週末インプット② 志学舎スプリングセミナー!!
金曜日の夜、向かった先は逗子マリーナ・・・セミナー前夜の懇親会会場。
海を一望できる素敵な会場にて、今回のスプリングセミナーの講師の一人でもある
小田島裕一さんのプチ講演を聴講させていただき・・・
その後は志学舎のメンバー、そのメンバーと親しい関係者、そして、
翌日の講演を控えた、喜多川泰さん、白石康次郎さんも同席して
和やかな食事会、私は喜多川さんと隣席でしたので、パリ旅行の話で
盛り上がりましたね!!・・・そして夜は部屋に戻って、二次会に突入・・・
それは、熱いメンバーばかりですから、教育談議は深夜2時まで続いたのであります・・・
次の日、講演会なのに(>_<) でもこのパワーが志学舎の強みですからね!!
そして3月2日、「第7回志学舎スプリングセミナー」 本番の日!!
今回の会場は、横浜市の「いのやま幼稚園・保育園」(認定こども園)
先日も伝えましたが、今回のセミナー講師陣は・・・
【喜多川泰さん】 【小田島裕一さん】 【白石康次郎さん】
この3名をアテンドできたのは、いのやま幼稚園の森往子園長の人脈力が
あってこそ!! だって参加された方々に、こんな手作り歓迎カードを用意
してくれるような園のトップであり、皆の太陽みたいな存在の方ですから
皆さんが自然と引きつけられてしまうんですよね(^◇^)
当然そんなトップが率いる園の先生方の動きや気配りのレベルもハイレベル!!
そして、朝の9時半~午後3時半までのセミナーがスタート
それはそれは、すごく充実した内容のセミナーだったので、各講師陣からのインプット
をすべてご紹介することは難しい・・・ということで私がメモで整理したキーフレーズのみご紹介。
【第1講座】 喜多川泰氏 「生きる力」を育てる
・人間は言われた通りの人になろうとする(自分のルーツを知り、プラスの血統を信じて生きる)
・言葉は「可能性の種」・・・生きるプロセスであらゆる心の種がストックされていく
⇒良い種は良い未来を作り、悪い種は悪い未来を作る・・・それは自己責任
・ベストを尽くし、ベストを疑う
⇒今の自分ができるベストを尽くし、それが本当にベストかを常に疑うことが大切
・見方は一つではない・・・起こった現象の捉え方はあなたの心が決めている
⇒自分の責任で生きる、自分の責任で幸せになる・・・それには人間としての”強さ”が必要
・他責から自責への意識変化によって、人は自分で行動をするようになる(行動が変化する)
・今の常識が、未来の常識であり続けるとは限らない
⇒だから、自己責任で考えて自分のやるべきことをセレクトできる人を育てるべき
⇒自分の内側から沸き上がってくることを夢にしよう!!
(外側に合わせると、その夢はいつの間にかカタチが存在しなくなることも・・・)
・目の前にあることに集中することが夢への近道である
【第2講座】 小田島裕一氏 日本人という生き方
・人間教育で大切なことは、正しいことを習慣化すること
⇒「時を守り、場を浄め、礼を正す」
・ウガンダの高校生に野球を教える中で感じたこと・・・古き良き日本の風景
⇒日本人としての誇り、素晴らしさを再確認し、次の世代につないでいくことが大切
・日本では当たり前である以下の美意識がウガンダでは通用しない
※なぜ?
⇒人を助けなければならないのか?
⇒嘘をついてはいかないのか?
⇒動植物を大切にするべきなのか?
・日本人としての価値観、労働の美徳は、世界各地でブランド化している
⇒日本人の価値観、日本の文化に対する信頼度は高く、それを背負う責任と自覚を持とう
・自我の殻が薄い人が最終的には生き残る!!
⇒弱気を助けることは自分を助けることにつながる(自然界で生き抜くための知恵)
⇒永続するため、繁栄するため、生き残るためには助け合いの精神が大切
・自我の殻が薄い人は常に感謝心を持っている人。
⇒感謝心があれば”生きる力”も沸いてくる!!
