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学習・成長とは「分類と比較」のレベルアップ!!

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皆さんこんばんは。雑賀です。
GWも終わり、新緑の気持ち良い季節となりましたね~

最近ちょっとプライベート的な内容が続いていたので・・・
雑賀はちゃんと仕事をしているのだろうか?と思われることになっては困ると感じ
今日は少しまじめなメッセージを届けようと思います!!

「分類と比較」という言葉・・・

聞いたことある人もいれば、あまり聞きなれないと思っている人もいるでしょう。
最近、個人的にこの力の差で大きく人生が変わるのではないかと考えさせられる
ことが多いので、あえて見解を整理しようと思いました。

学習・成長とは「分類と比較」のレベルアップである!!

これは、個人的に講義や研修で使っている言葉です。
つまり人間は、世の中のあらゆるコトやモノを分類する力、そしてそのレベルを比較する力
を体得することで正しい判断や行動や言動ができるようになっていく
ということです。

例えば、子どもの頃、親や先生に習ったのは「善悪の判断」といったコトです。
〇〇な状況に遭遇したときに、こうするのは良いコト、こうしてしまうのは悪いコト・・・
まわりの大人たちや先輩たちがいろいろアドバイスや叱咤してくれる中で、
その判断がだんだんできるようになってきたのは誰もが体感しているはずです。

「分類する力」をつけるためには、どうすればよいのか??

それは、自分の知らない世界やあらゆるモノ・コトにたくさん触れたり、体験したりする中で
自分の知識や知見を増やすことが大切
だと思います。
つまり、ちっぽけな自分を自覚して、人生の限られた時間でどれだけ多くの知らない情報を
吸収できるかに挑戦しているかということでしょうか・・・

私は前職の上司に、そのために3つのメッセージをもらいました。

 ①人に会いなさい ②本を読みなさい ③旅をしなさい

今になって思うのは、世の中のあらゆることをしっかり「分類する力」をつけるために
必要な行為を教えてもらっていたのだと思います。シンプルだけど深いメッセージですよね!! 

例えば、海外に旅することで、日本の良さや悪さを再確認するきっかけになることは
誰もが体験していることだと思います。これこそ分類する力(視点)が旅という行為によって
身について行くわかりやすい事例かと思われます。

英語を勉強しなくては!!と思って帰ってきても、日本の生活がまた始まるとその必要性が
薄れていく・・・私も含めて、そんな経験をしている人は多いはずです。

そして、限られた時間の中で自分ですべて体験することはできないので、変わりに体験した
人から話を聞いたり、そのエッセンスが整理されている本を読むという代替行為でカバー
するという方法も重要ですよというメッセージだと思います。
セミナーや研修を受ける行為も同じ理屈だと考えます。

しかし、以前このブログで紹介した一節には・・・
 『最近の子どもたちは、親しい友達など”親密圏”の人間関係に異様なほど配慮し合い、
その傷つきやすい人間関係をマネジメントしていくことに何よりも優先性を認め、
莫大なエネルギーを注ぎ込んでいる一方で、親密圏の外部、つまり公共圏にいる
人間に対してはほとんど無関心
になっている』

と書きました。親密圏の中だけで生きていくと、その中だけの視点で分類したつもり
になってしまう危険性大です。つまりそれを「井の中の蛙」と表現しますね。
自分ではわかっているつもりでも、まわりから見たらわかってないな~ということになる・・・

だから、最近は、あらゆるモノ・コトを分類する力が欠如した若者が増えているのだと
分析できます。悪い意味での個性尊重主義でしょうね。
あらゆるモノを知ってから個性を考えてほしいものです・・・順番がおかしいのです。
それが「今の若者は常識がない」と表現される根源的要因ではないかと・・・

「物事を知らない若者が多い」・・・多くの経営者やリーダーから聞くお言葉。
私もそれは実感する年頃になってしまいました・・・それなりに年をとった証拠ですかね??
でも、これは若者に限った話ではない気がします。そんなこと言っているおじさんが以外と
常識やマナー知らずなんてことも多いのではないでしょうか。

先日、経済・金融業界で活躍する日本のトップレベルの方とお話するチャンスがありました。
近未来を予見して正しい判断をするためにどうやって情報収集しているのですか?
ポイントを教えてください。と質問をした際に教えてもらったのは・・・

「対極を知りなさい」

という言葉。同じことを見てもどう捉えるか、見解は人それぞれであり、保守的な視点の人
もいれば、革新的な視点の人もいる、悲観的な視点、楽観的な視点・・・
対極を知るということは、分類の幅を知りなさいということなのかと思います。

そして大切なのは分類した上で「比較する力」を身につけることだと思っています。
分類する、そしてそれをレべリングする・・・この連動性が大切だと考えています。
例えば、掃除の仕方にはいろいろなやり方(分類)があるけれど、そのやり方は人によって
様々、その中でベストモデルはどんなやり方かがわかっている人は、上手に掃除ができる
ということ。でも、自分の視野や知識がせまいところでいくら頑張っていてもそのベストモデルは
全く発想できない・・・
「なんで君はそんなことできないの??」・・・分類できていないから当然無理ですよね。
だから、分類と比較は連動性が大切なのです。
整理整頓、電話対応、挨拶、パソコン操作・・・日常のあらゆる行為にすべて当てはまる
のではないでしょうか。

たくさんのやり方やスタイルを知っていて、その場に合わせて臨機応変に使い分けが
できる(最適化できる)人・・・
打ち手をたくさん用意していて、どんな状況が訪れても対応策を持っている人・・・
そんな人は信頼されて、必要とされるので世間的には優秀な人と認識されるのだと思います。
その領域に、勝手になるわけではなく・・・

「分類と比較」のレベルアップの継続性

がもたらす結果だということです。
前職では、「量は質に転化する」という言葉で教えてもらいました。
仕事量をたくさん経験する中で
「分類と比較」のレベルが上がること⇒仕事の質が上がるという意味でしょうね~

私の経験や今までお会いしてきた方などからこの継続をして成長できる人には3つの特徴
があると考えています。

 ①高いレベルの志・夢・使命を持って生きている
 ②素直であり・謙虚である
 ③自己責任を前提に行動している

①②③があるから、たくさんのヒト・コト・モノから学びたいと行動を起こし、あらゆるものを
吸収しようと努め、そのインプット(情報&体験)に基づいて、最終的に自分で考えて
正しい答えや判断をすることができるようになっていくのだと思います。

「分類と比較」のレベルアップこそ、人が一生やり続けるべき重要な行為だと思います。
組織マネジメントの視点で考えれば、組織内の「分類と比較」のレベルを揃えること、そして
それをレベルアップしていくこと=組織力アップなのだと思っています。

自分も更に質を高められるように日々を研ぎ澄ましていきたいですね~
ということで、言っているだけでは説得力もないので・・・
6月に10日間ほど、フランスパリに経営者の方々と研修旅行に行ってきます!!(^◇^)
もちろん、パリの教育施設(幼稚園2園)や、食、文化などいろいろ吸収してくる予定です。 

本日は長い文章になってしまいましたが、最近思っていることを整理してみました。
この作業って以外と大切なんですよね。
最後までお読みいただきありがとうございました!!

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