましたね！！
ここまで体感してしまうと、本当に怖いです。

そして極めつけは、最終納品されたカタログのページがズレている・・・という大失態
もうここまでくると怒りを通り越して笑ってしまいます（＾◇＾）
この人に責任とプライドという言葉はないのでしょうか？ないのでしょうね。
私にはもう理解不能状態でした。

もちろんすべてやり直しです。この印刷コストとかどうやって穴うめするんですかね？？
普通は自腹ですよね・・・

ここまで仕事をうまく進められない人に初めて会った感じですね。
能力が足りなくて、ぜんぜん仕事を終わらせられないことがかわいそうに思えてきます。
そして、仕事の本当に基本的なことをちゃんと教えてくれる人に出会えていないことは
もっとかわいそうですよね。
環境をセレクトするのも自分の判断ですから自業自得なのですが・・・

ゆとり世代ってこんな感じなのでしょうかね（もちろん立派な人達もたくさんいますよ）
社会の一般常識を知らない自分に対する
”恐れ”や”恥じらい”を感じていないといいましょうか。
というよりも、それさえにも気付いていないところが致命的かもしれません(>_<)

このような現場末端で起こっている現象に対して、この会社のトップは
どのくらい把握できているのだろうか？？とも思っていました。
たぶんホウレンソウもちゃんとできていないことが予想されるので
ほとんど知らないのではないでしょうか。今後、この会社の行く末が心配になります。
だって、現場第一線でこのレベルでの仕事が継続されていってしまうのでしょうから。
（まあおおきなお世話でしょうが・・・）

「現場第一線のクオリティーは、個々のマンパワーにかかっている！！」
個々が良い仕事をして信頼を築いていけるかが基本中の基本ですね～

あらためて、「凡事徹底の大切さ」を今回の体験を通じて、痛烈に感じました。
あまり、このようなマイナスの文章は書きたくないのですが、
珍しく今回は感情が高まってしまいお許し下さい。

期待を超越するか、裏切るか・・・これが信頼の分かれ道！！
毎日が分かれ道の積み重ねでしょうから、常に気を引き締めて頑張りたいと思います。