【第3講座】 白石康次郎氏
・行動や言動は心に現れる
⇒だからこそ、カタチを整えることによって心を整える(座禅、正座などの意味)
・理屈で人は愛せない
⇒今のように効率よく人を育てようとしていては世の中がおかしくなる
⇒子どもの学びのチャンスを大人が邪魔していることに気づこう
(遊具が問題なのではなく、子ども達が危険予測できないことのほうが本質的な問題)
⇒子ども達はけんかや遊びの中で、まわりとの折り合いの付け方を覚える
⇒リーダーシップ、社会性については、家で一人学習していても育成できない
・夢をかなえられる人、かなえられない人の差=「イメージ力の差」
⇒人間はイメージしたことしか実現できない(イメージできない夢は実現されず)
⇒「今のあなたの人生は、今のあなたにふさわしい」(今の自分は自分が決めたこと)
・そこにないものを創り出すイメージ力が今の子ども達には欠如している
⇒それは大人の責任でもある(あらゆるものを与え過ぎることは、子どもにとってマイナス)
※昔の子ども・・・現状に不満はあるが、将来に期待をしていた
今の子ども・・・現状に満足しているが、将来に不安
・困難を乗り越えられる人間を育てる(自身の教育方針)・・・たくましさの育成!!
⇒順風満帆に行く人生なんてない、生きていく中にはいろいろな試練がつきもの
⇒だからこそ、厳しい教育が必要とされている
・日本が植民地支配されなかったポイントは、訓練の水準が高かったから
⇒その水準を維持できなくなったら、無資源国である日本としては、危機的状態を招く
⇒だからこそ、子ども達の教育は、厳しく本気で愛情を持って取り組む必要がある
【第4講座】 講師3名+森園長のトークディスカッション
・大人が子どもたちにどんなことを伝えていくべきか・・・
⇒輝いている姿を見せてあげることが一番のメッセージ
⇒一流の人間になろう・・・ジャントルマンシップの育成
⇒凛とした姿でいればよい・・・親は子どもを一人立ちさせるための存在する
・人としての美しさとは?
①私たち日本人の当たり前基準の中に美しさは存在している(時間を守る、チームワーク)
②自我の殻を破ることこそ美しさ(人のために行動している姿)
③日本という国の自然特性(四季がある)・・・情緒性と感性が育成される国
・人として感性を育てるためには何が大切か?(子どもに感じてもらうためには?)
①大人自身が一つ一つの感性体験を繰り返していくこと
②両親などから愛を受容して育ってきた人間は、相手に愛を与えられる(感性レベル高)
⇒自分の生い立ちを憂いている人間は感性レベルが上がらない
③モノごとには順番がある・・・会得⇒習得⇒体得⇒オリジナル
④感性を育てるには、美しいモノを見て、知って、体験することが大切であり
それを積み上げるというよりも、掘り下げることがポイントとなる
といった内容で、かなりのボリュームになってしまいましたが(+_+)
実際には整理した何倍もの刺激をもらえたセミナーとなりました。
私なりに一日のインプットした内容を振り返って、ノートの最後に書いたフレーズは・・・
「日本人としてあるべき姿
原点回帰と日本スタイル継承に対する責任」
何が正しいのかよりどころを見失っている人が増えているように感じる昨今。
日本人であることを今一度考えなおし、そこに誇りを持って
日本スタイルを継承していくことが、正しいことなのだと再確認できましたね。
日本人はそのあり方や生き方で世界各地から信頼されている。
つまり、我々はすごくかっこいい人間をルーツに持っているわけですよね。
であれば、それがどこかで間違ってかっこ悪くならないように、維持、進化させることが
教育、教育者、大人の役割なのでしょう!! 未来を担う子ども達のために!!
でも最近、ちょっとカッコ悪い人も見かけるのが気にかかります(>_<)
いや~、今回の志学舎スプリングセミナー!! まさに圧巻のクオリティーでした!!
感謝・感謝の2日間となりました。