”幼稚園の経営を劇的に変える方法” 10月の記事より
10月も早いもので月末になってしまいました・・・
今年もあと2ヵ月ちょっとです。
そういえば、”幼稚園の経営を劇的に変える方法”の連載もスタートしてから
1年の月日が流れました。いろいろなご意見や反響をいただきありがとうございます。
ありがたいことに、もう1年の継続連載のご依頼をいただいたので、
また1年間、気持ちを引き締めて有益な情報提供をしていきたいと思います。
昨日は、オフィスで1月号の記事を書いていました。
今までの流れを整理するために、これまで書いてきた記事を並べてみると・・・
いつのまにか、それなりのボリュームになるものですね。
あと1年分とプラスアルファをつけたして、最終的には出版の予定となります。
自分が本を出版するなんて・・・ちょっと不思議な気分ですね。
本日は、私の連載シリーズで10月に購読園に配布された記事の内容をご紹介。
すべてをご紹介すると長くなるので、記事のポイントを抜粋します。
10月の記事タイトルは・・・幼稚園マーケティングの基礎⑧
「自園のプロモーションツールについて」
①基本的な考え方 ②作成のポイント
園のパンフレットやホームページは、多くの園に共通しているプロモーションツールです。
ということは、そのツールがあること自体が差別化の要因にはならないということです。
だから内容にこだわらないといけません。
基本的には以下の項目について、整理することが重要です。
①目的は何か(それを見た人にどんな気持ちになってもらい、どんな行動をしてほしいのか)
②ターゲットの設定(誰を対象にしているのか)
③自園の独自固有の長所は何か(他園にはない自園の魅力は何か)
④自分達たターゲットに一番伝えたいメッセージは何か(プロダクトアウトの視点)
⑤ターゲットが知りたい情報は何か(マーケットインの視点)
このポイントが整理されると、ツール作成の前準備が整ったことになります。
目的があいまいだと、全体の構成やメッセージやデザインなどもあいまいになります。
ターゲットも同様ですね。誰に何を伝えるためのツールかを明確にしましょう。
最近ではパンフレットも、未就園児保護者向け、学生向けの2つのターゲットごとに
作成する必要があります。しかし、学生用のパンフレットを作成している園はまだ少ないですね。
これからは、動画パンフレットがどんどん出てくると予想できます。
簡単に言えば、自園のCM制作ですね。
ホームページのターゲットは、基本スタイルとしては以下の3つ。
①在園児保護者②未就園児保護者③就職を希望する学生
この3者に対するメッセージや情報がわかりやすくレイアウトされ、掲載されている必要があります。
ホームページでは、鮮度感のある情報提供がポイントとなり、最新NEWSやブログなどの
更新頻度をアップすることが、重要となります。
自園の独自固有の長所は以下の4つの視点で整理してみましょう。
①人的魅力②教育的魅力③施設的魅力④その他の魅力
そして、マーケティング用語で伝えると、プロダクトアウトの視点とマーケットインの視点の
バランスを考慮する必要があります。
プロダクトアウトの視点・・・私たちは何ができるのか、そして何をしたいのか
マーケットインの視点・・・ターゲット(保護者or学生)が求めているもの(ニーズ)は何か
最近は「女性誌」などを参考にしながら紙面構成や見せ方の参考にしています。
前述した①~⑤のポイントをしっかり熟考して作り込まれている媒体だからです。
ポイントを押さえながら、最新の事例を参考にすれば、自園の各種ツールの改善方法が
もっと明確になるでしょう。ぜひトライしてみてください。
という記事でした。詳細についてもっと知りたい方は、連載記事をご覧いただければと思います。
(お申込みは少年写真新聞社まで)
経営者向けの記事なのですが、現場の先生が個人的に購読してくれているケースもあるようで・・・
勉強熱心で素晴らしいですね。ありがたいことです。
記事を書いている本人が言うのもよくないのですが、スポットでお伝えすると勘違いする方
もいらっしゃるかもしれないので・・・
パンフレットやホームページを良くしたからといって、幼稚園が劇的に変わることは
ありませんし、ましてや園児募集が急に成功することはありません・・・・
それよりも大切なことについては、これから1年間の連載内容に盛り込んでいきたいと
思っています!!よろしくお願い致します。