“幼稚園の経営を劇的に変える方法” 9月の記事より
皆さんこんばんは。雑賀です。
昨日の台風は各地でかなりの猛威をふるったようですね。
皆さん大丈夫でしたか??
渋谷の道玄坂の街路樹が折れてタクシーを押しつぶしていた映像が衝撃的
でしたが、今日現場の前を通ったらすっかり元通りでしたよ。
実は、昨日はもともと名古屋出張の予定だったのですが、さすがに新幹線も
ストップしていたので、キャンセルとなりました。
突然、スケジュールが空いたので、本を読んだり、書類を整理したり・・・
そして、今日は2年間書き続けてきた、連載原稿のラスト原稿を書き上げました!!
本日書き上げた原稿は、購読者には11月にリリースされる予定です。
長いようであっと言う間でしたが、いざ最終となると感慨深いですね。
そして、2月末の出版に向けて、これから編集調整に入りたいと思っています。
ということで、本日は、毎月恒例の連載記事紹介です。
9月に購読園に配布された記事の内容をご紹介。
9月の記事タイトルは・・・幼稚園マネジメントの基礎⑨
「人材教育システム②」 「人材教育システム③」
~思いを共有し、カタチにできる人を育てましょう!!~
前回、カテゴリー別教育プログラムの5つについて整理しました。
①「園の理念・ビジョンへの理解と共感」については、その他4つのカテゴリーテーマの
基盤になるので、最も重要だと認識するべきです。
私は、以前お伝えした「理念ハンドブック」「カルチャーブック」などの小冊子を作成することを
お薦めしています。これらをプロジェクトメンバーで作成するプロセスこそが教育プログラムであり、
園の考えや思いを理解し共感する重要な時間になるのです。
そして、その内容を年度末および年度初めの「経営方針発表会」や日々の朝礼唱和などで
共有することで更に全体への理解促進を図っていきます。
しかしそれだけではまだ十分ではありません。
組織の日々の活動の中で園が大切にしていることを考えて行動する習慣を作り上げることが
最も重要な教育プログラムとなるからです。
ある園で効果的に機能している事例を紹介しましょう。
教職員の中からビジョン浸透委員を選出していただきます。
そのメンバーを中心に、ハンドブックで整理されている教職員の行動指針と子ども達に対する
教育目標を、一つずつ「今月の強化テーマ」として設定し、各人にそのテーマを意識させて、
より高いレベルで実現するように促します。
例えば、今月の行動指針強化テーマは「チームワークを大切にする」、教育目標強化テーマは
「人の話をちゃんと聞ける子を育てる」・・・といったふうに。
そして、月初に上記の各テーマについて発表し、各学年やチーム単位でチームワークを大切に
するとはどういうことか、お互いどのような行動をするように心掛けるべきか・・・
子ども達が人の話を聞ける状態を作り出すためには、どのようにアプローチしなければならないか・・・
などの話し合いが行われます。
そして月末に、その結果どのような良い変化やエピソードがあったのかを各人が記入用紙に
整理して全員で共有する時間を設けます。
これを1年間継続することで確実に行動指針と教育目標の実現度合いが高まることは言うまでも
ないでしょう。
つまり、意識する⇒自分で考える⇒行動する⇒検証する⇒やってよかったと実感するという
一連のプロセスを通過することで、組織や人材は継続的に成長していけるのです。
日々の活動の中にその仕組みを作ること!!
それが、思い共有し、カタチにできる人を育てるポイントとなります。
~より高いレベルの人財を育てましょう!!~
②「社会人として一流になるための教育」についてはマナー、礼儀作法、立ち居振る舞い、
身だしなみ、仕事の進め方、報告・連絡・相談、コミュニケーション術など、
あげれば切りがないですね。学生から社会人になる先生方には必須の研修となります。
悪気はないのですが、知らないことによってトラブルが起きてしまうケースが多いので、
事前のリスクヘッジの意味でも、細かいレベルでのレクチャーが必要となります。
ある園の取り組みでは、今までのクレーム報告書(なぜクレームが発生したか、
どのように対応したか、その結果どうなったか)を作成しており、それを新人さんや若手の先生の
研修でテキストとして活用しています。
どのようなことをすると、クレームにつながるかが事前にある程度頭に入っている先生と、
まったく無知の先生では、行動基準やその結果に差異がでるのは明らかですよね。
③「専門知識&教育活動のスキル習得」のプログラムは、専門性のある音楽指導や体育指導や
各園で導入している教育メソッドのスキル向上を実現するために必要となります。
基本的には外部の専門講師の力を借りて、先生方により高い知識とスキルを身につけてもらうことで
教育効果を高めていくためのプログラムですね。
注意してほしいポイントは、外部講師やパートナー会社の取り組み姿勢と園の目指す方向性が
一致しているかどうかをしっかり見極めることです。
最近は、考え方のミスマッチでトラブルが発生していたり、効果が半減していたりする相談が
増えているのも事実です。
④「リーダーシップマネジメント」については、キャリア3年目以上の先生方に必要なプログラムだと
考えています。魅力的なリーダーとは?、先輩としての自覚、後輩育成のポイントなど、
以外と各園でこの教育が不十分だと感じています。
ですから、学年リーダーや主任になってどのように後輩と関わったり、サポートしたりすれば
よいのかがわからず悩んでいる先生がすごく多いのです。
園内でキャリア別に研修内容を最適化していくことが重要となります。
若い先生にとって、先輩の中で憧れのモデルがいることはものすごく重要な成長因子となります。
ですから、憧れのリーダーを育てることは組織全体へのプラスの波及効果につながるのです。
⑤「感性や情緒の育成」について、ある園では、教職員全員で「劇団四季」を観賞したり、
コンサートを鑑賞したり、人気レストランで食事をしたり、映画を見に行ったり、旅行をしたり・・・
といった機会を共有することで先生方の感性や情緒を育む特別プログラムを導入されています。
ポイントは、「心が震える共体験!!」です。
皆さんの園では全員でどんな共体験で心を磨いていますか?
職業柄、あらゆるものへの感性を研ぎ澄まし、子どもにその感覚を体感させてあげられる力が
求められます。ぜひ、先生方の感性教育にも力を入れてほしいと思います。
という記事でした。
どんな組織でもチームでもそれを分解すれば、個の集合体になります。
やはり、個の成長があってこそ組織やチームの成長が実現されますよね~
特に最近は、「自立した個」がチームワークを発揮することによって強い組織が
できると思っています。しかし、これを実現するのも難しくなってきているようです。
トップの手腕が問われている時代ですね・・・
そんなヒントになればと、「第4回SPECIAL ONE CLUB」(9月29日開催)で、全国的に
注目されているパール幼稚園、野村良司園長の講演会が開催されます!!
現在、青森県や宮崎県や福岡県など全国各地からの参加希望をいただいております。
まだ、残席がありますので、お忙しい時期だとは思いますが、お興味ある方はぜひ
ご参加ください。(以下の連絡先まで)
皆さま明日からの3連休、充実した時間をお過ごしください!!
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第4回 SPECIAL ONE CLUB 9月29日(木)開催13:30~17:30
パール幼稚園 野村良司園長 講演会 ~ファンが生まれる幼稚園ブログ~
※スポット参加申し込み受け付け中!!(残席10席となりました)
お問い合わせ&お申込みは以下までお願い致します。
株式会社クロスライフパートナーズ(担当:野村)
TEL:03-6427-6090E‐mail:info@crosslifepartners.com
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