誰の中にも、偉大な可能性がある!!
本日は、メッセージシリーズ第?弾とします!! 今日はこれ~
「誰の中にも偉大な可能性がある」
「誰の中にも、発掘され、磨かれることを待っている可能性がある。」
人はそれを外に探そうとする。自分の外に。自分のまわりの人に。
自分のチームの外に。自分の組織の外に。自分の社会の外に・・・
でも、目の前にある宝物に気付かない人が、どうしていまここにない宝物に
気付くことができるのだろう?
ちょっと言われたくらいでいじける人やら、
責任をとることから逃げるクセのある人やら・・・
そんな人が急増していませんか??
『自分の可能性を信じる力』
最近、幼児教育に関わる方々と語り合う中でこの力がものすごく
必要とされていることを感じずにはいられません。
その表現の仕方はいろいろあって、”自己肯定感”と言ったり、
”セルフエスティーム”と言ったり・・・
それは、育ってきた環境やまわりの人たちとの関わりの中で、培われるものでしょう。
大それたことは言えませんが、自分はどちらかと言えば、
自己否定はあまりしないほうかな~と思っています。
実は恥ずかしながらこんなきっかけがあったからなのですが・・・
ちょっと昔話をしま~す。
いとこがサッカークラブに入っていた関係で、自分も薦められてなんとなく
サッカーを始めたのが小学校2年生・・・今でも週末にはサッカーを楽しんでいます。
あらためて考えてみると、自分が一番継続していることの一つです。
私の父親は学生時代は野球部出身だったので、自分の息子にも強制的に
小学1年生までは、野球を教えてくれました。しかし・・・
素手でノックを受けさせられたり、暗くなるまでしごかれたりと・・・
つまり親父の自己満足。
それに反発して始めたサッカーもここまで続けるとは当時思ってもいませんでした。
小学校のクラブチーム時代には、比較的運動神経は悪いほうではなかったので、
最初からレギュラーチームであるAチームに入ることができました。
(当時は人数も多くAチーム、Bチームに分けられていた)
週末には必ず試合があるので、雑賀ファミリーの週末はサッカーを中心に
活動が組まれていました。
そんな小学3年生のある日、コーチから突然非情なコメント・・・
「雑賀は明日からBチームに・・・」
わけも聞かされず突然のレギュラー落ち通告に、
雑賀少年はものすごくショックだったらしく、人目もはばからず大粒の涙
(けっこう負けず嫌いな少年だっだので)・・・
今でもそのシーンは鮮明に覚えています。(あ~はずかしい)
そのシーンを少し離れた場所から見ている雑賀ファミリー。。。
家でも泣き続ける雑賀少年・・・
しかし、次の日に事件は起きた!!
雑賀少年が少し元気のない表情で学校から家に帰ると、
自宅の庭にはなんと”サッカーゴール”ができているではありませんか!!
ゴール前には親父が仁王立ちしながら、私を見て一言・・・
「さあ今日から練習だ」
(私の実家は自営で水道屋をしているので、鉄管でゴール枠をつなぎ合わせ
そこにネットを引っ掛けた簡易的なゴールを親父がいつのまにか製作していたのでした)
その日から、雑賀少年は学校から帰ってくると仕事を終えた親父に
ゴールキーパーをしてもらい、一生懸命練習しました。
その結果・・・
1年後には、チームの年末表彰式で、年間MVPと得点王をダブル受賞!!
もちろんAチームにも返り咲きとなりました。
これ嘘のような本当の話・・・当時はあまり実感していませんでしたが、
今となっては、親父に感謝ですね~。
たぶん、親父も悔しかったのだと思いますが・・・
という昔話でした。何が言いたいか?
自分の可能性を信じられるきっかけを創ってくれたのがこのエピソード
「やればできる」
「努力は絶対に裏切らない」
「頑張って練習してよかったな~」
表彰式の瞬間、本当に実感している自分がいたのです。
この体験は、自分の人生に大きな影響をもたらしていると言えます。
おおげさではなく・・・
社会人になり、20代の前半は、来る日も来る日も仕事の終わりが見えず・・・
といったハードワークでも、なんだか、
『これを乗り切れば、絶対に成長できる』という気持ちが強かったのです。
だから、乗り越えられたし、今の自分がいると思っています。
自分の可能性を信じることができる人は、
必ずこのような体験、体感をしている人ではないでしょうか。
努力して努力して乗り越えた後に、「あ~大変だったけど、頑張ってよかった!!」
と思える瞬間。これを若い時に、経験することってものすごく大切なんですよね~
スポーツでもいいし、音楽でもいいし、どんなことでもいいけれど、
『夢中になって頑張る何かが必要』なんじゃないかな~
でも、小さい頃は特に、その子が挫折したときや、悔しい思いをした時に、
まわりの人がどのようにサポートして、次への環境を創りだしてあげるか・・・
これも、大変重要な要素となるでしょう。
親であったり、先生であったり、人生の先輩たち、大人たちが
その状況をちゃんと理解して環境づくりをしていくことが重要だと思います。
それこそが愛情を持って育てるということでしょうね
昨今、愛情を持って育てることと甘やかすことを混同している人がいますが・・・
愛情を持って育てるということは、個人的な解釈ですが、
厳しく指導することもあるけれど最終的に、絶対にその子が
「頑張ってよかったな!!」と思えるステージまで導くことが
一番重要だと思います。
そうでないと、ただの厳しい人だけで終わってしまう・・・
それだけでなく、その子は「頑張っても意味ないじゃん・・・」と勘違いしてしまう。
これって罪です
その一連のプロセスを体験できた人こそ、自分を信じる力が
備わっていくのだと思います。
そういう人は、ちょっとやそっとのことではへこたれないし、逃げない・・・
だから成長する。
ということは・・・
『自分の可能性を信じることができる人は、
頑張ることは自分のためであるという思考回路を持って生きている人』
ということになりますね。
それをインプットするために教育はあるのかもしれないとさえ
思ってしまう今日この頃です。
なんだか長くなってしまいましたが、若い時の苦労は買ってでもしろ
と言いますが、苦労した結果、小さくてもいいから成功体験をしないと
意味がないですよね。
ただ苦労を強いられるだけでは・・・残念な結果になるだけでしょうね。
でも、小学3年生のときに、コーチにBチームに行け
と言われてよかった~
そうでなければ、今頃勘違い君になっている可能性ありですね~。怖い怖い・・・
明日は大阪日帰りコース。頑張りま~す