”幼稚園の経営を劇的に変える方法” 1月の記事より
本日は、明日から講演会の仕事で福岡~北九州(1泊2日)に出張なので、
オフィスでその下準備をしていました。
本日は、私の連載シリーズで1月に購読園に配布された記事の内容をご紹介。
新年スタート第一弾!!
昨年はマーケティングの基本的な内容でしたが、今年は幼稚園のマネジメント(組織づくり)
を中心に連載をしていきます。
1月の記事タイトルは・・・幼稚園マネジメントの基礎①
「幼稚園マネジメントの重要性」と「成功するトップの特徴」
~園の根っこを強く育てる~
「綺麗」という言葉と「美しい」という言葉はどう違うのか?
私が思っているのは、「綺麗」はカタチや見た目を伝える言葉であり、「美しい」は
それに内面や中身が伴ったときに使われる言葉だと解釈しています。
以前お伝えした保護者アンケートの総括からもわかるように・・・
「園の評判やハードでは決まらず、ソフトで決まります」
拡大解釈すれば、ハードはカタチや見た目であり、ソフトは園の内面や中身ですね。
つまり、綺麗ではあるが、美しくない幼稚園ではよい口コミや評判が地域に広がって
いかないということです。お化粧だけ上手でも、すぐに化けの皮をはがされてしまう・・・
一番評判を下げる可能性が高い園は、「施設は一流だけど、中身は三流だな・・・」と
思われている園ですね。「施設は新しくなけれど、中身は間違いない!!」と言われる園づくり
をするべきです。では中身とは??
簡単に言えば、私が伝えている”園風(えんふう)”です。
たくさんの要素が絡み合い、熟成されながら段階的に園風や組織内カルチャーは
創り上げられていきます。それでは園風を創りだしている要素は??
①園の理念やビジョン
②園の教育方針や教育目標
③教育内容や教育プログラム
④教職員の行動指針
Q1.あなたの園は、何のためにこの園を運営しているのですか?
Q2.どんな教育方針に基づいて、どのような子どもを育てることを大切にしているのですか?
Q3.そんな子どもに育てるために、どんな方法で育てているのですか?
Q4.それらを実現するためには、どんな先生が必要で、どんなことを求めていきたいですか?
まずは上記の質問にしっかり答えられるか、そうでないかが大きな分かれ道ですね。
しかし、勘違いしてはいけないのは・・・質問に答えられることが素晴らしいのではないということ。
理念や方針が組織内で浸透していて、現場第一線では働く先生たちが、誰が見ても、
その体現者になれている園こそ、素晴らしい園であり、美しい園なのです。
~組織はトップで99%決まる~
成功されている園長先生の特徴を整理すると・・・
① 人並み以上の情熱や熱い教育理念を持っている(本気で語ることができる)
② 素直に人の考えや意見を聞き入れる姿勢を持っている(受容できる)
③ 物事を前向きに捉える癖付けができている(プラス発想)
④ 常にアンテナを張って、情報収集能力が高い(好奇心旺盛、勉強好き)
⑤ 常に危機感を持っているため、現状には満足せず、更に向上しようと努めている
⑥ 自園の教職員やスタッフを大切にして感謝の気持ちが強い
⑦ 言行一致、率先垂範(あらゆる人の手本やモデルとなっている)
⑧ スピーディーな決断力と実行力を両方兼ね備えている
⑨ プレゼンテーション能力が高い(相手に自分の思いを伝えるスキルが高い)
⑩ 教職員とのコミュニケーションを上手にとっている(適切な距離感の維持)
突きつめて考えれば、
園の風土を醸成しているのはトップそのものである!!
といっても過言ではないと思います。
園のマネジメントの原点は、トップ自らが自分を見つめ直すところからスタートですね。
という記事でした。詳細についてもっと知りたい方は、連載記事をご覧いただければと思います。
(お申込みは少年写真新聞社まで)
明日は久しぶりに福岡です。
ご訪問したかったのですが、しばらくご訪問できていなかった幼稚園に・・・
(夜は小倉で飲んでいることでしょう・・・)
またその内容はブログでご紹介したいと思いますのでお楽しみに!!