伝える力はもっと高められる!!
- 2013.02.22
- DESIGN&CREATIVECONSULTING
最近、ホームページやら、パンフレットやら、
いわゆる広報ツール制作サポートのご依頼をいただくことが増えています。
年度終わりでもあるので、来シーズンに向けて、てこ入れするタイミング
という背景もあるでしょう。
特に幼稚園のサポートをさせてもらうことが多いのですが、
ホームページ、園パンフレット、リクルート用パンフレットなど、改善の余地が
たくさんある園が多いな~と正直思いますね。
著書「幼稚園の経営を劇的に変える方法」にも書きましたが・・・
基本的に以下の視点が十分に整理されないまま、業者任せにしているところが多い。
① 目的は何か(それを見た人にどんな気持ちや行動をしてほしいのか)
② ターゲットの設定(誰を対象にしているのか)
③ 自園の独自固有の長所は何か(他園にはない自園の魅力は何か)
④ 自分達がターゲットに一番伝えたいメッセージは何か(プロダクトアウトの視点)
⑤ ターゲットが知りたい情報内容は何か(マーケットインの視点)
各種のプロモーションツールを制作する際は、もっともっと思慮深く考え、
どの写真をどこに、どのようなコメントで・・・といったこだわりを持って作り込むべきでしょう。
それが、どうも感じられないものが多いと感じます。
そして、園に存在する広報ツール一式を見せてもらうと、
デザインやテイストの一貫性や統一感がなく、園の伝えたいイメージやこだわりが
ほとんどわからない状態のところも多いですね
ですから最近では、できる限りトータルプロデュース的な仕事でのご依頼をお願いしています。
(でないと効果が出しにくいので・・・)
綺麗なものを作ることと伝わるものを作るのは違いますからね。
「同じことやものでも、伝え方が変われば、伝わり方も大きく変わる」
これは人間同士のコミュニケーションでも同じでしょう。
つまり、広報ツールの位置づけを、その組織のコミュニケーションツールとして
今一度再考する必要があるのでしょう。
「私たちは何を伝え、その受け手に何を感じとってほしいのか?」
「それを高いレベルで実現するためには、どうしたらよいのか?」
この時期は、前回もお伝えしたように園の発表会が各地で開催されいます。
発表会も園と先生と子どもと保護者のコミュニケーションの場だと思います。
そこには、いろいろな伝えたいものがあるはずですよね。
だから、子ども達をどのように導いて、何をどのように準備して、演出して、構成して・・・
最終的なゴールは、何がどのようになることなのか・・・
まずは、それを実際に現場で指導されている先生達と園が共有できているか??
以外と共有レベルが低く、ちぐはぐなプロセスになっている園もちらほら・・・
園の広報力を上げるためには何も広報ツールをリニューアルすればそれで十分ということ
ではないですよね。
あらゆる場面や取り組みを通じて、伝える力を強化すること!!
組織がより良く認知され、成長していくポイントでしょう。
そのためのアドバイスやサポートを現場ではさせてもらっています。
「モノが伝えるメッセージ&人が伝えるメッセージ」
両方のレベルを上げていくことによって、その効果は2倍にも3倍にもなると考えています。
ですから、両方をサポートできる環境を更にレベルアップすること!!
これがCLPの役割だと思って精進したいと思います。
先週は福岡でしたが、今週末は大阪に行って来ます!!
それでは素敵な週末を~