昨日は、コンサルティングサポートをしている幼稚園に訪問して
　
「リーダーシップ研修会」の講師を担当してきました。

2時間×3回（合計6時間）の最終回です。
対象は、主任、学年リーダークラスです。

最近、多くの園や会社の人材育成の悩みや相談に乗ることが増えてきています。 
ジェネレーションギャップによる常識のズレや、仕事へのスタンスのズレ、
若い人がすぐに辞めてしまう・・・などなど、たくさんの相談内容があります。

いろいろな原因が考えられますが、個人的に強く感じているのは
「リーダーシップ」の確立ができていないことに人材問題が起因しているケースが多い
と思っています。

マニュアルがあるからといって人材が育つというのは完全な間違いですね。
マニュアルはあるけれど、「絵に描いた餅」状態になっている組織は数知れず・・・
私がよくお伝えしているのは、

「紙のマニュアルではなく、人間がマニュアルになっている組織づくりをゴールとする」

ということです。紙のマニュアルを自慢しているようなトップは程度がよろしくないですね！！
「うちの園はマニュアル的なものはないけれど、先生すべてがマニュアルですよ」
と言えたら素敵ですね～　そこを目指したいですね。
　
「紙がマニュアルではなく、人がマニュアルになっている組織をつくる」
のが、コンサルタントとしての大切な役割だと思っています。

そこで、今重要だと思っているのが、「リーダーシップマインド＆スキルの育成」です。
年齢はあまり関係ないと思っていますが、自分がある程度の立場に立ったときに
リーダ-として何をどのように取り組む必要があるのか？？ということがあまり理解できて
いない人が多いと感じています。

それもそのはず！！　初めてその立場に立ったのに誰も教えてくれないからですね。
どうしていいかわからないで迷っている先生がとても多いです。
組織内でそのような研修や学びの機会があればいいのでしょうが、そのような体制を確立
できているところが少ないように感じています。

ですから、自分がまだ若いときに、先輩を見ていてあまり尊敬できないな～と感じていながら、
自分がそのキャリアに達したときに、その先輩と同じような人間になっているというパターン
が以外と多いのも事実なのです。現場の指導をしているとこのパターンが多いことに
驚かされます。残念なことですね～・・・

これは、まさに人材育成の悪循環で、そのような組織ほど、若くて優秀な将来有望な人材が
どんどん辞めていってしまうのです。これまた、若い先生が悪いと思ってしまう方がいるかも
しれませんが、どちらかが一方的に悪いということはまずないですね。
受け入れ側の体制やフォローが不十分なこともあるようです。
私の経験則ですが、若い先生が継続的にどんどん辞め続ける組織は、その原因の8割程度が
リーダークラスがしっかりその力を発揮できていないことが原因です。間違った立ち居振る舞いで
マネジメントをしているケースが多いですね。そこで

シンプルですが、わかりやすいのが

「憧れの先輩、尊敬できる先輩」の必要性です！！

あのような人になりたい、あの人の下で働いていると成長できそうな気がする・・・
という思いが、つらくても頑張れる原動力になるのでしょう。自分がそうでしたから！！
では優秀なリーダーとはどんなリーダーなんでしょうね？？

キーワードは「影響力」です！！

自分にとってプラスの影響力を感じる人には、人間はついていこうと思います。
しかし、あまり影響力を感じない人にはどうでしょうか？？　話もちゃんと聞かないですよね。
まあ聞いているふりをするくらいかもしれません・・・
影響力がない状態で、いくら素晴らしいことを言っていても、誰も聞いてくれないのが現実です。
自分の組織内でもポジショニングをしっかり把握することからスタートですね。

では、相手にとって影響力のある存在とはどういう人のことを指すのか？？
そうなるためには、どのような立ち居振る舞いが求められるか？？

こんなことを研修では具体的な事例なども踏まえてお伝えしています。

ということで、近い将来、
幼稚園の先生向けに「リーダーシップ塾」（仮称）として集合型の定期勉強会を
展開したいなと企画中です。

どこにいっても通用する、一目おかれる人財になっていただくための勉強会です。
今の自分よりも更に成長したい意識の高い先生たちの集まりにしたいと思っています。

ご興味ある方や、参加をご希望される方は、お問い合わせください。

また他にも今年中に、幼稚園の先生向けの大きなプロジェクトを立ち上げたいと
計画中ですので、もう少し詳細が固まってきたらお知らせします。
お楽しみに！！